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姉妹編 (34) 最終調整・・・もう後には戻れない・・・

数ヵ月後

真琴の外見はどこから見ても女の子に・・・
しかし、身体の一部分と心は未だ男の子の状態だった・・・
母親と明日香が伊集院の施設に真琴を連れて行く
「これじゃあ中途半端だから・・・真琴も困るでしょうから・・・伊集院様に変えてもらえるように頼んであげたわ・・・ふふふ・・・可愛く最後の仕上げをしてあげる!!ふふふ・・・」
そう言い、ベットの上に固定された真琴の顔を覗き込んで微笑む母親・・・
「えっ?中途半端・・・って・・・?変えてもらう・・・?えっ?ま・・・ま、まさか・・・・」
一瞬で顔面が青ざめて・・・小刻みに身体を震わせる・・・
「クスクス・・・そうよ・・・これで完成なんだから・・・お姉ちゃんも手伝ってあげるからね?フフフ・・・あはっ!あははははははははは・・・・」
白衣に着替え、両手には肘まである白いゴム手袋を付けて楽しそうにする明日香・・・
「う・・・そ・・・そんな~・・・い、嫌だ・・・嫌だよ・・・・ぼ・・・僕は・・・」
必死になって抵抗するが・・・
「真琴・・・また言ったわね・・・僕って・・・」
「えっ?だ・・・だって・・・ぼ、僕・・・男だよ!!何で・・・女の子の格好しないといけないの・・・・やっぱり嫌だよ・・・・」
目に涙を溜めて最後の望みを託して訴えたが・・・
「ふ~・・・仕方ないわね・・・明日香もここまで頑張ってくれたし・・・ここからは、お母さんが真琴を完全な女の子にしてあげるわ・・・・フフフ・・・・明日香・・・手伝ってちょうだい・・・・」
「クスクス・・・はぁ~い!!」
台の横に置いていあった注射器を持って近づき・・・
「クスクス・・・目が覚めれば完全な女の子になれるわよ・・・少しの間寝てなさい・・・」
チクッ!!
「いっ!!・・・・・」
(だ、ダメ・・・ね、寝たら・・・ぼ・・・僕・・・じゃ・・・あ・・・な・・・く・・・な・・・る・・・・い・・・い・・・や・・・・だ・・・・・)
呆然とする真琴の表情を確認する母親と明日香・・・
「ふふふ・・・綺麗に取ってあげるわね・・・」
「クスクス・・・真琴もこれで・・・」
真琴は何を言っているのか理解できずに、意識を失った・・・
そして・・・そのままベットに固定されて・・・女人化装置のある施術室へ運ばれていった・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・

「うっ!!ううう~~~~」
「くすくす・・・起きた?」
ベットの横には、明日香が横にいて話しかける
「う、うん・・・」
「どうかしら・・・」
「えっ?どうって・・・私・・・」
目が覚め・・・自分の身体に異変に気が付いた。
そして、ベットから起き上がって何があったのか思い出だそうと・・・
「あ、あれ?・・・こ、声・・・あ~・・・あ~・・・・あ~・・・あ、あれ・・・なんか変・・・私・・・・えっ?・・・わ・・・・えっ?・・・・わ・・・わ・・・・あれ?言えない・・・なんで・・・?」
多分、頭の中では、僕って言っていると思うが、口では何の抵抗も無く私といってしまっているのだろう・・・
「クスクス・・・それはそうよ・・・だって・・・真琴は女の子だから・・・自分の事を私って言っても、おかしくないでしょ・・・それに・・・今までの声でも良かったけど・・・どうせなら・・・女子のらしく可愛い声にしないとって・・・」
嬉しそうに満足げに話す母親だった・・・
「えっ?じゃあ・・・わ、私・・・えっ?お、女の子らしくって・・・じ、じゃあ・・・も、もしかして・・・」
慌てて体中を見て確認しようとしたが・・・
「クスクス・・・どうかしたの・・・真琴・・・これでもう悩む事は無くなるわよ・・・・」
「あ、お姉・・・お母さん・・・な、なんで・・・・・・お、お姉ちゃん・・・お・・・えっ・・・?あ・・・あれ・・・?う・・・うそでしょ・・・」
姉を呼ぼうとし、頭を上げて前を向くと、今までと違って体が小柄になって、皮膚の色も色白くなっていた自分の姿が鏡に写って・・・
そして・・・不安になり、股の部分を恐る恐る見ようとしたが・・・
「あれ?・・・み、見えない・・・えっ?えっ?」
今までに大きくされた胸が邪魔をして、股のモノが見えなく、手で必死になって確認しようとしたが・・・触れない・・・
「うっ、うそ・・・な、無い?無い・・・無い・・・えっ?わ、私の・・・・つかめない・・・つかめない・・・えっ?ま、まさか・・・」
「くすくす・・・何してんの?無いって?当然じゃない・・・・女の子でしょ~・・・股に何かあるって言うの?・・・あったらおかしいでしょ~」
嬉しそうに話す明日香、追い討ちをかけるように
「そうよ~・・・これで、真琴も・・・くすくす・・・これからはどんな格好をしても良いわね!!あんな物・・・いらないでしょ?ふふふ・・・これからは・・・立っておしっこは出来ないわよ・・・女の子だから・・・・・当然よね~・・・・・ふふふ・・・・」
現実を突きつけるように母親が言う
「えっ?・・・そ、そんな・・・そんな~~~~いっ!!いや・・・嫌よ・・・そ、それに・・・な、なによ・・・こ、これ・・・わ・・・あれ?わ・・・私・・・あれ?な、何で・・・・?こんな格好・・・・」
先程と違う変わったベットに固定されていることに気が付いて・・・身体を揺すり始める真琴・・・
そこに、何かを取りに行ったのか?離れた場所で何かをしている姉が近寄ってきた
「フフフ・・・ど~かしら~・・・フフフ・・・やっとこれで本来の真琴に戻れたのよ・・・いつも女の子っぽくて、でも、身体は男で・・・よく虐めれて・・・可哀想な真琴・・・フフフ・・・でも、もうこれで虐められなくて済むわね・・・フフフ・・・」
「そっ・・・そんなの・・・なんで?なんで・・・お姉ちゃん・・・なんで?あの時、服装だけで良いって・・・こ、これじゃあ・・・もう・・・私・・・ううううう・・・うう・・」
変わり果てた姿を想像して女の子の様に泣く真琴・・・
「クスッ!ほら・・・だって~・・・真琴は女の方が可愛いじゃない・・・それに~今だって女の子みたいじゃない・・・いや・・・女の子よね・・・これで男に戻ったら・・・・クスクスクス・・・変態よね~・・・フフフ・・・」
「ひっ、酷い、酷いよ!!お姉ちゃん!・・・私は女になんてなりたくなかったのよ!!そ、それを・・・お姉ちゃんがいきなり女装させて・・・しないと怒って・・・そ、それで仕方なく・・・」
「あら?・・・そうだったかしら~?・・・クスクス・・・私・・・知ってるわよ~・・・あの日の事~・・・」
「えっ?な、なに言ってるの?あの日って何?」
「あら~?もう忘れちゃったのかしら~・・・?ふふふ・・・だったら良いわ~・・丁度伊集院様と、お母さんもいる事だし・・・ちゃ~んと聞いてもらわなきゃ~いけないわね!!これを聞けば伊集院様も、お母さんだって、もう、何があっても真琴を男に戻すって言わないわよ!!フフフ・・・」
(あらあら・・・フフフ・・・明日香ったら~・・・私がいつ真琴が男の子だって言ったかしら~・・・こんなに可愛い真琴が男だなんて・・・ありえないわ・・・それに男にするのなら、最終装置のシステムを作った意味が無くなっちゃうじゃない・・・真琴は産まれたじから女の子なのよ・・・それを男としてあいつが育ってしまったから・・・)
真琴の姿を見てにこやかに微笑む母親に、その後ろで性格が変わっていく母親と明日香をみて笑みをこぼす伊集院がいた・・・
(えっ?ぼ、僕・・・お姉ちゃんに見つかるような変な事・・・したかな~・・・も、もしかして・・・あの日の事?・・・で、でも・・・あの日は・・・ぼ、僕の部屋で・・・誰にも見つからないように・・・そ、それに・・・隠したあったビデオカメラもどかして・・・)
「あら~・・・どうしたのかしら~・・・そんなに心配な顔しちゃって~・・・フフフ・・可愛いわ~・・・真琴!!クスッ!!じゃあ・・・一緒に見ましょ!!」

ピッ!!
そう言い、デッキの再生スイッチを押した。

続く

姉妹編 (33) 何でこんな事しているの・・・

日に日に変わっていく真琴・・・
「ねぇ~お姉ちゃん・・・今日・・・クラスの子に言われたんだけど・・・わ、私・・・胸が・・・小さいって・・・」
「ん~・・・そうね~・・・確かに・・・小さいわね・・・真琴ぐらいだと・・・もう少し欲しいわね・・・皆から仲間外れにされるかもしれないし・・・・」
「えっ?仲間外れに・・・?」
「えっ?真琴は・・・知らないの~?胸の大きさで仲間外れにされるの・・・よくある事なのよ・・・・知らないの~・・・最近・・・どう?クラスで浮いてない?」
「うう~・・・も、もしかして・・・そうなのかな・・・・最近は・・・前みたいに・・・皆・・・かまってくれない様な気が・・・・」
「あらあら・・・・やっぱし・・・最近、学校での真琴の様子を見ていて、そうなのかな?って思っていたのよ・・・」
「う~~~~・・・・・ねえ・・・あ、あの・・・あれ・・・すれば・・・大きく・・・大きくなるかな・・・・・?」
「くすっ!!そうね~・・・でも・・・・嫌だって言ってなかったかしら~?フフフ・・・・」
横目でチラリと真琴を見て笑みをこぼす明日香・・・
「い、嫌じゃ・・・・嫌じゃないもん・・・・お、大きくなるなら・・・・し、して欲しい・・・けど・・・・」
「くす、くす・・・良いわよ・・・今日は、特別、左右の胸に打ってあげる・・・・」
「う、うん!!ありがとう・・・・」
打たれた直後、次第に変化が現れて、無邪気な様子で左右の胸を揉む真琴
「う、うわ~お、大きくなってきた~うっ!!うふっ、あぁぁん・・・」
言葉巧みに言いくるめられ、明日香に例の注射をしてもらい、胸を大きく膨らませて・・・喜ぶ姿が・・・
しかし・・・・数時間後・・・・
(あ、あれ?・・・・何で・・・?何で・・・・?こんなに・・・何で・・・こんな事頼んだの・・・・ぼ、僕・・・男なのに・・・胸を大きくしてもらうなんて・・・・)
「うっ!!ひっ、ぁぁん!!」
(や、やだ・・・ぼ、僕・・・なんて声出してるの!!)
膨らんだ胸を見て触って・・・
冷静になって考え、男なのに何て事をしてるんだと自己嫌悪に陥る事を何度も繰りかえして・・・

続く

姉妹編 (32) 新たな生活

数ヵ月後・・・・

伊集院が用意した場所で、三人で暮らすようになる。
「明日香~真琴・・・早くしないと遅刻するわよ~!!」
「はぁ~い!!今行く~!!」
「う・・・うん・・・分かった!!」
あれ以来、しっかりしていた明日香が今までいなかった分を取り戻そうかとしているぐらい母親に甘えて・・・
真琴も、相変わらず甘えたいと・・・思っているが・・・
「あらあら~も~真琴ったら~・・・・ほら~あれ程言っているでしょ~シャワー浴びて髪の毛をしっかり乾かさないで寝たらいけないって・・・・寝癖酷いじゃない・・・女の子なんだから・・・」
「う・・・う~・・・だ、だって~・・・ぼ、ぼく~」
「あらあら・・・も~いけない子ね~お姉ちゃんにあれ程言われているのに・・・」
「そうよ~真琴ったら~ホント・・・私の言う事、聞かないんだから~ね~ママ・・・お仕置きするんでしょ~くすくす・・・」
「そうね~・・・」
顔を傾け、人差し指を顎に当てて考える母親・・・
「ふふふ・・・じゃあ・・・これやっちゃおうかしら・・・」
「あ~私もやりたい~・・・」
「ダメよ~!!お仕置きは一回だけなんだから・・・明日香もやったら・・・・くすっ・・・髪の毛の分も合わせて・・・クスクス・・・」
二人して真琴を見つめ妖しい笑みをこぼし、近寄って行く・・・
「えっ?え・・・・い、いや・・・嫌だよ・・・・そ、それ・・・ち、ちょっと・・・あ・・・や・・・・」
近寄ってくる二人から離れるように、手を出して転ばないように後ずさるが・・・
「今よ!!明日香!!」
「えい!!」
「えっ?う、うわっ!!」
ガツッ!!バタッ!!・・・・
お尻から倒れる真琴、そこに明日香が押さえ込んで腕を掴み・・・
チック!!
「くっ、ふっふわっ!!」
チクッ!!
「ふっふわああん!!」
最近は、二人とクラスメイトにやられる注射にもなれ・・・痛みよりも薬の効果による快楽が先に表れ・・・おかしな声を発してしまう様に・・・・
「あっ!!いっけな~い・・・・もうこんな時間・・・真琴・・・行くわよ!!」
「あっ・・・!!ま、待ってよ~お、お姉ちゃん~!!!」
「気をつけて行くのよ~!!!」
「うん!!行ってきま~す!!」
「う~~~・・・」
元気よく走っていく明日香に・・・先ほどの注射によって胸が大きくなったのか胸を押さえて走っていく真琴・・・
「真琴!!行ってきます、の挨拶は!!」
「あっ!!い、行ってきます・・・」
「くすくす・・・行ってらっしゃい・・・・」
真琴は日々クラスの女子に髪型を変えられ・・・着せ替え人形状態に・・・
しかし、今までと違って何だか楽しそうな表情をしえいる時が多くなって・・・

続く

姉妹編 (31) まさかの対面!! (2)

数時間後・・・

三人とも落ち着き・・・ここにいる経緯を聞く事に・・・
「ど、どうして・・・・?お母さん・・・あの日・・・海に・・・・」
「ええ・・・あの日・・・パパに呼ばれて・・・海に行ったの・・・・」
「パパ・・・・?」
「ええ・・・なんでも・・・離婚調停を止める代わりに話がしたいって・・・」
「で、でも・・・海・・・なんて・・・・危ないと・・・思わなかったの・・・行かなくても・・・・」
「ええ・・・危険を感じたわ・・・でも・・・ね・・・」
難しい顔をして言葉を捜す母親・・・そこに
「明日香ちゃんと、真琴ちゃんの事で行ったのよ・・・・」
伊集院が母親の変わりに言った。
「えっ?私?」
「ぼ・・・あ、私?」
「ええ・・・あの当時・・・離婚すれば貴女達の親権は・・・」
「うう・・・ううう・・・そうよ・・・離婚も親権も全部出来るようにするからと言って呼ばれて・・・行ってみたら・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「そこにいたのは・・・・パパ意外に・・・・若い女性がいたのよ・・・・」
「えっ・・・?」
「じょ・・・女性・・・?」
「ええ・・・浮気している相手よ・・・・」
「う・・・浮気って・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「それで・・・・お母さん頭に血が上って・・・その女性に言い寄ろうとしたら・・・急に頭に・・・・そしたら・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
「ここからは、私が話すわ・・・・」
そう言うと伊集院が、
「お母さんはね・・・あの時鉄パイプで頭を強打されて・・・気絶したの・・・そして・・・そのまま海に・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「そして・・・その後・・・あの二人は・・・その保険金を手にして・・・」
「丁度通りかかった私の部下が、海でおぼれている人を見つけて救助したの・・・・」
「じ、じゃあ・・・」
「でもね・・・・頭を強打していて・・・寒い時期の海にいたから・・・意識がなかなか戻らなくて・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「そして・・・数年前に意識を取り戻したのだけど・・・記憶が戻らなくて・・・・」
「えっ?」
「えっ?」
「くすくす・・・大丈夫よ!!今はちゃ~んと戻っているから・・・」
「で、でも・・・どうして・・・記憶が????」
心配そうな顔をして明日香が伊集院に聞いた・・・
「ええ・・・・それがね・・・不思議な事なのよ・・・脳内開発装置を使って少しづつ治して行こうと試みたんだけど、全く効果がでなくて・・・そのときに明日香ちゃんの話をしたら・・・・急に目の色が戻って・・・それからあれよあれよと・・・・」
「じ、じゃあ・・・も、もしかして・・・」
「ええ・・・彩が私に貴女の事を相談しなかったら戻らなかったかもね・・・・」
ゴソゴソ・・・・ガサゴソ・・・
「?????」
何か物音がして、気になってその方向を見てみると・・・・
「きゃっ!!」
「う、うわっ~!!!」
ゴソゴソ・・・・ガサゴソ・・・
「ムオ~・・・・モゴモゴ・・・・ム~・・・・・」
「ムオ~・・・・モゴモゴ・・・・ム~・・・・・」
ごそごそと影で動く物体
「な、何・・・・?」
「ああ~これ?くすくす・・・・」
「ふふふ・・・これはね・・・私がお仕置きたのよ・・・・」
訳の分からない二体に近づき首輪を持って・・・・母親が言った。
「お仕置き?」
不思議そうな顔をする明日香に
「えっ?・・・・お、お仕置き・・・・・」
その言葉に恐怖心を思い出しだして驚く真琴・・・・
「ええ・・・これが・・・私を陥れた・・・そう・・・貴女達と分かれさせた犯人よ!!クスクス・・・どうかしら・・・こう言うお仕置きは・・・」
そう、そこにいたのは、脱走したと思われた父親とその愛人・・・
雌犬として飼育されていた・・・・
「うわ~・・・これが・・・クスクス・・・どうかしら~・・・・今の気持ち・・・どれだけ私達を苦しめたのか分かるかしら~・・・・フフフ・・・もっともっと苦しめばいいのに・・・」
冷たい視線で今までの苦労をぶつける様に、二匹の雌犬に向かって話す明日香だった・・・

続く

姉妹編 (30) まさかの対面!!

「さっ・・・・ここよ・・・・!!」
姉と一緒に伊集院のいるカウンセリング場に
「ここって?」
「フフフ・・・・ここはね・・・お姉ちゃんがお世話になっている病院よ・・・・まことの事が心配で心配で・・・・相談しに来ていたのよ・・・・・」
「そ・・・相談?」
「ええ・・・毎回、親身になって聞いてくれて・・・何でも解決してくれそうな方よ・・・」
「そ・・・そうなんだ~・・・・」
(だったら・・・もしかすると・・・お姉ちゃんの事・・・治してくれるかも・・・)
姉の行動が昔と変わってしまった事を治してもらえるのかと思っていたが・・・・
カチャッ!!
「くすくす・・・待っていたわよ・・・・あら~・・・この子があの、可愛い妹さんね~」
「はい・・・そうです・・・さっ、真琴・・・挨拶は・・・!!」
「あっ!!あ・・・は、はじめまして・・・・ま、真琴です・・・!」
明日香に言われ慌てて、顔を真っ赤にして挨拶をする
「くすくす・・・そんなに恥かしがらなくても良いのに・・・・さっ、そこに座って・・・・」
「はい・・・失礼します・・・・」
そう言い、ソファーに座って・・・・
「ねえ・・・貴女達のお母さんの話・・・なんだけど・・・・」
「えっ?お、お母さん?」
「お母さん?」
伊集院から母親の事を言われ驚く
「ええ・・・実はね・・・・」
そう言い、奥の部屋の入り口まで歩いて行き、カーテンを開いた!!
「えっ????」
「う・・・・うそ・・・・?」
二人とも口を開いて呆然として見つめる・・・その先には・・・・
「うううう・・・・うう・・・・ご・・・ごめんなさい・・・ううう・・・あ、明日香・・・・ま、真琴・・・・うう・・・ううううう・・・」
口を押さえて、泣き崩れ床にしゃがみ込んでいる女性がいた・・・・
「お・・・お母さん!!」
「・・・・お、お母さん!!」
一目見ただけで母親だと分かった二人は、身体を震わせ、ゆっくりと立ち上がって泣き崩れた母親の所に走っていく姉妹・・・
「ど、どうして・・・・な、なんで・・・」
「ううう・・・お、お母さん・・・・ううう・・・」
三人抱き合って大泣きをする・・・・
伊集院はその様子をみて、気が付かれない様に席を外した・・・

続く
プロフィール

0たか0

Author:0たか0
注意R-18です。
鏡(IF)の世界のお話へようこそ!
管理人の0たか0です。
ここでは、お気に入りの同人作品やサイトの紹介、
またまた、それに感化させられて自分自身で書いた小説を載せています。

(注意)このブログは成人向けの内容が入っていますので、
18歳未満の方や、内容に不快感をお持ちの方は、
もうし訳ありませんが、ご遠慮させていただいています。

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