この国の危機 (2)
数日後
「・・・・外出は出来る限り控えて・・・
自宅にいる時でも、必ず鍵を忘れずにして・・・
怪しい人を見かけたら、声をかけずに、すぐに警察に連絡を・・・」
巡回中のパトカーから大きな音声で住人に注意を呼びかけている。
「なんだか外が騒がしくなってきたわね~」
お茶を出しながら、主人に話しかける妻
「そうだな~・・・やっぱりあの不審船の件なのかな~?
あれ以来、報道も不審船の行方がどうなったのか言ってないし・・・
潜水艇の話も誤報だったって言ってるし・・・」
不振そうにテレビを見つめながら、お茶を飲む
「そうよね~・・・一体何が起きているのかしら~?」
不安そうに、外のパトカーの音声を聞く妻・・・
「・・・・外出は出来る限り控えて・・・
自宅にいる時でも、必ず鍵を忘れずにして・・・
怪しい人を見かけたら、声をかけずに、すぐに警察に連絡を・・・」
巡回中のパトカーから大きな音声で住人に注意を呼びかけている。
「なんだか外が騒がしくなってきたわね~」
お茶を出しながら、主人に話しかける妻
「そうだな~・・・やっぱりあの不審船の件なのかな~?
あれ以来、報道も不審船の行方がどうなったのか言ってないし・・・
潜水艇の話も誤報だったって言ってるし・・・」
不振そうにテレビを見つめながら、お茶を飲む
「そうよね~・・・一体何が起きているのかしら~?」
不安そうに、外のパトカーの音声を聞く妻・・・
その頃、首相官邸に、差出人不明の声明文が送られていた・・・
「こ、こんな要件は・・・」
「ば、馬鹿にしやがって・・・」
「こ、こんな要件飲んだら・・・」
主要閣僚が集まり深刻な表情で、議論をしている
「し、しかし・・・要件を飲まなければ・・・」
「分かってる!!だが・・・」
「おい!!警察からの連絡はまだか!!」
「お前達は、何をしてるんだ!!」
苛立ち、官僚を怒鳴り散らす閣僚
「総理!!ご決断を!!」
一人の官僚が一枚の用紙を目の前に差し出した・・・
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
差し出された用紙の内容を見つめ固まっている総理
「総理!!警察だけでは・・・被害人数も警察官以外にも、一般市民までも巻き込まれています!!
このままでは・・・・」
必死に説得を進める一人の官僚
しかし・・・
「・・・・駄目だ!!自衛隊の治安出動は認められない・・・」
差し出された用紙を押し返す総理
「な、なぜ!!今もこうしている間に、被害者が増えてます!!どれだけの規模で敵が侵入しているのか・・・」
必死になって説明を続けるが・・・
「おい!!敵ってなんだ!!敵って!!戦争でもないのに敵とは・・・殺人犯と言え!」
一人の閣僚が文句を言い始める
「そ、・・・何を言っているのですか?領土内に侵入し、国民にまで危害を与えて・・・今ならまだ・・・これ以上、被害を・・・」
「うるさい!!もう良い!!出て行きなさい!!」
用紙を投げ捨て追い出す閣僚達・・・
続く
「こ、こんな要件は・・・」
「ば、馬鹿にしやがって・・・」
「こ、こんな要件飲んだら・・・」
主要閣僚が集まり深刻な表情で、議論をしている
「し、しかし・・・要件を飲まなければ・・・」
「分かってる!!だが・・・」
「おい!!警察からの連絡はまだか!!」
「お前達は、何をしてるんだ!!」
苛立ち、官僚を怒鳴り散らす閣僚
「総理!!ご決断を!!」
一人の官僚が一枚の用紙を目の前に差し出した・・・
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
差し出された用紙の内容を見つめ固まっている総理
「総理!!警察だけでは・・・被害人数も警察官以外にも、一般市民までも巻き込まれています!!
このままでは・・・・」
必死に説得を進める一人の官僚
しかし・・・
「・・・・駄目だ!!自衛隊の治安出動は認められない・・・」
差し出された用紙を押し返す総理
「な、なぜ!!今もこうしている間に、被害者が増えてます!!どれだけの規模で敵が侵入しているのか・・・」
必死になって説明を続けるが・・・
「おい!!敵ってなんだ!!敵って!!戦争でもないのに敵とは・・・殺人犯と言え!」
一人の閣僚が文句を言い始める
「そ、・・・何を言っているのですか?領土内に侵入し、国民にまで危害を与えて・・・今ならまだ・・・これ以上、被害を・・・」
「うるさい!!もう良い!!出て行きなさい!!」
用紙を投げ捨て追い出す閣僚達・・・
続く