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伊集院の逆鱗に触れた河西弁護士 (16) 能力開発装置の効果は?

(うっ・・・・う~ん~・・・・・)

「うっ・・・・・・・・」

(まっ・・・・眩しい・・・・)

「うっ・・・・う~ん~・・・・・・」

目をぎゅっと瞑り、両手を上に上げて背伸びをする雅憲。

「ふふふ・・・・どうだったかしら?・・・お目覚めは物凄く良いみたいね!!」

横の方から伊集院さんの声か聞こえた。

「あっ・・・・・すっ・・・・すみません・・・家に居る様な感じになってしまって・・・・物凄く気持ちが落ち着くというか・・・・良いです!!」

「ふふふ・・・・そう・・・良かったわ・・・・気に入ってもらえて・・・・」

「ええ・・・物凄く良いです!!これ!!この装置なら何回も受けたいです・・・・でも~・・・・」

「ふふふ・・・何か心配でもあるのですか?」

「もしかして・・・今後の使用には代金請求がとか?・・・・」

「くすくす・・・・そんな事を心配されているのですか?・・・・大丈夫ですよ!!これからも何度受けていただいても御代は頂きませんわよ!!」

「ほっ・・・・本当ですか?」

(あ~良かった~・・・しかも、無料で、こんなに気持ちが良いのならこれから毎日でも・・)

「ええ~・・・本当です!!」

「だったら・・・次回も・・・・」

「ふふふ・・・・ええ、毎日受けていただいても結構ですわ!!ただし・・・・ここに来る前にお話した、ちょっとしたサンプル調査に協力していただきますわね!!」

「は・・・はい!!」

「ふふふ・・・・早速で申し訳ないのですが、簡単なテストをしていただきたいのですが・・・」

「はい、はい!!こんなに快調になって、無料だったら何だって受けますよ!!」

「ふふふ、そうですか、何でもですか・・・・ふふふ・・・」

「ええ・・・もう何でも受けてもいい気分ですから!!」

「そうですか・・・・では、彩!!お隣の調査室へ、お連れしてちょうだい・・・・」

「Y E S S A !!」

伊集院に言われ、敬礼して雅憲を調査室へ連れて行く。

ガチャッ!!

「すっげ~・・・何々?あの・・・敬礼みたいなの!!まるで軍隊・・・みたいじゃん!!」

「ふふっ、そんなこと無いわよ!!ここでの決まりみたいなものなのよ!!」

「へ~・・・そうなんだ~・・・・俺もやってみようかな~・・・・こう・・・YESSA!!って敬礼を・・・・」

緊張感がまったく無い雅憲は、廊下で先程、彩が敬礼したのを真似てやっている・・・

「も~・・・そんなことは良いから・・・こっちに来てテストを受けてよ~!!」

頬を膨らませ、雅憲を急かす、彩だったが、その言葉の裏では、

(ふふふ、そんなに敬礼がしたいのなら良いわよ・・・私が鍛えてあげるわね!!女人化作業した後に・・・・)

伊集院の逆鱗に触れた河西弁護士 (15) 脳内女人化1段階目終了!!

別の部屋・・・

「ふ~ぅ・・・これでよしっと!!後は~・・・・・ふふふ、この問題を解いて驚くだろ~な~・・・・あの装置は凄いんだから!!」

確認テストの準備をし、採点後どの様な顔をするのか想像し、楽しそうな表情をしている彩だった・・・・

「さ~て・・・・彼女の・・・・あっ!!クスッ!!まだ彼だったわね~・・・ふふふ、まっ、どっちでもいいわね・・・・どのみち・・・クスクス・・・さてと、様子でも見に行こうかしら?」

ガチャッ!!

「あら?早いじゃない・・・・もう準備は整ったかしら?」

テストの準備に時間がかかると思っていた伊集院は驚いた様子で彩を見た。

「はい!!準備ばっちりです!!」

「ふふふ、そう・・・・もうそろそろ、こちらの方も終了するわ!!」

カチャカチャ・・・

サブモニターに映し出された情報をピックアップして確認する彩

「脳波の方も平常値に戻ってきていますね!!」

脳波形を覗き込み、雅憲の様子を確認した。

「まもなく、第二作業工程終了します・・・・」

「ふふふ・・・・」

腕を組み怪しげな笑みをしてモニターを見ている伊集院。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「第二作業工程終了します。」

終了の声と同時に装置の作業音が段々と小さくなっていった。

「彩、装置を外してちょうだい・・・あと、点検確認も頼むわ!!」

「Y E S S A !!」

伊集院に言われ、頭の上にある固定された装置を退かし、点検確認の準備をしていた。

伊集院の逆鱗に触れた河西弁護士 (14) 作業は順調に・・・

「第一作業工程終了!!引き続き、第二作業工程を開始しますか?」

「ふふふ・・・この調子で何回か第一作業工程をやれば試験に簡単に合格できるわよ!!ふふふ・・・・そして・・・・第二作業工程の方はサービスよ・・・・・・・初めてちょうだい!!」

「はい・・・第二作業工程を開始します!!」

(何を言っているのだろう・・・・さっきより頭がはっきりとしているような・・・・でも・・・・なんだろう・・・さっきよりも身体が軽く・・・・あ~・・・・なんだろ~・・・・)

「ふふふ・・・なんて気持ちがいい寝顔なんでしょ~・・・可愛いわ~・・・・これから、見も心も、もっともっと可愛くしてあげるわ・・・・」

楽しそうに雅憲に話しかける伊集院。

(あれ~・・・・誰?・・・誰だろ~?・・・何か話し声が聞こえた様な・・・・・可愛い?・・・・・誰が・・・・・誰が可愛いの?)
退屈そうに、モニターとにらめっこをしている彩が横目で作業している隊員を何度も確認し、

「ね~ぇ~・・・・後どれぐらいで終了できそう?」

作業工程の管理している隊員に残り時間を聞くと、

「あと、30分もあれば終了します!!」

「ふ~ん~・・・30分か~・・・」

残り時間を口にし、片手を頬に当てて何かを考えている。
考えが纏まった様で、

(まっ!丁度いいか~・・・さて・・・作業ついでに報告してきますか~・・・)

そう言い、元場を離れ、報告しに行った。

「伊集院様、そろそろテストの準備をしてきます。」

「そうね・・・・」

ガチャッ!!・・・・・・・バタン!!

そう言い、彩は準備をしに部屋を出て行った。

伊集院の逆鱗に触れた河西弁護士 (13) ついに・・・

カチャカチャ・・・・ギィィィィ・・・・カチッ!!

「これでよし!!」

装置の組み立ての最終点検をして笑顔で近寄ってくる彩が、

「これ凄いんだよ~!!なんと!!この装置は、かの有名な!能力開発の・・・って知らないわよね~・・・・」

・・・・・・・・・ポワワ~ン・・・・・・・・・

(ぽわわ~ん・・・・・あれ?なんだろ~・・・身体が中に・・・浮いているみたい・・・・物凄く気持ちがいい~・・・・)

「ふふふ・・・・・・もう聞いてないわね・・・・じゃっ始めるわね!!ふふふ」

カチッ!!

スイッチを入れると同時に大きな音が頭の周りでしたかと思えば、急に頭の中に何かが入ってくる様な感じがした。

(あ・・・あんっ・・・あああん~・・・なんだろ~・・・あ・・・・頭の・・・な・・・か・・・に・・・・)

「ふふふ、気持ちが良さそうね・・・・この様子だと順調に行きそうね!!」

装置をはめられた雅憲の様子をみて伊集院は満足そうな顔をして、モニターに移っているパネルを操作し始めた。

(あ~・・・・頭の中に・・・・き・・・気持ちがいい・・・・)

「彩、脳波形の様子はどうなっているかしら?」

「はい、大丈夫です!!この様子でしたら、もう少しレベルを上げても問題ありません・・・」

伊集院に聞かれ、脳波形のモニターを覗き込んで作業工程の様子を確認し、報告する彩。

「ふふふ、そうね・・・・でも、良いわ・・・・じっくりと定着させた方が面白そうだから・・・・ふふふ・・・」

「そろそろ、第一作業工程が終了します。その後、第二工程に移ります・・・」

他のモニターを確認していた隊員が第一段階終了と第二段階開始の報告をし、タッチパネルを操作している。

「ふふふ、ここからが本番よ!!聞こえるかしら?」

報告を聞き、伊集院が雅憲の顔を覗き込み話しかける。

「ふぁ~い・・・・ほ・・・ほ・ん・ば・ん・・・・・・・?」

伊集院に話しかけられ、何を言っているのかさっぱり訳が分からないが、返答をしていた。

「ふふふ、そう・・・・本番・・・・記憶の定着をするのに必要な工程なのよ・・・」

「こ・・・・・・・う・・・・・・・て・い・・・・・・・?」

「そう・・・日常生活での支障は無いから安心しなさい・・・・」

「は・・・・・い・・・・・・・お・・・・ね・・・が・・・・い・し・・・ま・す・・・・」

「ふふふ・・・・・」

(ふふふ・・・・・・・まずは、本人が気が付かない程度に脳内を女人化させてあげるわ・・・・)

伊集院の逆鱗に触れた河西弁護士 (12) 偽能力開発装置


「ふふふ、何で分かるのかって顔をしているわね?」

「えっ?」

「ふふふ、今から使うこの装置は、リラックスと記憶を呼び出し易くさせる為に、貴女の頭の中を整理整頓してるのよ・・・それで、どんな事を考えたのか、どんな経験をしてきたのか等、全て分かる様になっているの」

「えっ、そうなんですか~」

「ええ~・・・・そうなのよ・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

(そんな、考えている事が分かるなんて・・・・今の技術じゃ~・・・・・でも伊集院さんなら・・・いやいや、そんな事はない・・・でも・・・何でだろう・・・いつ頃からか、伊集院さんの言う事なら信じても良い様な気が・・・)

本当に大丈夫なのか不安になり、色々考えていたらモニターを覗いていた伊集院がこちらを見て微笑みながら歩いて来た。

「ふふふ、やっぱ~、多少・・・疑っているみたいね?今の技術じゃ~・・・って・・・」

「えっ?何で・・・・」

「貴方が今さっきなんて思ったか言って差し上げましょうか?」

「そっ、そんな・・・・」

(あてずっぽに決まってる・・・当たるはずなんて・・・しまったな~・・・・もっとしっかり考えて、あの時断っていれば・・・・でも、なんだろ~伊集院さんの言う事なら聞いても良い様な気が・・・)

「ふふふ、まず初めが、そんな、考えている事が分かるなんて・・・・今の技術じゃ~・・・・・」

「えっ、ほ、ホントに・・・・」

「そして、その後が・・・・あてずっぽに決まってる・・・当たるはずなんて・・・しまったな~・・・・もっとしっかり考えて、あの時断っていれば・・・・でも・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ふふふ、どうかしら?これでもまだ疑うのかしら?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ふふふ、信じられないのも無理は無いわ!!いいのよ、まだ全てを信じられなくても・・・・この装置にかかれば全て信じる事が出来るから・・・・・後もう少しでリラックスできるわね。」

「あっ・・・・はい・・・・・」

(そう言われると、なんだかさっきから、不安と言うか疲れも無くなって来た様な・・・あ~頭が、ぽわ~っとしてきた・・・・)

「ふふふ、どうかしら?リラックスできている」

「あっ・・・は・い・・・なんだか・・・・身体が・・・軽くなった・・・みたいで・・・気持ちが・・いい・・・」

「ふふふ、そ~ぉ・・・・そうしたら次の工程に入るわね!!」

「あ・・・・はい~・・・・」

(あ~なんだろ~・・・こんなに気持ちがいいなんて・・・・疑ったりして悪かったな~・・・・)

「彩!!例の装置を準備して!!」

「Y E S S A !!」

そう言われ、彩は頭に被せてあった装置を取り外し、美容院にある頭に被せて使うドライヤーの様な機械を頭の上に持っていて固定した。
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