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伊集院の逆鱗に触れた河西弁護士 (13) ついに・・・

カチャカチャ・・・・ギィィィィ・・・・カチッ!!

「これでよし!!」

装置の組み立ての最終点検をして笑顔で近寄ってくる彩が、

「これ凄いんだよ~!!なんと!!この装置は、かの有名な!能力開発の・・・って知らないわよね~・・・・」

・・・・・・・・・ポワワ~ン・・・・・・・・・

(ぽわわ~ん・・・・・あれ?なんだろ~・・・身体が中に・・・浮いているみたい・・・・物凄く気持ちがいい~・・・・)

「ふふふ・・・・・・もう聞いてないわね・・・・じゃっ始めるわね!!ふふふ」

カチッ!!

スイッチを入れると同時に大きな音が頭の周りでしたかと思えば、急に頭の中に何かが入ってくる様な感じがした。

(あ・・・あんっ・・・あああん~・・・なんだろ~・・・あ・・・・頭の・・・な・・・か・・・に・・・・)

「ふふふ、気持ちが良さそうね・・・・この様子だと順調に行きそうね!!」

装置をはめられた雅憲の様子をみて伊集院は満足そうな顔をして、モニターに移っているパネルを操作し始めた。

(あ~・・・・頭の中に・・・・き・・・気持ちがいい・・・・)

「彩、脳波形の様子はどうなっているかしら?」

「はい、大丈夫です!!この様子でしたら、もう少しレベルを上げても問題ありません・・・」

伊集院に聞かれ、脳波形のモニターを覗き込んで作業工程の様子を確認し、報告する彩。

「ふふふ、そうね・・・・でも、良いわ・・・・じっくりと定着させた方が面白そうだから・・・・ふふふ・・・」

「そろそろ、第一作業工程が終了します。その後、第二工程に移ります・・・」

他のモニターを確認していた隊員が第一段階終了と第二段階開始の報告をし、タッチパネルを操作している。

「ふふふ、ここからが本番よ!!聞こえるかしら?」

報告を聞き、伊集院が雅憲の顔を覗き込み話しかける。

「ふぁ~い・・・・ほ・・・ほ・ん・ば・ん・・・・・・・?」

伊集院に話しかけられ、何を言っているのかさっぱり訳が分からないが、返答をしていた。

「ふふふ、そう・・・・本番・・・・記憶の定着をするのに必要な工程なのよ・・・」

「こ・・・・・・・う・・・・・・・て・い・・・・・・・?」

「そう・・・日常生活での支障は無いから安心しなさい・・・・」

「は・・・・・い・・・・・・・お・・・・ね・・・が・・・・い・し・・・ま・す・・・・」

「ふふふ・・・・・」

(ふふふ・・・・・・・まずは、本人が気が付かない程度に脳内を女人化させてあげるわ・・・・)

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