バレンタインデーの特性チョコはいかが?(4)
家の中に入り・・・茶の間で、正座して小さくなっている彼・・・
「駄目よ~正座は・・・綺麗な脚なんだから・・・曲がったらどうするの~」
「そうよ~そんなに綺麗な脚なんだから~」
先程まで火花を散らしていた二人の意見が一致した・・・
「あ!」
「え?」
驚いた表情で、二人が見つめあう・・・
「くすくす・・・」
「ふふふ・・・・」
二人そろって笑い出した・・・
「じゃあ・・・こうなったら・・・可愛くなる為に・・・」
そう言って、妹が膨らんだ紙袋を沢山持ってきて・・・
「フフフ・・・・実は・・・私も・・・持ってきたのよ・・・」
そう言うと、彼女も袋からヒラヒラの付いた可愛い洋服を取りだした・・・
二人して、洋服を手に持って近寄ってくる・・・
「ふふふ・・・さあ・・・次はこれよ・・・」
「いいえ・・・こっち・・・」
次々に強引に着替えさせられ・・・・
抵抗するが・・・
「そ、そんな服・・・嫌だよ~!!」
「あら~そうかしら~・・・」
「そ、そんな~」
無理やりに着替えさせ様とする彼女達
「嫌がらないで・・・可愛いじゃないの・・・お兄ちゃん・・・いいえ・・・お姉ちゃん・・・言う事聞いて着替えないと~・・・それに、今の体は、女の子なんだから・・・ね!フフフ・・・」
怪しい笑みをして言う妹・・・
「ふふふ・・・そうよね・・・ほら・・・着替えてよ~」
また新しいフリフリの服を持って着替えさせ様と・・・
「ねえ・・・こっちの服はどうかしら?」
「あら、それも良いわね・・・」
「これも・・・ふふふ・・・」
次第に意見が合い盛り上がって・・・
「貴女・・・思っていたより私と話が合いそうね・・・」
「ふふふ・・・そうね・・・お兄ちゃんを奪う悪いやつと思ってたけど・・・そうじゃなかったのね・・・ねえ・・・これから・・・お姉ちゃん・・・て読んでい~い?」
「ふふふ・・・いいわよ・・・私も・・・貴女の事・・・妹だと思って話して良いかしら・・・」
「うん!いいよ!お姉ちゃん・・・!!」
そして・・・
「ふふふ・・・今度はこっち・・・」
「そんな顔しちゃ~駄目!!もっと笑って!!」
「ふふふ・・・そう、そう・・・もぉ~・・・どうしてそんな顔になるの?もっと嬉しそうに・・・貴女は私達の可愛いお人形なのよ!!」
「ねえねえ・・・お姉ちゃん・・・この薬使うといいよ!」
「え?この薬?どんな効果があるの?」
「ふふふ・・・これを顔に塗るとね!・・・表情を固定できるの・・・人形みたいに・・・本人の意思で無く・・・私達で変えられるの・・・」
「ふふふ・・・いいわね~それ~・・・」
二人とも怪しい笑みをこぼし、その薬を手にして・・・
「ち、ちょっと・・・あ・・・そ、そんなの・・・塗ったら・・・あ!!」
「ふふふ・・・」
「あはははは・・・」
そして・・・生きたまま、本当の着せ替え人形扱いされる様になってしまった・・・
一年後・・・
今まで住んでいた家を売り払って新たな住居を手に入れた彼女達、
2人と一体で暮らしている・・・
「ねえ・・・こう言う、お人形さん遊びが、こんなにも楽しいなんて、思わなかったわ~アハハ・・・」
妹が嬉しそうに笑う・・・
「そうね・・・もっと、もっと、可愛い人形を増やしたいわね・・・」
「ふふっ!可愛いお人形・・・良かったね・・・お姉ちゃん・・・妹が出来るんだって!!あっ!!もうお姉ちゃんじゃ~無かったんだ~フフフ・・・」
兄として・・・いや・・・姉として・・・ではなく・・・もう、人間として扱われなくなってしまうとは・・・
椅子に腰掛けて、言われるがままの姿勢で動く事が出来ず・・・ただ、目に涙を流す事しか出来なかった・・・
数日後・・・
今では、差し出される衣服を抵抗せずに着替えさせられて、言われるままになっている自分がいた・・・
顔の表情を固定する薬は使われなくなったが、彼女達が好む表情が言われなくても出来るようになって・・・
ふと思うと、そんな事をされて嬉しく思う自分がいた・・・
「フフフ・・・・・また来年・・・新しい人形・・・作りましょうね・・・」
「フフフ・・・そうねお姉ちゃん!・・・何人に渡そうかしら~・・・特性チョコ・・・」
椅子に腰掛けた2体の着せ替え人形は、その話を聞いて嬉しそうにしていた・・・
「フフフ・・・来年・・・私達の妹が出来るのね・・・」
「早く、来年のバレンタインデーにならないかしら・・・」
冷たくなった表情の裏では、彼女達の会話を聞いて2体の人形が喜んでいた・・・
END
「駄目よ~正座は・・・綺麗な脚なんだから・・・曲がったらどうするの~」
「そうよ~そんなに綺麗な脚なんだから~」
先程まで火花を散らしていた二人の意見が一致した・・・
「あ!」
「え?」
驚いた表情で、二人が見つめあう・・・
「くすくす・・・」
「ふふふ・・・・」
二人そろって笑い出した・・・
「じゃあ・・・こうなったら・・・可愛くなる為に・・・」
そう言って、妹が膨らんだ紙袋を沢山持ってきて・・・
「フフフ・・・・実は・・・私も・・・持ってきたのよ・・・」
そう言うと、彼女も袋からヒラヒラの付いた可愛い洋服を取りだした・・・
二人して、洋服を手に持って近寄ってくる・・・
「ふふふ・・・さあ・・・次はこれよ・・・」
「いいえ・・・こっち・・・」
次々に強引に着替えさせられ・・・・
抵抗するが・・・
「そ、そんな服・・・嫌だよ~!!」
「あら~そうかしら~・・・」
「そ、そんな~」
無理やりに着替えさせ様とする彼女達
「嫌がらないで・・・可愛いじゃないの・・・お兄ちゃん・・・いいえ・・・お姉ちゃん・・・言う事聞いて着替えないと~・・・それに、今の体は、女の子なんだから・・・ね!フフフ・・・」
怪しい笑みをして言う妹・・・
「ふふふ・・・そうよね・・・ほら・・・着替えてよ~」
また新しいフリフリの服を持って着替えさせ様と・・・
「ねえ・・・こっちの服はどうかしら?」
「あら、それも良いわね・・・」
「これも・・・ふふふ・・・」
次第に意見が合い盛り上がって・・・
「貴女・・・思っていたより私と話が合いそうね・・・」
「ふふふ・・・そうね・・・お兄ちゃんを奪う悪いやつと思ってたけど・・・そうじゃなかったのね・・・ねえ・・・これから・・・お姉ちゃん・・・て読んでい~い?」
「ふふふ・・・いいわよ・・・私も・・・貴女の事・・・妹だと思って話して良いかしら・・・」
「うん!いいよ!お姉ちゃん・・・!!」
そして・・・
「ふふふ・・・今度はこっち・・・」
「そんな顔しちゃ~駄目!!もっと笑って!!」
「ふふふ・・・そう、そう・・・もぉ~・・・どうしてそんな顔になるの?もっと嬉しそうに・・・貴女は私達の可愛いお人形なのよ!!」
「ねえねえ・・・お姉ちゃん・・・この薬使うといいよ!」
「え?この薬?どんな効果があるの?」
「ふふふ・・・これを顔に塗るとね!・・・表情を固定できるの・・・人形みたいに・・・本人の意思で無く・・・私達で変えられるの・・・」
「ふふふ・・・いいわね~それ~・・・」
二人とも怪しい笑みをこぼし、その薬を手にして・・・
「ち、ちょっと・・・あ・・・そ、そんなの・・・塗ったら・・・あ!!」
「ふふふ・・・」
「あはははは・・・」
そして・・・生きたまま、本当の着せ替え人形扱いされる様になってしまった・・・
一年後・・・
今まで住んでいた家を売り払って新たな住居を手に入れた彼女達、
2人と一体で暮らしている・・・
「ねえ・・・こう言う、お人形さん遊びが、こんなにも楽しいなんて、思わなかったわ~アハハ・・・」
妹が嬉しそうに笑う・・・
「そうね・・・もっと、もっと、可愛い人形を増やしたいわね・・・」
「ふふっ!可愛いお人形・・・良かったね・・・お姉ちゃん・・・妹が出来るんだって!!あっ!!もうお姉ちゃんじゃ~無かったんだ~フフフ・・・」
兄として・・・いや・・・姉として・・・ではなく・・・もう、人間として扱われなくなってしまうとは・・・
椅子に腰掛けて、言われるがままの姿勢で動く事が出来ず・・・ただ、目に涙を流す事しか出来なかった・・・
数日後・・・
今では、差し出される衣服を抵抗せずに着替えさせられて、言われるままになっている自分がいた・・・
顔の表情を固定する薬は使われなくなったが、彼女達が好む表情が言われなくても出来るようになって・・・
ふと思うと、そんな事をされて嬉しく思う自分がいた・・・
「フフフ・・・・・また来年・・・新しい人形・・・作りましょうね・・・」
「フフフ・・・そうねお姉ちゃん!・・・何人に渡そうかしら~・・・特性チョコ・・・」
椅子に腰掛けた2体の着せ替え人形は、その話を聞いて嬉しそうにしていた・・・
「フフフ・・・来年・・・私達の妹が出来るのね・・・」
「早く、来年のバレンタインデーにならないかしら・・・」
冷たくなった表情の裏では、彼女達の会話を聞いて2体の人形が喜んでいた・・・
END