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8000ヒット達成記念小説!!(1)

3人の友情

「ねえ、ねえ・・・今日・・・帰りに・・・あそこ・・・寄ってかない?」
「え~・・・あそこでしょ~・・・危ないし・・・あそこ・・・例の事件があった場所でしょ~・・・」
「大丈夫だって・・・事件て言ったって~・・・本当にあったんじゃなくて、本当は、誰かの悪戯だって・・・」
「でも・・・人がミイラ化して死んでたんでしょ~・・・」
「ふふっ!あれも人形だって言う噂よ・・・・もう本当にミカは何でも信じちゃうんだから・・・」
「だっ、だって~・・・私・・・そういう話・・・あっ!!べっ、別に・・・こ、怖くないんだから!!」
「ふふっ!大丈夫だって・・・この前見にいったんだけど・・・普通のお部屋だったよ・・・壁の絵とかは外されてたけど・・・綺麗だったよ!壁に飛び散った血なんて無かったし・・・」
「ほ、ほんと?」
「うん!ほんと!!」
「う、う~ん~~~~~どうしようかな~・・・・・今日は帰りに久し振りに限定パフェ食べに行こうと思ってたんだけど~・・・ね、ねえ~・・・カヨも行くでしょ~?」
「ごっめ~ん・・・今日はダメなんだ・・・・」
「え~~~~~何でよ~!!」

(な、何でこんな時に行けないのよ~!!空気読んでよ~!!)

「本当は、バイト休みだったんだけど・・・店長から電話があって・・・・」
「え~~~~~~!!行けないんだ~・・・・あ~~~せっかく3人で行けると思ったのに~・・・・」

(何でバイトなのよ~!!!ちっ!こ、今度あの店長・・・イジメてやる~!!)

肩を落とし残念がっているミカの後ろからアキが抱きつき、

「ふっふっふ~・・・残念だったわねぇ~・・・・と言うことで、今日は例の屋敷の見学ね!!」
「え~~~~~~!!!!!で、でも~・・・・」
「しょうがないな~・・・じゃあ、見に行った帰りに行けばいいわね!」
「う、う~ん~・・・わ、分かったわよ~・・・・行けばいいんでしょ!行けば・・・で、でも・・・」
「ん?でも・・・?なに?」
「う~~~~な、なんでもないわよ!そ、そんな場所・・・怖くないわ!!私は・・・アキ一人で行くのは危険だから・・・着いていってあげるだけだからね!!」
「はい、はい・・・着いて来るだけで良いよ・・・じゃあ行くよ!」
「で、でも・・・一人にしないでね!じゃ、じゃあね!カヨ!また明日ね・・・」
「え、ええ・・・」

(かわいそ~・・・ミカ・・・顔色悪くなってるわ~・・・あの強がりの性格・・・損してるわよ・・・ほら・・・今でも・・・目の下・・・ヒクヒクしてるし・・・)

そして、気になっていた裏山の屋敷を学校の帰りにアキとミカの二人で見に行く事に・・・
そこでアキが興味本意で扉のノブを回すと・・・

カチャリ・・・・
ギィィィィィ~~~~~~

(えっ?うっそ~!!)

開いてしまった・・・

「ねえ、ねえ・・・」
ひっ!!お、脅かさないでよ!!で、何よ?」
「何かわかんないけど、この扉、開いてるよ!」
「えっ!!」

ミカが扉の前に行きノブを回して確かめる・・・

カチャリ・・・・
ギィィィィィ~~~~~~

「えっ・・・ほ、ほんと・・・開いてるわね・・・」
「ねえ・・・中に入ってみない?」
「えっ!!!!そ、それはまずいわよ~!」
「大丈夫だって~!」
「で、でも~・・・・」
「大丈夫!大丈夫!ここはもう誰も住んでいないし、市が半年前に買い取って、来月には取り壊しして、公園にするって言ってたし・・・」
「で、でも~何か落ちてきたり倒れたりして怪我しても・・・そ、それに・・・ほ、ほら・・・ゆ、床の所々に穴が・・・た、多分、床板が腐って穴が開いてしまったのよ・・・私達が中に入って床が抜けたりしたら~・・・
そ、それに、限定パフェがもうそろそろ売り切れになるわ・・・」
「ふ~ん・・・色んな事言ってこの屋敷内に入るのを止めさせようとしているけど~・・・本当は怖いんでしょ~」
「うっ!えっ?そ、そんな事・・・な、ないわよ・・・」
「ほんと~?正直に言えば納得して帰るけど~・・・」

不適な笑みをして顔を覗き込む

「うっ・・・わ、分かったわよ・・・」
「何が分かったの?」
「も~意地悪ね!」
「フフフ・・・じゃ~パフェ食べに行きましょ!ミカちゃんのおごりで!」
「え~!!そ、そんな~」
「だったら~・・・・中に入る?」
「うっ!・・・そ、それは~・・・・も~分かったわよ~!」

二人が屋敷から離れようとした時、急に雲行きが悪くなり・・・

ピカッ!
ゴロゴロゴロ・・・・
ピカッ!
ゴロゴロゴロ~
ズシャーン!!
ザザザー・・・・

落雷と共に大雨が降ってきて・・・

「うわ~・・・これじゃ~帰れないね~・・・」
「う、うん・・・」
「すぐに止むと思うから、少しだけ、入口に入って雨宿りしてかない?」
「えっ!!!な、中に入るの?」
「うん!ここだと~・・・・」

ピカッ!
ズシャーン!

「きゃっ!!・・・・そ、その方が良いみたいね・・・」

そう言って二人は古びた屋敷の中に入って行った・・・

ガチャッ!
ギィィィ~~

暗いので携帯の明かりを便りに中を見る

「外から見るより・・・結構中は暗いのね~・・・あ!!カヨ!!そ、そんなに中に行かないでよ!!」
「ふふふ・・・大丈夫だってば~!!」
「で、でも~・・・・」

すると、奥の方に入って言ったカヨが、蝋燭を見つけ・・・
真ん中にあるテーブルにマッチも見つけた・・・

「よしよし・・・これで明るく・・・ミカ~!ちょっとそこで待っていてね~!蝋燭つけるから~」

蝋燭に火を燈し、テーブルや壁にある蝋燭たてに挿して行き、部屋を明るくすると・・・

「きゃぁぁぁ!!!!」

入口で待っていたミカちゃんが青ざめた顔で腰を抜かし、私の後ろの壁を指差し震えている

「ど、どうしたのよ~!びっくりするじゃないのよ~」!
「あ、あ、あれ・・・」

そして、横を向きまた驚く!
お尻を床に付けながら、震える足で床を押しながら後ろに下がる・・・

「いや、いや、いや、いや、いや・・・」

首を左右に振りながら部屋の奥に進んで行ってしまう・・・
言われた通り、後ろと横の壁を見ると・・・

「きゃっ!な、何あれ・・・な、なによこれ・・・なんで・・・あ、あの噂は本当だったの?さっきまで綺麗だった壁が・・・何で?こ、これ・・・本当の血なの?」

後ろを振り向き、ミカちゃんを見ると、震えながら少しずつ奥の方へ進んでいた・・・

「ミカちゃん・・・早くこの屋敷から出よ!」
「いやいやいやいやいやいや・・・」

首を左右に振り、恐怖のあまり聞こえていない

「あっ!!ミカちゃん!ダメ!それ以上下がっちゃー!」
「いやいやいやいやいやいや・・・・えっ?」

ミシミシ・・・ベキッ!

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~!!!!

ドン!

「う、うそ・・・」

慌てて、ミカちゃんが落ちた穴に向かい覗き込む・・・

「ミ、ミカちゃ~ん!ミカちゃ~ん!ミカちゃ~ん!」

・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・

すると

「ミ、ミカちゃ~ん!ミカちゃ~ん!ミカちゃ~ん!」

と自分の声が返って来るのみだった・・・

「ど、どうしよう・・・ミカちゃんが・・・」
「ど、どうしよう・・・」

と穴を覗いていると、自分の回りの床が、

メシメシ・・・ミシッ!ミシッ!ミシミシ・・・
ベキッ!

「えっ?・・・・・・・きゃぁぁぁ~・・・・・」

ドサッ!

「いったたたた~・・・・こっここは・・・どこ?」

辺りは真っ暗で何も見えなかった・・・
手探りであたりに何かあるか探していると、四角い硬い物と、生暖かい液体と柔らかい物に触れた・・・

(あ!こ、これは・・・なに?あれ・・・?この形・・・携帯・・・?そ、それに・・・な、なに?この感触は・・・・)

携帯らしきものを拾い開いてみる・・・
すると、液晶画面が開き少しだけ辺りを照らした・・・
先程の分からない感触のした場所を照らすと・・・

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~・・・そ、そんな・・・う、うそ・・・嘘よ!!な、何でよ!!」

パニックになって手に持ていた携帯を投げ捨てて四つんばいになって逃げた・・・

・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

続く

80000ヒット達成記念小説!!(2)

どれだけったったのか・・・一体ここは何処なのか・・・検討も付かない・・・
そして、落ち着こうと座っていると・・・

「フフフ・・・み~つけた・・・」

雰囲気の変わったミカちゃんが目の前に立っていた・・・

「えっ?な、なんで???な、何で・・・いるの???こ、来ないで!!来ないでよ!!い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」

必死で逃げる・・・しかし直ぐ後ろには死んだはずのミカが追いかけて・・・

「ねぇ~・・・カヨ・・・何で逃げるの?何でなの?」
「いや!こ、来ないでよ!!来ないで!!」
「フフフ・・・そんなに急いで何処行くのよ~!!」
「いや~~~~!!きゃっ!!」

バタッ!!

何かに躓き転んでしまった・・・
そして、後ろを振り向くと、青白い顔のミカが・・・

「フフフ・・・やっと追いついた・・・こんな身体にした責任・・・・取ってくれるわよね・・・・」
「こ、こんな身体って・・・?」
「フフフ・・・分からないの?首の骨が折れて、内蔵が破裂し、心臓が止まったの・・・」
「な、何言ってんのよ!そ、そんなんだったら、し、死んでるじゃない・・・そ、それに・・・さっきのは・・・・」
「フフフ・・・そうね・・・死んでる・・・当たってるかも・・・しれないわね・・・」
「そ、そうでしょ~だ、だって・・・さ、さっきも・・・し、死んでたら・・・は、話す事も、う、動く事も・・・で、出来ないわよ・・・」
「フフフ・・・そうね・・・さっきまで・・・そうだったのよ・・・痛かった、苦しかった・・・それに・・・カヨ・・・私置いて逃げちゃうんですもの・・・・寂しかったわ~・・・・でも・・・そんな時、伯爵様が来て私を救ってくれたの・・・たがら、今こうして・・・
ふふっ!!そうだ・・・ねぇ~喉が渇いたわ~・・・・フフフ・・・・ねぇ~・・・カヨ~・・・私達・・・親友よね?」
「えっ?」
「親友だったら・・・・私の言うお願い・・・・聞いてくれるわよね?」
「え、ええ・・・」
と、答えた瞬間、ミカちゃんの目が紅く怪しく光り・・・

「えっ?え、え、え????」

ほんわりとした感覚になって、
親友のミカちゃんのお願いを聞かないといけないと思いはじめ・・・

「あっ・・・そ、・・・そう・・・口が・・・渇いたんだ・・・そう・・・な、なら・・・・は・・・はい・・・ど・・・どうぞ・・・」

ゆっくりと近づき、首が出せる様に、襟を緩め・・・
抱き着く・・・

「い、痛く・・・・しないでね・・・・ミカ・・・・」
「フフフ・・・大丈夫よ・・・物凄い快感・・・味合わせてあげるわ・・・」
「ほ、ほんと・・・・」
「ええ・・・・」

するとミカちゃんは、口を首に近づけ舌で舐めはじめた・・・

ペチャッ!ペチャッ!!ペチャッ!!!

「ふあっ!!」

ペチャッ!ペチャッ!!ペチャッ!!!

「ふっ!あ、あんっ!あああ~ん・・・・も、もっと・・・」
「フフフ・・・そろそろ良い頃ね・・・」
「ふふぇ?良い頃???」

そして・・・
カプ!
チクッ!

「あふっ!」

チューチューチューチュー

「あふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・」

物凄い感覚がして、思わず声が出てしまった・・・そして次第に、頭がふらふらし、身体が重く・・・・首から下の感覚が無くなって・・・噛まれた首筋だけが熱く感じて・・・
そのまま気を失った・・・

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

目が覚めると、異常なまでに口が渇いて、苦しかた・・・

「な、何するんだよ!やっ、止めてくれ!あんたとカヨが、やりたいって言うから来てやったのに・・・なんだこの扱いは!!い、いたい!は、離せ!この化け物!」

男の首を片腕で持ち上げてこっちに歩いて来るミカ・・・

「フフフ・・・」

「ねぇ~カヨ・・・口が渇いたでしょ?飲み物持って来たわ・・・」
「フフフ・・・ええ・・・丁度欲しかったの・・・ミカと一緒に飲みたいわ・・・・」

そう言い、二人が前と後ろから男に抱きつき・・・

「う、うわ!!な、何をする!!な、何を!!!や、やめろ!!やめ・・・・ぎ、ぎゃゃゃゃゃゃゃ・・・・・・・・」


続く?
プロフィール

0たか0

Author:0たか0
注意R-18です。
鏡(IF)の世界のお話へようこそ!
管理人の0たか0です。
ここでは、お気に入りの同人作品やサイトの紹介、
またまた、それに感化させられて自分自身で書いた小説を載せています。

(注意)このブログは成人向けの内容が入っていますので、
18歳未満の方や、内容に不快感をお持ちの方は、
もうし訳ありませんが、ご遠慮させていただいています。

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