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対テロ特殊部隊女人化編(13) 第二小隊捕獲

出血の影響で貧血を起し壁に寄りかかっていた。

プシュー

もたれかけていた壁がいきなり開いた・・・・

ドサッ!!

そのまま中へ倒れこみ中にいた彩少尉の隊員達に銃口を突きつけられ、囲まれてしまった・・・

「あら?他の隊員はどうしたのかしら?」

と、不思議そうな顔をして彩少尉が質問する。

「ふっ、他の隊員?何のことだ?ここには俺一人だが?もしかして他にもいると思ったのか?」

腕の傷口を抑え何もなかったかの様にごまかす。

「あ~ら~・・・・・そう~・・・・じゃあ仕方がないわね・・・・でも~困るわよ~、本当の事を言ってもらわないと、多分後で大変な事になってしまうわ・・・あなた達がね。」

片手を頬にあて困った表情をする彩少尉。そこに部下の隊員が来て彩少尉の耳元で報告をした。

「ふ~ん・・・・・そう・・・・・5名とも捕獲できたんだ・・・えっ?1名は・・・・ふ~んそうなの・・・・・ふふ・・・ま~いいんじゃない!!どうせなんだし!手当てする分省けていいじゃない。で、もうやったの?」

話し声が聞こえる様に報告を聞く彩少尉。

「え!!まだなの?・・・・ふ~ん・・・・そうなんだ~・・・まだか~・・・・ふふっ!!」

少し残念な表情をしながら口をとがらせ、こちら側をちらりと見て何か思いついたのか、笑ったかの様に思えた・・・

「おい!!5名捕獲とはいったい何なんだ、1名はって何なんだ?手当てが省けたとはどう言う事なんだ!!」

部下のことが気になり、やられたと思い、倒れながらも彩少尉を睨みながら怒鳴る。

「も~煩いわね~・・・あなたの部下はここには来ていないんでしょ?だったら関係無い事じゃないかしら?それとも~・・・何か私に言う事でもあるの?・・・・あっ!!もしかして、実はさっきまで部下と一緒にいたとか・・・・」

先程部下達を逃がした事を知っていながら、知らないフリをしながら、からかう彩少尉。

「クッ!!・・・・・・」

部下達が逃げる様子をモニタールームで見られていたと言う事を知らず、未だに相手は確証を得ていないと思っている小隊長。その為ぼろを出さない様にするには何も答えられなかった。だが部下の5人の事も心配だ!!何とかしてこの場を・・・・しかしどうやっても反撃どころか逃げる機会なんてどこにもなかった。

カツッ・カツッ・カツッ・カツッ・カツッ

消化剤と閃光弾や銃撃戦でひどい状況になった廊下に出て行き、その状況を改めて見直し、ため息をつく彩少尉。

「は~・・・・も~これ掃除するの大変なんだからね~・・・あ~あ~ここなんて黒く焦げてるし・・・・ここは撃たれて穴だらけ・・・・・まっ!!ここの後始末はやった本人がやらないといけないわね~!!・・・・・・・・そうだわ!!決めた!!うん!決めたわ!!あなた達にやってもらう事にするわ!!その方が良いわよ絶対に!!人の物を壊してそのままなんて許されないでしょ!!許されるんだったら警察なんて要らないわよね!!ふふっ!!そ~ね~♪どんな格好が良いかしらね~♪」

彩少尉の頭の中では彼らの作業の風景が想像出来ているらしく、なにやら楽しそうに周りを見ていると、

「ん????あー!!こっこのカメラ・・・・壊れてる・・・あーこっちも・・・・あーこれも・・・もーこれ高いんだからね~・・・」

焦げた壁や、小銃で撃たれた天井や壁や廊下・・・・・そしてカメラ・・・・
他にも、隠しセンサーが数台引き抜かれ御丁寧にコードまでもが引き千切られていた・・・・

「キャー!!・・・うっ嘘~・・・こっこれも・・・こっこれはまだ試作品の段階で、データー取ってないのよ!!・・・・・も~・・・絶対に許さないわ!!も~誰よ!こんな事したの・・・・も~誰?ホントに!!この作戦の一番のトップって誰?も~この代償はきっちり返してもらうわ!!も~・・・・・」

一つ一つの被害を確認するにつれ、頭を抱え何やら悲鳴の様なものを上げながら何か文句を言う牛の様になっている彩少尉であった・・・・

(つづく)

対テロ特殊部隊女人化編(12) 第二小隊捕獲

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・

交戦が一先ず収まり、応急処置をした衛生隊員に容態を聞く。

「で、どうなんだ?・・・・」

「内臓の一部を貫通しています・・・出血が止まりません・・・・・ここでの手当では・・・・・・
このままの状態ですと危険です・・・・すぐに治療できる場所に連れて行かないと・・・」

止血の為傷口を押さえる隊員・・・・

「後、あれを見て下さい。」

と指を指した先には、二箇所穴の開いたボディーアーマーがあった!!

「う、嘘だろ?何で?・・・・納入テストで近距離からのP90の5.7x28mm弾も通さなかったのに・・・・」

脱がされたボディーアーマーをみて隊員が呟いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数分間沈黙した状況が続き、

小隊長が言った。

「このままだと全員が駄目になる。田山の容態も良くない、すぐにでも施設での手当てが・・・・ここは俺が援護するから、お前達は地上に出て救助を呼び田山を助けてくれ・・・、今ならまだ間に合うはずだ!!」

「ですが・・・・」

「俺は足をやられているから逃げることは出来ん・・・・頼む・・・!!」

「・・・・分かりました・・・・・・・・これを置いてきます・・・・」

と言って、小銃と弾倉を置いて、拳銃に持ち変え、一人が通信手を背負い、一人が前方に、もう一人が後方、残りの一人(狙撃手)は通信手を背負っている横に付き警戒を・・・・

「これを撃ったら一気に来た道を戻れ・・・いいな!!」

部下に言い、廊下に設置してあった消火器のホースとハンドル部分を取り除き転がせるようにして、攻撃された方に消火器を転がした。ある程度の距離まで転がったところで、それを撃った!!

パン!!・・・・・・・キン!!

消火器に穴が開き、回転しながら中に入っている消化剤がシュルシュルシュルシュルと音をたて一気に巻き散らかされた。

同時に、来た道の方へ隊員達は走っていった・・・・
その様子をモニターで見られているとは知らずに・・・・・

・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、これからどうしようか・・・・

ますは消化剤が落ち着いたところに閃光弾と残りの小銃で威嚇射撃・・・・

その後は・・・・・

まさかこのボディーアーマーのプレートが全く約にたたないとは・・・
あの距離からの攻撃で貫通する火器は、いったいなんだ・・・
後、数分は過ごせるが・・・・

(つづく)

対テロ特殊部隊女人化編(11) 第二小隊捕獲

ある一室では、侵入してきた隊員をモニターで監視している彩少尉の姿が・・・

「彩少尉、報告します。今、突入してきた部隊ですが、今回もトラップに気づかれたみたいです!!しかも、あの部屋に運んでいる隊員の姿を確認されたみたいです。」

少し慌てた様子で、報告にきた、彩の小隊である第二小隊隊員。

「ふ~ん、そ~みたいね・・・あ~ぁ・・・・引っかからなかったんだ~・・・一度試してみたかったんだよね~トリモチ爆弾、この前の実験で像を1頭捕える事が出来たから、人間の集団に使ったらどれぐらいの効果があるのか見たかったけどな~・・・仕方がないか~・・・もう少し設置方法考えないとね!!そろそろ捕獲しないとね!ミルダを急かしたんだから・・・」

「さっさとやっちゃいましょ~!!」

と、言うと部下達はさっと消えていった・・・

「さ~て、どんな反応してくれるのかな~・・・」


ここがこうで、このダクトから・・・・と色々考えている・・・・
先程から、何か様子というか空気が変わった様な気がしてならない。
あたりをもう一度確認すると、あるカメラに気が付く・・・

小型カメラのようなレンズが付いており、一定の間隔で左右上下に動いていた・・・

しまった!!・・・・・・
今まで死んでいたと思われたカメラまでもが生き返っていた。・・・・
下の階にいる隊長達にも早く知らさなければ・・・・危険だ!!・・・・・

「通信手、至急第一小隊に連絡!!カメラに注意と!!」

慌てた様子で通信手を呼びつける。

「了解!!」

有線電話のハンドルを回し、相手側のベルを鳴らそうとした時

ヒューン・・・・・ペチッ・ペチッ・・・ヒューン・・・・

と硬い物がボディーアーマーに当たった音と銃弾が空を裂く音がしたと同時に
通信手が倒れた。

「全員柱の柱の影に隠れ応戦!!サプレッサー付の小銃で狙われているぞ!!」

攻撃されたと判断し、即座に柱の影に隠れ応戦する。

パパパパパパーン パパパパパパーン パパパパパパーン パパパパパパパーン

「全員大丈夫か?異常は???」

と、隊員を確認し辺りを見渡すと、腹を押さえ込んで倒れている通信手を目にした。

「すまん、援護を頼む!!田山(通信手)を助ける!!衛生準備を頼む!!」

安全な場所で手当てをするため、近くにいた隊員に援護射撃を頼み腰を低くした姿勢で通信手のところまで行き、サスペンダーを引きずりながら柱の裏側に隠れた。

「田山!!大丈夫か?」

「・・・・す、すみません・・・・ま、ま・・・さ・・・・か・・・・・・・」

「おい!!聞こえるか?気を抜くんじゃないぞ!!村杉(衛生担当隊員)処置を頼む!!」

手当てをする為、衛生隊員と入れ替わる。

(つづく)

対テロ特殊部隊女人化編(10) 第二小隊捕獲

「小隊長、おかしいですどうやっても通信が出来ません!!」

「そっか~・・・・ん~・・・・よし!!一度有線で連絡してみろ!!」

切り替えを命令し、他の隊員達と同様、警戒に当たる。

「ん???」

と、先程の隊員の報告の場所で何かが動いた様に思えた。
その場所をもう一度確認する為、手持ちの暗視スコープを使って注意しながら見た・・・・・
すると、人が何かを担いでいる影が見えた。

狙撃手に正確な状況を確認してもらう為、狙撃手を呼び、確認させると・・・・・

「・・・・・・・・・人を担いでいます。・・・・・しかも、担がれているのは・・・・・
外で警戒に当たっていた小隊の隊員です!!」

冷静であった隊員達の間にも不安の空気が流れ始めた・・・

「本当にうちの隊の隊員なのか?確証は?」

警戒をしながら小隊長は狙撃手に聞きなおす。

「・・・・あの戦闘服の左腕の部隊章が自分らと同じです・・・・・・」

「一体・・・誰が・・・何の為に・・・・?」

「運んでいるのが何者かは分からないか?確認してくれ・・・・」

「了解!!」

・・・・・

目を細め光学スコープを覗き込む狙撃手

「髪が長い・・・・・女性のような気がします・・・しかも、変わった装備をして・・・・・
あっ!!あれは作戦会議の資料であった例の事件の手配中の組織が着用していた戦闘服です!!」

その言葉を聞き、他の隊員達が

「小隊長、このままでは仲間が!!援護してください、我々が突撃します。」

特警隊の悲劇を知っている隊員たち、まさかとは思っていたがこの先の予想が付いた隊員達はすぐさま行動に出ようとしが・・・小隊長が隊員のサスペンダーを引っ張り止める。

「おい!!バカか!!よく、あの部分をよく見ろ!!廊下の途中途中を・・・・
落ち着いてから行動をとれ!!個人、個人で行動している訳ではないんだぞ!!」

はっとなり、隊員達は一斉にその部分を見る。

!!!!

この状況をしっていたかと想像ができるぐらい、用意周到に、廊下にはご丁寧にワイヤートラップが・・・ただ、所々にセンサーみたいな物が壊れているが・・・

「まずはどこに連れられているのか、あの先はどうなっているのかを知る必要がある。図面を!!」

と、通信手に手をだすと、いつ会話に入って通信の状況を言い出そうか困っていた通信手が目に入った・・・

「どうした?」

「上との連絡が取れません・・・やはり・・・ですか・・・。」

と言いながら、図面を渡し、警戒に入った。

今現在がここで・・・あの場所がここなら・・・ここは・・・・階段になっているな!!
そうか~、電気を止められてエレベーターが使えないのだな!!

と頭のなかで言いながら、これならいけると作戦を考えるが、ふと、疑問が・・・

しかし、普通これぐらいの組織なら建物の停電時に使用できる発電装置があっても良いぐらいではないか?・・・・・そう言えば、先程から気になるのが所々にある隠しカメラだ・・・・死んでいると思っていた電源が生き返ってるみたいだ・・・・
おかしい?何かがおかしい・・・・・・電源が生き返ったのなら何故エレベーターを使わない?わざわざ担いで階段を使わなくても・・・・・我々が侵入してきた事も分かっているだろうし・・・・何故危険が増すような事を・・・・・・他に建物内に莫大な電気を必要としている場所があるのか?・・・・・考えれば考えるだけ疑問が湧き出てくる・・・・

(つづく)

対テロ特殊部隊女人化編(9) 第二小隊捕獲

そして、建物に突入した部隊はどうなったのか・・・・

(第二小隊、捕獲)

「マル・マル マル・ニイ、地下5階フロアー、クリアー、オクレこれよりさらに地下階層へ進入する。」

「マル・ニイこちらマル・マル、地下5階フロアー、クリアー、地下層進入 了」

第二小隊と本部とのやり取りがされる。

クリアーをした場所としてない場所を区分けする為、特殊な塗料の入ったボールを投げ込みながら奥へ入っていく。
(防犯ボールみたいな物で、床に叩きつけると簡単に割れ、無色透明で普通では見えないが暗視ゴーグルで見れば確認できる塗料)

さらに地下へ進むと、無線の音声が・・・

「マル・・・ マル・・・・・の報・・クレ・・・」

「マル・・・ マル・・・状況・・告・・・レ」

途切れ途切れになる音声しかも、肝心の呼び出し番号が聞こえなかった。

「ん?」

またか~・・・・・あそこの物は、特にこの手の物は値段は良いが、性能がな~・・・・は~故障か~・・・と思い、無線機の故障と判断し通信手が小隊長に報告する。
(今回の突入に使用している無線装置は、各ポイントポイントに設置しながら進んでいて、絶対に遮断する事は一切ないという保障付の防衛技術班の力作で、しかもその装置は非常に小さく見つかる可能性も無い為、まさか妨害されているとは思いもよらなかった。)

「小隊長、無線機の調子が悪いので、少し調整し様子を見るため時間を下さい。」

「・・・またか~・・・・たっく~こんな肝心な時に~・・・・よし!!わかった、すぐ直してくれ!!他者は周囲の警戒、かかれ!!」

「了解」

無線機の修理にかかる通信手、その周りを警戒する隊員達、

「ん????」

一人の隊員が人影らしき物を発見する。

「小隊長」

警戒をしながら小隊長を呼び小声で報告する。

「前方約50、入り口と思われる付近、人影らしき物、確認!!」

「本当か?暗視ゴーグルで見たから見間違えではないか?現在の反応は?」

「現在、反応ありません!!・・・」

と、その場所を特に注意して見る。

「各自の警戒範囲内で異常確認をした者はいるか?」

他の隊員達にも異常の有無を聞くが、その他の異常の返答はなかった。

(つづく)
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Author:0たか0
注意R-18です。
鏡(IF)の世界のお話へようこそ!
管理人の0たか0です。
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またまた、それに感化させられて自分自身で書いた小説を載せています。

(注意)このブログは成人向けの内容が入っていますので、
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