バレンタインデーの特性チョコはいかが?(1)
バレンタインデーの特性チョコはいかが?
「あっ、あの~・・・」
「はい?」
仕事帰り道を歩いていると、いつも見かける彼女がモジモジと恥ずかしそうに声をかけてきた・・・そして・・・
「これ・・・貰って下さい・・・」
そう言い、彼女は包装されたリボンが付いた箱を差し出した・・・
「えっ?こ、これって・・・もっ、もしかして・・・」
突然手渡されたチョコに驚く自分・・・
「は、はい・・・む、昔から・・・あ、あの・・・き、気になってて・・・
そ、その・・・わっ、私・・・一生懸命作ったの・・・だ、だから・・・そ、その・・・へ、返事は・・・また今度で良いから・・・た、食べてください・・・」
そう言うと、顔を真っ赤にして走って行ってしまった・・・
「えっ・・・ま、マジ・・・???・・・・こ、これって・・・バ、バレンタインチョコだよな・・・って、事は・・・えっ?こ、こ、告白された???う、嘘だろ~!!!!・・・あ、あの子に・・・じ、自分・・・告白された~!」
大声で叫んで、身体で大喜びの表現をしたいが、周りの一目を気にして心の中ではしゃいで帰宅した・・・
「あ、お兄ちゃん!お帰り~!」
「お!妹よ・・・今日はまた一段と美人だよな・・・」
「は、はぁ~?な、な、な、何・・・言ってんの?ははん~・・・そっかぁ~もしかして・・・私からのチョコ・・・期待しているんでしょ~?」
「ん?ははは~!何を言ってんのだね?兄が妹からチョコを期待するなんて・・・そんな事・・・有る訳無いじゃないか~!はっはっは~」
「な、な、なに言ってんの?気持ちわるっ!!ま、まさか・・・じ、じゃあ・・・も、もしかして・・・その態度は・・・喜び???」
驚いた表情で兄を見る妹
「ふっふっふっ~これが見えんか~!」
と、鞄から先程貰ったチョコを取り出し妹に見せびらかす・・・
「うっ・・・ま、ま、眩しい・・・そ、そんなぁ~・・・眩しすぎる~!!!!」
「ふっふっふっ~って言う事だ・・・さて・・・誰かさんと違って、手作りと言っていたから、美味しいだろうな~♪」
ルンルン気分で妹の横を素通りし廊下を歩いて行く・・・
「そ、そんな・・・そんな事・・・あ、有る訳無い・・・お、お兄ちゃんに限って・・・わ、私を捨てるなんて・・・そ、そんな事・・・そ、それに・・・毎年・・・私も手作りなんだよ・・・グズン・・・」
廊下に倒れこみ、目に涙をためのの字を書く妹・・・
「フフフ・・・あんな、お兄ちゃんなんて・・・いらない・・・彼女がいるお兄ちゃんなんて・・・いつものお兄ちゃんにするべく・・・絶対に引き離さないと!!フフフ・・・こうなったら彼女に嫌われる様に・・・」
握りこぶしを強く握って分かれさせるプランを想像する・・・
「そうだわ・・・まずは電話で・・・うっ!!!って・・・彼女って・・・・・誰???電話番号・・・分かんないと駄目じゃん!!!!」
第一プラン失敗!!
「ん~・・・フフフ・・・そうだ!!!あの試薬を使えば・・・これで私だけの・・・フフフ・・・フフフ・・・」
第二プラン実行!!
コン、コン!!
「ねぇ~、お兄ちゃ~ん!晩御飯出来たから一緒に食べようよ~!」
いつもより優しく声をかけてくる妹・・・
妹と二人で暮らしている為、食事の当番は一週間ごとに交代しているが・・・
仕事が忙しく、殆ど妹が交代せずに作ってくれている・・・
「ん?も、もうこんな時間か~・・・じゃあ・・・行くよ!」
ドタドタドタ・・・・
「お!!美味しそうじゃないか~」
夕食を見て言うと・・・
「美味しそうじゃない!!美味しいの!!さっ!食べよ!!」
「ああ・・・」
「いっただきま~す!」
「いっただきま~す!」
二人して食事を・・・
「お!!美味しい!!ん?どうした?」
妹がニコニコと食べている様子を見ている・・・
「え?なんでもないよ~!」
「そ、そうか・・・なら・・・」
妹の異変を全く気にせずに食べた・・・
そして、時間が過ぎ・・・就寝・・・
「ぐう!!うっ!!ううううう・・・・はぁ~はぁ~はぁ~・・・・うぐっ!!」
突然夜中に、身体が熱くなり、呼吸も苦しくなり・・・汗だくになって・・・もがき苦しむ・・・
「う・・・うううう・・・も、もう朝・・・」
気が付くと朝だった・・・
続く
「あっ、あの~・・・」
「はい?」
仕事帰り道を歩いていると、いつも見かける彼女がモジモジと恥ずかしそうに声をかけてきた・・・そして・・・
「これ・・・貰って下さい・・・」
そう言い、彼女は包装されたリボンが付いた箱を差し出した・・・
「えっ?こ、これって・・・もっ、もしかして・・・」
突然手渡されたチョコに驚く自分・・・
「は、はい・・・む、昔から・・・あ、あの・・・き、気になってて・・・
そ、その・・・わっ、私・・・一生懸命作ったの・・・だ、だから・・・そ、その・・・へ、返事は・・・また今度で良いから・・・た、食べてください・・・」
そう言うと、顔を真っ赤にして走って行ってしまった・・・
「えっ・・・ま、マジ・・・???・・・・こ、これって・・・バ、バレンタインチョコだよな・・・って、事は・・・えっ?こ、こ、告白された???う、嘘だろ~!!!!・・・あ、あの子に・・・じ、自分・・・告白された~!」
大声で叫んで、身体で大喜びの表現をしたいが、周りの一目を気にして心の中ではしゃいで帰宅した・・・
「あ、お兄ちゃん!お帰り~!」
「お!妹よ・・・今日はまた一段と美人だよな・・・」
「は、はぁ~?な、な、な、何・・・言ってんの?ははん~・・・そっかぁ~もしかして・・・私からのチョコ・・・期待しているんでしょ~?」
「ん?ははは~!何を言ってんのだね?兄が妹からチョコを期待するなんて・・・そんな事・・・有る訳無いじゃないか~!はっはっは~」
「な、な、なに言ってんの?気持ちわるっ!!ま、まさか・・・じ、じゃあ・・・も、もしかして・・・その態度は・・・喜び???」
驚いた表情で兄を見る妹
「ふっふっふっ~これが見えんか~!」
と、鞄から先程貰ったチョコを取り出し妹に見せびらかす・・・
「うっ・・・ま、ま、眩しい・・・そ、そんなぁ~・・・眩しすぎる~!!!!」
「ふっふっふっ~って言う事だ・・・さて・・・誰かさんと違って、手作りと言っていたから、美味しいだろうな~♪」
ルンルン気分で妹の横を素通りし廊下を歩いて行く・・・
「そ、そんな・・・そんな事・・・あ、有る訳無い・・・お、お兄ちゃんに限って・・・わ、私を捨てるなんて・・・そ、そんな事・・・そ、それに・・・毎年・・・私も手作りなんだよ・・・グズン・・・」
廊下に倒れこみ、目に涙をためのの字を書く妹・・・
「フフフ・・・あんな、お兄ちゃんなんて・・・いらない・・・彼女がいるお兄ちゃんなんて・・・いつものお兄ちゃんにするべく・・・絶対に引き離さないと!!フフフ・・・こうなったら彼女に嫌われる様に・・・」
握りこぶしを強く握って分かれさせるプランを想像する・・・
「そうだわ・・・まずは電話で・・・うっ!!!って・・・彼女って・・・・・誰???電話番号・・・分かんないと駄目じゃん!!!!」
第一プラン失敗!!
「ん~・・・フフフ・・・そうだ!!!あの試薬を使えば・・・これで私だけの・・・フフフ・・・フフフ・・・」
第二プラン実行!!
コン、コン!!
「ねぇ~、お兄ちゃ~ん!晩御飯出来たから一緒に食べようよ~!」
いつもより優しく声をかけてくる妹・・・
妹と二人で暮らしている為、食事の当番は一週間ごとに交代しているが・・・
仕事が忙しく、殆ど妹が交代せずに作ってくれている・・・
「ん?も、もうこんな時間か~・・・じゃあ・・・行くよ!」
ドタドタドタ・・・・
「お!!美味しそうじゃないか~」
夕食を見て言うと・・・
「美味しそうじゃない!!美味しいの!!さっ!食べよ!!」
「ああ・・・」
「いっただきま~す!」
「いっただきま~す!」
二人して食事を・・・
「お!!美味しい!!ん?どうした?」
妹がニコニコと食べている様子を見ている・・・
「え?なんでもないよ~!」
「そ、そうか・・・なら・・・」
妹の異変を全く気にせずに食べた・・・
そして、時間が過ぎ・・・就寝・・・
「ぐう!!うっ!!ううううう・・・・はぁ~はぁ~はぁ~・・・・うぐっ!!」
突然夜中に、身体が熱くなり、呼吸も苦しくなり・・・汗だくになって・・・もがき苦しむ・・・
「う・・・うううう・・・も、もう朝・・・」
気が付くと朝だった・・・
続く