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対テロ特殊部隊女人化編(37) 医務室の出来事 2

ガサガサッ!!

「誰!!」

音がした方向に振り向き鋭い眼光で睨みつけると、刑務隊の隊員が驚いた顔で医務官の顔を覗いていた・・・

「どっどうしたんですか・・・三佐・・・・だ、大丈夫で・・・・」

「えっ、ええ~・・・も~脅かさないで下さい!!急に音がしたので、先程の件もあり・・・・もう怖くて怖くて、身が凍る気がしましたわ・・・・」

「すみません、三佐を脅かすつもりは無かったのですが・・・・で・・・・モルモットって何です?モルモットになる実験材料がいなくなったんですか?・・・何か他に亡くなった物でも有ったんですか?」

「えっ!!ええ・・・モルモット・・・は勘違いしていたわ・・・でも、実は・・・・大変な事に女人化を戻す為のサンプルが・・・・・」

「えっ!!あのサンプルが・・・・確かあれは前回の事件で人形化した特警隊の隊員を元に戻せる可能性が有るって言われていた、あのサンプルですよね・・・・でも何でサンプルを???」

荒らされた研究室の周りを見渡しながら、不思議に思いながら何かを探している隊員。

「私の憶測ですけど、犯人はこれを盗んだと言う事は、あの指名手配の組織に間違いないと思うの!!元に戻される薬が出来て困る組織なんて、あそこしか・・・あっ!!そうだ・・・そう言えば黒いロングコートにあの組織の制服を着ていた様な気がします。お願い!!早く!早く見つけて!!あれを早く保管庫へ戻さないと・・・常温だと細胞が壊れるのよ!
早く取り戻して!!あれが無いと今までの研究が・・・早くあのサンプルを取り戻して!!」

これ以上、研究室を詮索されると粗が出そうなので、目を潤わせながら必死に訴えているふりをして、隊員に言い寄る格好をして研究室の外へ押して一緒に出ていった。

「わっ・・・分かりました・・・早く見つけて取り戻しますから、その~服を引っ張るのは・・・苦しくて・・・」

「あっ!!・・・ごっごめんなさい・・・あのサンプルは今までで一番良い出来だった物なんです・・・・保存状況が悪ければ・・・・本当にごめんなさい・・・つい、今までの苦労を思い出して・・・・すみませんがよろしくお願いします。」

顔をそらし、ハンカチで涙を拭き目を赤くして、今一度取り戻してもらうようお願いした。

「はい!!我々にお任せください!!必ず取り戻してみせますから!!」

そう言って、外にいる突入する小隊へ戻った。

医務官の心の中では・・・

「ふふっ!!なんて単純なのかしら・・・・今から攻撃をしようしている相手がまさか、あの隊長さんだなんて・・・ふふっ面白いことになってきたわ~・・・
さて・・・データーの収集をしないといけないわね!!隊長さんも驚くでしょうね!!仲間だと思っていた隊員に攻撃されるなんて・・・」

刑務隊が地下通路に突入したところを確認して、研究室へ通路内の様子を見に戻っていった。

(つづく)

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