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悪魔の少子化対策プログラム (3) 博士の暴走を止めるには

ある日、部屋に入ってきた見知らぬ男が博士と会話をしていた・・・

???「博士・・・初めに言っていた事と違うのでは?」
博士「ふっ・・・何を言うか・・・最終結果は、同じ事になるだろうが・・・・
それに・・・これこそが、私の求めていた成果じゃよ!!」
???「それでは、我々は困るんですよ・・・」
博士「困る?」
???「ええ・・・ここまで莫大な資金をつぎ込んで、こんな結果になったなんて・・・・
マーケットの御客は納得しません!!」
博士「マーケット?」
???「はい・・・マーケット・・・この新薬の完成にどれだけ利率の高い金額が賭けられていた事か・・・博士はご存知ですか?」
博士「賭ける・・・・ほぉ~・・・もしかすると・・・・君達は、私の考えに賛同したのではないのだね・・・」
???「ふっ・・・何をおっしゃるのか?所詮、無理なオカルト話に誰が真剣に話しを聞くのでしょう?貴方は、我々の言う通りに、動いていれば良いものを・・・
まさか・・・ここまで研究馬鹿だったとは・・・」
博士「なっ!!何を言うか!!私の考えが分からないのは、貴様の思考レベルの問題だろう!!それを知ったような顔をして、何を言う!!」
???「うるさい老人だ・・・仕方ない・・・今回は当事者死亡で、手を打とう・・・」
胸元に手を入れ、黒光りする筒状のものを取り出し、ハンマーを上げた・・・
カチャッ!!
博士「なっ!!ま、まさか・・・き、貴様~!!こ、この私を・・・」
???「ふっ!ま~運が無かったと、あの世で悔やみな・・・」
そう言って、引き金に指をかけた瞬間!!
博士「くっくっく~!!あ~はっはっはっはっはっは~!!」
???「恐怖で、ついにおかしくなったか・・・」
引き金にかけた指に力を入れ、ハンマーのロックを解除して弾を発射させた・・・
パン!!
博士「うっぐっ!!こ、この~・・・お、おのれ~・・・」
撃たれた胸を押さえ苦しそうにもがく博士・・・
???「しぶといヤツめ・・・」
銃口を頭に向けて、もう一発発射させた・・・
パン!!

続く

悪魔の少子化対策プログラム(2) 博士の暴走 

国会でも関連した議員に質問が集中的にされ、度々ボロをだしてしまったりし、辞職に追い込まれる大臣までも出てきた・・・。
中には関係した議員の秘書が、その研究機関の悪態を密告しようと、マスコミ関係者と接触しようとした形跡までもあったが・・・
結局、どの様な事が話されたのかは公にならなかった・・・
なぜなら・・・秘書と接触したマスコミ関係者の所在がその日から分からなくなっているからだ・・・
それだけ危険な研究だと認識した公安部は、密かに各関係省庁の実行部署と緊密な連絡を取り、研究所に関わっている議員等に圧力をかけていった・・・
自分らの身の危険を感じた議員らは、博士に研究の中止を促したが・・・
博士自身は、そんな事お構い無しに実験を続行していた。
毎日、博士のボディーガードらしい集団が数人、街に出て適当な男子を言葉巧みに・・・時には?強引に誘拐し研究所に連れ込んで、モルモットとして開発した新薬を投与して実験を繰り返していた・・・
投薬後、数日で外見は女子そのものになったが・・・
しかし、股の部分に男子の部分が残ったまま、新たに女子の部分の部分が形成されて・・・
何度も新薬を調整して、投与させたが結果は同じだった・・・
実験は、博士以外から見れば失敗に終わった・・・
実は数ヶ月前に、女性同士でも子孫を残せると言う研究結果知が発表され話題になり少子化対策に一歩近づいたと言われていたが、今回の新薬を使う事により、より確実に子孫を残す事が出来ると言い、
人類フタナリ化計画に移行していたのだった。

ただ・・・中にはそれを黙ってみている事が出来ない者もいた・・・

続く

悪魔の少子化対策プログラム(1) 歯車が動き始める。

悪魔の少子化対策プログラム


男女比率のバランスが崩れた為か、急激に出生率が激減してしまい・・・
このままでは、現政権政策が人類の減少を招いてしまったと悪評を後世の時代に言われてしまうと考えた政府は、新たな少子化対策に予算を付ける法案を国会に提出した・・・
毎月、有識者を集めた会合を開き、どの様にすれば良いのか議論をしたが・・・
良い案は、浮かばなかった・・・
その為予算だけを確保し、解決できそうな研究に助成金を支給する事を決めた。
予算の甘い汁をすする様に、天下り役人や、議員のOB企業等・・・裏社会の組織までもが参加する様になった。
その中でも、ある一人の研究者物凄い事を発表していた・・・
それは、男性を遺伝子レベルから女性に変えて子供を作ると言う事だった・・・
お金や知名度になりそうな考えに、多くの投資家や議員等・・・また、別の使用方法を企む、裏の組織までもが資金を投資し、国の認可が下りる前にプロジェクトを立ち上げてしまった。
多くの投資資金が集まり、数年後には実用化に向けて、人体実験をするところまで研究は進んだ・・・

しかし、その頃には研究内容も公にされ、非人道的な研究だと揶揄され、問題のあるプロジェクトとレッテルを貼られ、お上は認可どころか、その無理やりなやり方すら許さなかった・・・

続く
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鏡(IF)の世界のお話へようこそ!
管理人の0たか0です。
ここでは、お気に入りの同人作品やサイトの紹介、
またまた、それに感化させられて自分自身で書いた小説を載せています。

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