2ntブログ

悪魔の少子化対策プログラム (5) 政府が動き始めるが・・・

あれから数ヶ月・・・
博士は以前よりも強引な方法で、より効果的なフタナリ薬の研究をするようになった・・・
求人で簡単な仕事として募集をし、研究所傘下の格安ホテルで簡単な作業をさせ、
栄養剤として新薬を接種させたり・・・
被害者が急増し、政府も重い腰を上げざるを得なくなり・・・
暴走した博士の計画を阻止する為、
博士を拘束しようと、内閣直属の警備部が動き始めた・・・

その動きを察知した博士は、早々と研究所から逃げる為に撤収準備に取り掛かった・・・
「くっくっく~・・・私に歯向かう愚か者達には、これをくれてやろうではないか・・・」
そう言って、手に持った新薬を混ぜた爆薬をみてにやりと笑った・・・
研究所の通路全てに爆薬を仕掛ける博士・・・
あと少しのところで、警報ブザーが鳴り始めた!!
ビー!!ビー!!ビー!!
「おお~もう来たのか・・・まだ全てに仕掛けていないのに・・・」
研究室のモニターを確認すると、数十名の紺色の戦闘服を着た戦闘員か手際よく研究所を方位し始めていた・・・
「くっくっく~・・・遅い遅い・・・そんな事では私を捕まえることは出来ないぞ!!
では・・・私はここで・・・」
研究室の裏口から逃げ出そうと戸に手をかけようとした・・・
キン!キン!キン!
目の前の扉が少し開き、何かが投げ入れられ、金属音が研究室になり響いた・・・
「なっ!!なに!!」
金属音のした方を向いた瞬間!!
バシュッ!!
ボーン!!
炸裂音と共に目の前が真っ白になるぐらいの閃光が!!

バタバタバタ・・・
バタバタバタ・・・
ガチャッ!!カチャッ!!ガチャッ!!カチャッ!!
ガチャッ!!カチャッ!!ガチャッ!!カチャッ!!

一瞬にして、突入部隊に囲まれてしまった・・・

「ほっほっほ・・・まさかここまで早いとは・・・
あの映像は、ダミーだったのだね?
それに・・・君達は・・・一体何者かね?・・・・ただの役人ではないな・・・」
「・・・・・・・・・」
無言で、銃口を博士に向けていつでも射撃できるような体勢をとっている隊員達・・・
一人の隊員がジュラルミンケースに気が付き押収しようと近寄っている事に気が付くと、
「ふ~・・・仕方ない・・・では・・・これなら・・・」
そう言い、いきなり白衣の内側のポケットに手を突っ込み四角い物を取り出そうとした・・・
タン!!
一発の銃弾が博士の眉間を貫いた・・・・
が・・・・
「??????」

ビビビ・・・・
ジジジ・・・・

「くっくっく~・・・驚いたかね?君達が取り囲んだのは、私の3D映像に過ぎないのだよ!!
ここまでリアルに表現するのにどれぐらい費やしたか・・・
ま~それはいい・・・
それよりも、優秀な君達には私の研究に付き合ってもらうよ・・・それでは・・・いい結果を見せてくれ!!」
そう言うと、乱れた3D映像の博士は笑いながらカウントし始め・・・
5・・・・・
4・・・・・
3・・・・・
2・・・・・
1・・・・・


バシュッ!!

3D映像を映し出していた装置が閃光を上げて小さく爆発した・・・
とっさに腕で閃光をさえぎり視界を確保する隊員達
しかし、押収しようとしたジュラルミンのケースは消えていた・・・

「ターゲット逃走!!追跡を開始する!」
「了!!」
何事も無かったかの様に、研究室の隠し扉に進入していこうとする隊員達・・・
しかし、彼らの背後から黒い影が・・・
パシュッ!!パシュッ!!
パシュッ!!パシュッ!!
パシュッ!!パシュッ!!
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

続く

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

0たか0

Author:0たか0
注意R-18です。
鏡(IF)の世界のお話へようこそ!
管理人の0たか0です。
ここでは、お気に入りの同人作品やサイトの紹介、
またまた、それに感化させられて自分自身で書いた小説を載せています。

(注意)このブログは成人向けの内容が入っていますので、
18歳未満の方や、内容に不快感をお持ちの方は、
もうし訳ありませんが、ご遠慮させていただいています。

リンクフリーです!

感想や何か話があると言う方は、掲示板の方に記載してください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード