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ジャーナリストの運命 (12) プレゼント?

そして、数日後・・・

「う・・・うぁ・・・・ぁ・・・・あぁ・・・・・は・・・・ぁ・・・・あ・・・・へ・・・・ぁ・・・・」

椅子の下には大きな水溜りを作り、首をふらふらとさせ、口からはよだれを垂らし、何処を見ているのか分からない視線に、目の下には大きなクマができて、輝きを失い、言葉にはならない声を発している魂の抜けた彼女の姿が・・・

「フフフ・・・良い姿じゃない・・・もうすっかり記憶も思考も・・・綺麗さっぱり消えたみたいね!」
「ふ・・・・ふぁ・・・・・あ・・・・う・・・・わぁ・・・・・・あ・・・・・・・」
「フフフ・・・今頃どこかのお空を飛んでいる頃かしらね・・・これぐらいなら・・・いい頃ね・・・さあ、現実に連れ戻してあげる・・・そして・・・生まれ変わりなさい・・・新たな私の忠実な部下になって・・・」

そう言い手に持っていたリモコンのボタンを押した・・・

ピッ!!

すると・・・先程まで魂が抜けた表情だった彼女の顔が急に強張り始め、首を異常なまでに左右に振り始め・・・

「うっ!ぐっ!!・・・ぎ!!!ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

首を左右に揺すって、人が発するとは思えないぐらいの悲鳴が部屋中に響いた・・・

「ふふふ・・・貴女には素的な・・・新しい記憶と思考を植えつけてあげるわ・・・い~プレゼントでしょ~?ふふふ・・・」

ニヤリと笑い、拘束されている彼女を見る・・・

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

頭の中をかき混ぜられている様な感覚に襲われ、話しかけられた事に反応出来ず、電気が流れているように小刻みに身体を揺すり、もがき苦しむ彼女

「あら?・・・聞こえてないの・・・?しょ~が無いわね~・・・フフフ・・・まっ!いいわ・・・」

そう言ってまた、部屋から出て行った。

続く

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ジャーナリストの運命 (11) 魔の手が・・・

そして数日後・・・

刀也に例の写真を渡した彼女は、一人であの村に訪れ兄の行方の手掛かりとなる情報を探していた・・・

「あ、あの~貴女・・・被害者の・・・いいえ、晃さんの妹さんですよね?」

数人の黒いスーツを着た女性が彼女を囲むようにして聞いた・・・

「え???ええ・・・で、でも・・・な、何で・・・兄の名前に・・・私の事まで・・・?」

村の住人と雰囲気の違いに、違和感を感じた彼女は、少し警戒して答えたが・・・

「ふふふ・・・そんな事・・・知らなくても良いの・・・少し調子に乗り過ぎた様ね・・・」

そう言って、彼女の後ろにいた女性が腕を掴み・・・

「だ、だれ?誰なの?い、いやぁ~!!離して!離してよ!!い、痛い!痛いじゃない!!な、何なのよ!!貴女達は!!」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・ふふふ・・・これから良い所へ連れて行ってあげる・・・」

一人の女性が注射器のようなものを持ち出し、彼女の首筋へ刺した・・・

チクッ!!
チュウウウ~

「ふっ、な、なに・・・なに・・・し・・・た・・・の・・・・」

バタッ!!

そのまま気を失い倒れた・・・

「フフフ・・・少しばかり騒ぎ過ぎた様ね・・・まずは私達の教えに賛同する様に、お仕置きを受けてもらいましょうね・・・フフフ・・・」

倒れた彼女を担ぎ、車に乗せられ研究所へと運ばれていった・・・

・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・

「う・・・ぁ・・・・・・あ・・・な、なに!!こ、ここは?ど、どこ?」

目が覚め、慌てる彼女・・・

「あらあら・・・早いお目覚めで・・・」
「あ、貴女は!!」
「フフフ・・・私は、ここの研究所で警備担当をしていて、これから、貴女の尊敬する上司になる者よ!」
「はぁ?尊敬?上司?いったい何の事?」
「フフフ・・・それはこれから分かる事よ!!」

そう言って、ヘッドフォンを頭に被せて装置のスイッチを入れた・・・

カチッ!!

「な、何するよ!!」
「ふふふ・・・もうそろそろ分かる頃よ!!」

するとヘッドフォンから耳障りな音が大音量で発せられ・・・

「ぐっ!ぐぎゃっ!!ぎ、ぎ・・・ぎゃああああああ!!!」

大音量の音に、頭が割れそうになり首を左右に振って苦しむ彼女・・・

「ぎぃっ!!ぎやぁぁ!!や・・・やめて・・・い・・・いや・・・い・・・痛い・・・あ・・・あ・・・頭が・・・頭が・・・頭がおかしく・・・なる・・・あ・・・あ・・・」

耳障りな大きな音に頭が破裂しそうで、思考までが真っ白に消えかけて・・・

「ふふふ・・・良い顔ね~すばらしい音楽でしょ~・・・ふふふ・・・思いっきり苦しみなさい・・・その苦しみが大きければ大きいほど、私の良い部下になれるわ・・・フフフ・・・このまま後、何日持つかしらね・・・・」

彼女には何を言っているのか分からず・・・ただ、ひたすら悲鳴を上げていた・・・
そして、その様子を見て楽しんでいた女性は、そのまま部屋を出て行った。

続く

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ジャーナリストの運命 (10) まさか・・・

戻ってすぐに、彼女から預かった写真を調べる為、総務課へ行く・・・

「すみませ~ん!!画像処理をしたいんで、PCルーム借りれませんか~?」

すると、テントを用意した女性職員が受け付けに来て、

「あら~刀也さん!久し振りじゃないですか~!もう調査は終わったんですか~?」
「調査?ああ~この前の、アレね!」
「ええ・・・どうでした?」
「ん~・・・・何とも、今は、言えないかな~」
「ふ~ん~・・・そう・・・仕方ないわね~言える時が来たら教えて頂戴ね!」
「ええ・・・公表できる時があったらね!」
「フフフ・・・楽しみにしているわね!で・・・PCルームよね!」
「ええ・・・借りれる?」
「ん~・・・ちょっと今は無理かな~?」
「え?無理って?どうして?」
「無理なものは無理よ!だって・・・今、入れ替え工事で今日の朝から使えないわよ!」
「そ、そんな事・・・聞いてないよ!」
「ええ・・・だって、昨日会社で決定したみたいなのよ!何でもこの期間に工事と入れ替えをするとサービスとしてPCの値段を無料にしてくれるとかで・・・」
「え?あのPCを?」
「ええ・・・前々から導入の為検討していた高性能PCよ!しかも20台まとめて!!」
「2、20台も?」
「すごいでしょ~、しかも、改造前と後の写真を宣伝で使用できるのなら工事費も半値以下になるみたいで・・・殆どタダ同然で出来るのなら、会社としては断る理由は無いわよね!」
「そ、そりゃ~そうだけど・・・じゃあ・・・今使うには・・・どうすれば?」
「ええ、今なら、このPC使えば良いわよ!」
「え?ここの?情報流れないから~」
「もぉ~!!失礼しちゃうわね!大丈夫よ!私を信用できないのかしら?」
「え・・・そ、そんな事は無いけど・・・」
「じゃあ、私は奥に行くから~」
「あ、ありがとう!」

早速、写真をスキャナーで取り込み、拡大して画像処理を・・・

(や、やっぱり・・・人が・・・カプセルの中に・・・・?この奥にも・・・?ま、まさか?)

その画像をまた拡大し、画像処理を・・・
すると・・・

(やっぱり・・・これもだ・・・少なくても・・・奥に3人・・・手前に一人の4人が・・・)

拡大処理した映像をプリントアウトし、CPの電源を切って総務課を離れる・・・

「終わったんで、電源切っておきますね~!」
「はぁ~い!」

そして、県警の情報を集める為資料室へ・・・

「フフフ・・・こんな写真を手に入れたなんて・・・誰が彼に手渡したのかしら~?・・・アレだけ圧力かけてたのに・・・フフフ・・・????この名前・・・フフフ・・・あいつの妹ね・・・フフフ・・・彼女には違ったお仕置きをしなきゃ~いけないわね・・・フフフ・・・」

PCを確認していると、奥から総務課の職員が出てきた・・・

「あっ!すみませ~ん・・・○○株式会社の者ですが、掃除しに来ました~」
「ああ~いつもご苦労様・・・じゃあ、おねがいね!」
「はぁ~い!」

ピッピッピッ・・・ピッピッピッ・・・

掃除をするかのようにして、携帯電話を取り出し、どこかに連絡を入れていた・・・・

「もしもし・・・私だけど・・・例の件で・・・ええ・・・二人以外に、あの女が研究所を・・・ええ・・・始末・・・いいえ・・・生け捕りにして・・・ええ・・・そうね~・・・フフフ・・・いい考えがあるわ・・・ええ・・・研究所の方で・・・」

不敵な笑みをこぼし電話を切った・・・

続く

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ジャーナリストの運命 (9) 一員に!!

「よし!お前は一度、出版社に戻れ!そして、この画像を解析して来てくれ!後・・・あの警察の発表をした時の県警の担当官も調べてくれ!出身地から家族構成に、預貯金まで・・・何かつかめる筈だ!!」
「担当官もですか?」
「ああ・・・県警の話と被害者の内容が食い違う所が多過ぎる・・・多分、県警内部にも、あの研究所の圧力がかかったのか、もしくは県警の幹部に息のかかった人間がいるかも知れんな・・・」
そ、そうかもしれませんね・・・す、すぐに戻って調べてきます!」
「ああ・・・頼む!俺もここで調べられる事があったら調べておく!この様子だと、研究所の中に入れる可能性もあるかもしれん!」
「え?中に・・・ですか?・・・しかし、それ・・・物凄く危険ではないですか?」
「ああ・・・だが・・・それに見合った物が手に入るだろう・・・それに・・・この1週間見ていたんだが、あの裏口の上にある通風孔なら見つからずにいけそうな気がする・・・警備の人数も曜日によって手薄になるみたいだしな・・・・」
「気がするって・・・・」

真樹夫の自身のある顔を見て、心の中で、少しため息をつき、

「わ、分かりました・・・で、でも・・・無理だけはしないで下さいね!」
「ああ・・・そうだな・・・・」
「じゃあ・・・自分は、急いでこの件を調べてきます!!」
「ああ・・・時間はかかるかもしれんが、絶対に、あの研究所の内部を暴き出してやろうな!辛い事もあるかもしれんが、お前の力も、あてにしているからな・・・・」
「えっ???・・・」

少し驚いた表情で双眼鏡で研究所を監視している真樹夫を見て、

(今、初めてマキさんが、俺も戦力の一員って・・・よぉ~し!頑張らないと!!)

「はい!!」

元気よく返事をして、刀也は会社に戻る事に・・・

続く

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ジャーナリストの運命  (8) 収集の結果報告

「これですね・・・ん~~~何かを研究しているみたいですね・・・それに・・・この後ろに写っているのは・・・????何だろう???カプセルに入っているのは・・・?人?」

「はい・・・私もそう思ったんですが・・・はっきりとした映像でないので・・・」
「すみません・・・これ・・・少しの間お借りできませんか?」
「ええ・・・良いですよ!お貸しではなく差し上げます・・・同じもの私もまだ持っていますし・・・」
「ありがとうございます・・・早速調べますので・・・連絡先とか教えていただけないでしょうか?」
「はい・・・」

そう言って、携帯電話の番号と住所を聞いた・・・
消息を絶った、彼女の兄とその友人は、この村の住人ではなく、外から来た者だそうだ・・・
それに、友人を合わせ、全員いなくなるとは・・・
今まで、この村の住人が行方不明になったと思って調査していた・・・
しかし、実際の話は、この村に永住している者ではなく、外から来た部外者だと言う事・・・
しかも、何かを目撃してしまったと言う事・・・
手掛かりは、この写真一枚・・・
マキさんの元に戻って、調査の予定を決めなおさないと・・・

分かれて1週間後・・・
調査の為に確保したテントの場所に向かう刃也・・・

テントの場所に行きつき、村で聞いたことを報告する・・・

「そうか・・・村人でも、地元の人間ではないんだな・・・そんな報告、地元の警察は何も言っていなかったぞ!戻ってその写真も解析したいところだが・・・」
「ええ・・・戻って早く解析してこれを公にすれば・・・」
「いや、それはダメだ!!」
「ど、どうしてですか?」
「警察の発表を捻じ曲げるだけの力を持っているんだぞ!!それに、この画像だけでは、まだ押しが足らん・・・もっと大きな証拠が・・・」
「証拠ですか~・・・・」

・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・

数分の沈黙が続いた後、マキさんが・・・

続く

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注意R-18です。
鏡(IF)の世界のお話へようこそ!
管理人の0たか0です。
ここでは、お気に入りの同人作品やサイトの紹介、
またまた、それに感化させられて自分自身で書いた小説を載せています。

(注意)このブログは成人向けの内容が入っていますので、
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