ジャーナリストの運命 (25) まさか・・・
しかし・・・
結局、パニックになり、冷静さを失い・・・後を追っていた警備員に見つかり、逃げるタイミングを失ってしまい・・・四方から囲まれ・・・追い詰められ・・・部屋に立て篭もっていた・・・
しかし、各部屋には監視用のカメラが設置されており、その内部の様子を廊下で待機している警備員達はモニターで確認していた・・・
「ふふふ・・・この様子だと・・・そろそろ良い頃かしらね・・・」
ピシュ~・・・・
「もう降参しなさいよ~・・・これだけ追い詰められたんだから~・・・ね・・・も無駄だって事・・・分かるでしょ~?」
数人の警備員が部屋の中に入って銃を構えて警備隊長が言う・・・
「くそっ!!こうなったら・・・あいつだけでも・・・」
そう言って、携帯電話を取り出し・・・
ピピピ・・・
プルルル・・・プルルル・・・プルルル・・・
(おい!早く出ろ!!早く!!)
「はい・・・ もしもし・・・どうしたんですか?こんな時間に・・・・」
寝ぼけながら電話に出る刀也・・・
「もしもし・・・・もしもし・・!ちっ!!電波が悪いのか???」
「マキさん?マキさん?どうしたんですか・・・?」
「・・・・・・・・刀也(とうや)・・・・・今俺が扱っている事件・・・あれはもう忘れろ・・・」
「へ?・・・事件???・・・忘れろって・・・?」
「ああ・・・ここまで規模が大きいとは思わなかった・・・うかつだった・・・」
「規模が大きい?うかつ?いったい何言ってんですか?事件って・・・あの研究所の調査で・・・え~っと・・・・」
「やはり・・・俺の見込んだ通りだった・・・この研究所で人体実験は行なわれていた・・・そして・・・今その証拠を見つけた・・・だが・・・・・・・・」
ピシュ~!!
裏口の扉が開き、警備員が隠れていた真樹夫を確認した・・・
「おい!いたぞ!!こっちだ!!」
数人の警備員を引き連れ部屋の中に入ってくる・・・
「そこに隠れているのは分かっている!!早く出て来い!」
警備員達が真樹夫を見つけ前と後ろから追い詰めて寄ってくる・・・
「マキさん!!いったいどうしたんですか?もしかして・・・見つかった・・・?だ、大丈夫なんですか?」
「ああ・・・多分・・・今は・・・な・・・。刀也!!・・・これだけは忘れるな!この研究所には手をだすな!それに、俺がいなくなっても復讐をしようなんて無茶はするな!!いいな!!」
「え?手を出すな?いなくなる?復讐?な、何の事です?」
「おい!見つけたぞ!手こすらせやがって・・・・・・・・・携帯で・・・・」
警備員が真樹夫の背後から、持っていた携帯電話を奪おうとした・・・
しかし、それよりも前に真樹夫は自ら携帯電話を床に捨て、自分の足で踏み壊し始めた・・・
ガチャッツ!!バシッ!!バシッ!!バシッ!!バシッ!!バシッ!!バシッ!!
「ふっ!こ、これで・・・通話記録も調べられないだろ・・・」
「あら・・・それは困ったわね・・・でも、別に良いのよ・・・ね、そうでしょ?」
と、警備員は後ろの柱の影に隠れている者に話しかけた・・・
「ええ・・・もう・・・・・誰に連絡を入れたかは分かってるし・・・ふふふ・・・」
影から現われたのは・・・
「そ、そんな・・・そんなバカな・・・な、なんで・・・き、君が・・・」
「ふふふ・・・そんなに驚かなくても・・・良いじゃない・・・うふふっ」
冷たい表情で笑いゆっくりと歩いて真樹夫に近寄って行く瞳・・・
バチバチッ!!
後ろから電気の弾ける音がしたかと思うと、首筋が痛み出し・・・・
「うぐっ!!」
ドサッ!!
そのまま意識を失った・・・
「ふふふ・・・瞳・・・これでいいでしょ・・・」
「ええ・・・最高よ・・・お姉ちゃん・・・ふふふ・・・何で私達が生きているのか・・・教えてあげましょうか・・・実はね・・・」
回想シーンみたいに映像が浮かび上がり・・・
真樹夫が走り去って行くのを薄目を開けて確認した瞳と章子・・・
むくっと、起き上がり・・・
「うわ~・・・なに~この甘さ~カロリーってどれ位あるのかしら~?折角・・・ダイエットしているのに~・・・・あ!!ふ、服に~・・・あ~あ~・・・この服・・・お気に入りだったのに~・・・」
服を見て、嘆く瞳・・・
「もうベトベト・・・・早くシャワー浴びたいわ~」
「ぷぷぷ・・・おねえちゃん!なにそれ~・・・そんな場所・・・おかしいでしょ~首に当たるなんて~・・・」
「そんな事無いわよ~!流れ弾に・・・って・・・・そ、それに・・・聞いてないわよ~血を吐くなんて・・・お姉ちゃん驚いちゃったじゃないの~・・・・」
瞳に笑われた事で、顔を赤くし章子が言う・・・・
「ってな事だったのよ・・・ふふふ・・・ねえ・・・聞いてる?ねえってば!!」
「何一人ではなしているの?さっき私がスタンガンで気絶させたじゃない・・・」
「あ・・・そうだった・・・まっ!いっか~・・・どうせ、次に目を覚ます時にはこの中で起きた事は、何も覚えていないでしょうし・・・」
姉妹が、そう話しているうちに警備員達は撤収し、回収部隊が真樹夫を新しく出来た培養室に運んでいった・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
数日後・・・
培養室では・・・
コポコポ・・・コポコポ・・・
ゴボッ!!ゴボゴボ!!
そして・・・気が付くとカプセルに入れられ培養液の中で、マスクを付けて浮いていた・・・
慌てて身体を確認するが、すでに・・・
ゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!!!
ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!!!
[う・・・・うそ・・・な・・・何よこれ・・・・え?な・・・何よ・・・え?な、何で?なんで・・・話し方が・・・そ、そんな・・・ま、まさか・・・わ・・・わ・・・わ・・・え?わた・・・え?私・・・・]
女人化した身体を見てパニックを起す真樹夫・・・
次第に、思考まで女人化させられるとは・・・この時思いもよらなかった・・・
続く
結局、パニックになり、冷静さを失い・・・後を追っていた警備員に見つかり、逃げるタイミングを失ってしまい・・・四方から囲まれ・・・追い詰められ・・・部屋に立て篭もっていた・・・
しかし、各部屋には監視用のカメラが設置されており、その内部の様子を廊下で待機している警備員達はモニターで確認していた・・・
「ふふふ・・・この様子だと・・・そろそろ良い頃かしらね・・・」
ピシュ~・・・・
「もう降参しなさいよ~・・・これだけ追い詰められたんだから~・・・ね・・・も無駄だって事・・・分かるでしょ~?」
数人の警備員が部屋の中に入って銃を構えて警備隊長が言う・・・
「くそっ!!こうなったら・・・あいつだけでも・・・」
そう言って、携帯電話を取り出し・・・
ピピピ・・・
プルルル・・・プルルル・・・プルルル・・・
(おい!早く出ろ!!早く!!)
「はい・・・ もしもし・・・どうしたんですか?こんな時間に・・・・」
寝ぼけながら電話に出る刀也・・・
「もしもし・・・・もしもし・・!ちっ!!電波が悪いのか???」
「マキさん?マキさん?どうしたんですか・・・?」
「・・・・・・・・刀也(とうや)・・・・・今俺が扱っている事件・・・あれはもう忘れろ・・・」
「へ?・・・事件???・・・忘れろって・・・?」
「ああ・・・ここまで規模が大きいとは思わなかった・・・うかつだった・・・」
「規模が大きい?うかつ?いったい何言ってんですか?事件って・・・あの研究所の調査で・・・え~っと・・・・」
「やはり・・・俺の見込んだ通りだった・・・この研究所で人体実験は行なわれていた・・・そして・・・今その証拠を見つけた・・・だが・・・・・・・・」
ピシュ~!!
裏口の扉が開き、警備員が隠れていた真樹夫を確認した・・・
「おい!いたぞ!!こっちだ!!」
数人の警備員を引き連れ部屋の中に入ってくる・・・
「そこに隠れているのは分かっている!!早く出て来い!」
警備員達が真樹夫を見つけ前と後ろから追い詰めて寄ってくる・・・
「マキさん!!いったいどうしたんですか?もしかして・・・見つかった・・・?だ、大丈夫なんですか?」
「ああ・・・多分・・・今は・・・な・・・。刀也!!・・・これだけは忘れるな!この研究所には手をだすな!それに、俺がいなくなっても復讐をしようなんて無茶はするな!!いいな!!」
「え?手を出すな?いなくなる?復讐?な、何の事です?」
「おい!見つけたぞ!手こすらせやがって・・・・・・・・・携帯で・・・・」
警備員が真樹夫の背後から、持っていた携帯電話を奪おうとした・・・
しかし、それよりも前に真樹夫は自ら携帯電話を床に捨て、自分の足で踏み壊し始めた・・・
ガチャッツ!!バシッ!!バシッ!!バシッ!!バシッ!!バシッ!!バシッ!!
「ふっ!こ、これで・・・通話記録も調べられないだろ・・・」
「あら・・・それは困ったわね・・・でも、別に良いのよ・・・ね、そうでしょ?」
と、警備員は後ろの柱の影に隠れている者に話しかけた・・・
「ええ・・・もう・・・・・誰に連絡を入れたかは分かってるし・・・ふふふ・・・」
影から現われたのは・・・
「そ、そんな・・・そんなバカな・・・な、なんで・・・き、君が・・・」
「ふふふ・・・そんなに驚かなくても・・・良いじゃない・・・うふふっ」
冷たい表情で笑いゆっくりと歩いて真樹夫に近寄って行く瞳・・・
バチバチッ!!
後ろから電気の弾ける音がしたかと思うと、首筋が痛み出し・・・・
「うぐっ!!」
ドサッ!!
そのまま意識を失った・・・
「ふふふ・・・瞳・・・これでいいでしょ・・・」
「ええ・・・最高よ・・・お姉ちゃん・・・ふふふ・・・何で私達が生きているのか・・・教えてあげましょうか・・・実はね・・・」
回想シーンみたいに映像が浮かび上がり・・・
真樹夫が走り去って行くのを薄目を開けて確認した瞳と章子・・・
むくっと、起き上がり・・・
「うわ~・・・なに~この甘さ~カロリーってどれ位あるのかしら~?折角・・・ダイエットしているのに~・・・・あ!!ふ、服に~・・・あ~あ~・・・この服・・・お気に入りだったのに~・・・」
服を見て、嘆く瞳・・・
「もうベトベト・・・・早くシャワー浴びたいわ~」
「ぷぷぷ・・・おねえちゃん!なにそれ~・・・そんな場所・・・おかしいでしょ~首に当たるなんて~・・・」
「そんな事無いわよ~!流れ弾に・・・って・・・・そ、それに・・・聞いてないわよ~血を吐くなんて・・・お姉ちゃん驚いちゃったじゃないの~・・・・」
瞳に笑われた事で、顔を赤くし章子が言う・・・・
「ってな事だったのよ・・・ふふふ・・・ねえ・・・聞いてる?ねえってば!!」
「何一人ではなしているの?さっき私がスタンガンで気絶させたじゃない・・・」
「あ・・・そうだった・・・まっ!いっか~・・・どうせ、次に目を覚ます時にはこの中で起きた事は、何も覚えていないでしょうし・・・」
姉妹が、そう話しているうちに警備員達は撤収し、回収部隊が真樹夫を新しく出来た培養室に運んでいった・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
数日後・・・
培養室では・・・
コポコポ・・・コポコポ・・・
ゴボッ!!ゴボゴボ!!
そして・・・気が付くとカプセルに入れられ培養液の中で、マスクを付けて浮いていた・・・
慌てて身体を確認するが、すでに・・・
ゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!!!
ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!!!
[う・・・・うそ・・・な・・・何よこれ・・・・え?な・・・何よ・・・え?な、何で?なんで・・・話し方が・・・そ、そんな・・・ま、まさか・・・わ・・・わ・・・わ・・・え?わた・・・え?私・・・・]
女人化した身体を見てパニックを起す真樹夫・・・
次第に、思考まで女人化させられるとは・・・この時思いもよらなかった・・・
続く