この国の危機
「本日未明・・・・
○○湾で航行中の2艘の船舶を、近くにいた警戒中の巡視艇が発見し・・・・
・・・・・・
銃撃戦の被害は・・・・
なお・・・未だ、その2艘び船舶は見つかっておらず・・・
巡視艇からの連絡も最後のSOS信号を出した後から途切れて・・・」
途切れ途切れに聞こえてくるラジオのニュース・・・
先日、国家破綻した某国・・・
押し寄せる難民対策に、軍を使って強制的に入れさせないようにしている近隣の国・・・
わが国も、大々的にではないが、難民受け入れを拒否・・・
近隣の国では、数名のスパイと見られる軍所属の難民が見つかっているそうだ。
「この国も、やばいんで無いの~・・・」
「・・・ん~・・・どうなんだろう・・・まだ、海があるから・・・大丈夫なんじゃねえ?」
運転しながら、助手席の同僚と話をする。
「緊急ニュースです!!
只今入りました情報ですと、不審な潜水艇が○○湾の砂浜で3艇見つかったそうです!!
県警が調べたところ、中には人は見つからず、大量の火器が発見され・・・
SATの要請に、自衛隊への緊急要請を・・・」
「おいおい・・・!!これって・・・あの・・・近くの海岸じゃねえの?」
「ああ・・・だからこれだけのパトカーが・・・」
「まさか・・・俺達、逃げた奴らに撃たれたりして?」
「馬鹿!!こんな時にそんな冗談を言うんじゃない!」
会社に戻るため、人気の無い路地に入る・・・
「ん?あれ・・・だれか倒れてないか?」
「ほんとだ!!」
車を止めて、助手席にいた同僚が様子を見に行く・・・
○○湾で航行中の2艘の船舶を、近くにいた警戒中の巡視艇が発見し・・・・
・・・・・・
銃撃戦の被害は・・・・
なお・・・未だ、その2艘び船舶は見つかっておらず・・・
巡視艇からの連絡も最後のSOS信号を出した後から途切れて・・・」
途切れ途切れに聞こえてくるラジオのニュース・・・
先日、国家破綻した某国・・・
押し寄せる難民対策に、軍を使って強制的に入れさせないようにしている近隣の国・・・
わが国も、大々的にではないが、難民受け入れを拒否・・・
近隣の国では、数名のスパイと見られる軍所属の難民が見つかっているそうだ。
「この国も、やばいんで無いの~・・・」
「・・・ん~・・・どうなんだろう・・・まだ、海があるから・・・大丈夫なんじゃねえ?」
運転しながら、助手席の同僚と話をする。
「緊急ニュースです!!
只今入りました情報ですと、不審な潜水艇が○○湾の砂浜で3艇見つかったそうです!!
県警が調べたところ、中には人は見つからず、大量の火器が発見され・・・
SATの要請に、自衛隊への緊急要請を・・・」
「おいおい・・・!!これって・・・あの・・・近くの海岸じゃねえの?」
「ああ・・・だからこれだけのパトカーが・・・」
「まさか・・・俺達、逃げた奴らに撃たれたりして?」
「馬鹿!!こんな時にそんな冗談を言うんじゃない!」
会社に戻るため、人気の無い路地に入る・・・
「ん?あれ・・・だれか倒れてないか?」
「ほんとだ!!」
車を止めて、助手席にいた同僚が様子を見に行く・・・
パン!!
乾いた破裂音と共に、お腹を押さえて路上に倒れこむ同僚・・・
「お、おい!!う、うそだろ!!」
慌てて、シートベルトを外して車から出ようと・・・
カチャッ!!
後部座席に誰かが入ってきたのか後ろのドアが開き・・・
シュッ!!!
一瞬だけ、首筋に冷たい感覚がし・・・
そして、熱いものが、何かを当てられた場所から・・・
シューーーーーーーー
「え?」
目の前が暗くなって・・・・
バタッ!!
車から引きずり出す様に、意識の無くなった身体を外に投げ出す男
先程、打たれた同僚も力尽き、男によって人形のように路肩に引きずられ・・・・
「これで、移動手段の準備がとれた・・・
車での移動は、5チームに分かれ、後は・・・自力で・・・」
小型無線機で指示する男
この時、既に十数名の住人が被害に遭っていたが、気付く人はいなかった・・・
つづく
乾いた破裂音と共に、お腹を押さえて路上に倒れこむ同僚・・・
「お、おい!!う、うそだろ!!」
慌てて、シートベルトを外して車から出ようと・・・
カチャッ!!
後部座席に誰かが入ってきたのか後ろのドアが開き・・・
シュッ!!!
一瞬だけ、首筋に冷たい感覚がし・・・
そして、熱いものが、何かを当てられた場所から・・・
シューーーーーーーー
「え?」
目の前が暗くなって・・・・
バタッ!!
車から引きずり出す様に、意識の無くなった身体を外に投げ出す男
先程、打たれた同僚も力尽き、男によって人形のように路肩に引きずられ・・・・
「これで、移動手段の準備がとれた・・・
車での移動は、5チームに分かれ、後は・・・自力で・・・」
小型無線機で指示する男
この時、既に十数名の住人が被害に遭っていたが、気付く人はいなかった・・・
つづく