ジャーナリストの運命 (24) 待ち伏せ
「うっ!!」
急に目の前が明るくなり・・・両腕で光をさえぎると・・・・
その部屋には、警備員達が横隊し、片膝を床につけて、小銃を構えていた・・・
「くっ!!ま・・・まさか・・・な・・・・」
警備体長らしき人物が片手を挙げると、一斉に全員の人差し指が安全装置を解除し、小銃の引き金にかかり・・・・
「くそっ!!ここまでか・・・ん?」
両手を挙げ諦めようとした時・・・先程入ってきた入り口の隣にもう一つの扉を見つけた・・・
「き・・・君達・・・・!!」
よく見ると、一緒に逃げていた二人がその扉から手を振り読んでいた・・・
「ま、まだ・・・行ける!!」
カツッ!!コロコロコロコロ・・・・・・
ズボンに隠し持っていた閃光弾を落とし・・・
小銃を構えている警備員達の方に転がした・・・・
シュッパッ!!!!
パパパーン、パパパーン・・・・・
一瞬、辺りが明るくなり警備員達がひるんだ隙にその扉へ駆け込んだ・・・
「す、すまない・・・君たちがいたから・・・お・・・・おい・・・」
扉を閉めて二人に礼を言おうと振り向くと・・・・
「だ・・・大丈夫・・・です・・・ごぼっ・・・・げぼっ!!」
瞳の口から大量の血が・・・隣の章は・・・・
「・・・・・・」
「お・・・おい!!だ、大丈夫か!!お、おい!!目を開けろ!!め、目を!!」
揺すっても何の反応も無かった・・・・
そう・・・あの逃げる時に、数発撃たれた弾が瞳と章に命中した・・・
章は胸に・・・
瞳は・・・首と腹に・・・
どう見ても、助かりようの無い致命傷だった・・・
「お・・・俺は・・・・お・・・・」
自分が起した惨劇にパニックになる真樹夫の手を握る瞳・・・
「に、逃げて・・・私達は・・・もう・・・そ、それに・・・こう言う運命だったの・・・だ、だから・・・ごぼっ!!お・・・おねがい・・・げぼっ!!に・・にげ・・・・」
最後の言葉を言い切る前に力尽きた・・・
「す・・・すまない・・・お・・・俺が・・・こ・・・こんなんだから・・・・」
涙を流し逃げる真樹夫・・・
続く
急に目の前が明るくなり・・・両腕で光をさえぎると・・・・
その部屋には、警備員達が横隊し、片膝を床につけて、小銃を構えていた・・・
「くっ!!ま・・・まさか・・・な・・・・」
警備体長らしき人物が片手を挙げると、一斉に全員の人差し指が安全装置を解除し、小銃の引き金にかかり・・・・
「くそっ!!ここまでか・・・ん?」
両手を挙げ諦めようとした時・・・先程入ってきた入り口の隣にもう一つの扉を見つけた・・・
「き・・・君達・・・・!!」
よく見ると、一緒に逃げていた二人がその扉から手を振り読んでいた・・・
「ま、まだ・・・行ける!!」
カツッ!!コロコロコロコロ・・・・・・
ズボンに隠し持っていた閃光弾を落とし・・・
小銃を構えている警備員達の方に転がした・・・・
シュッパッ!!!!
パパパーン、パパパーン・・・・・
一瞬、辺りが明るくなり警備員達がひるんだ隙にその扉へ駆け込んだ・・・
「す、すまない・・・君たちがいたから・・・お・・・・おい・・・」
扉を閉めて二人に礼を言おうと振り向くと・・・・
「だ・・・大丈夫・・・です・・・ごぼっ・・・・げぼっ!!」
瞳の口から大量の血が・・・隣の章は・・・・
「・・・・・・」
「お・・・おい!!だ、大丈夫か!!お、おい!!目を開けろ!!め、目を!!」
揺すっても何の反応も無かった・・・・
そう・・・あの逃げる時に、数発撃たれた弾が瞳と章に命中した・・・
章は胸に・・・
瞳は・・・首と腹に・・・
どう見ても、助かりようの無い致命傷だった・・・
「お・・・俺は・・・・お・・・・」
自分が起した惨劇にパニックになる真樹夫の手を握る瞳・・・
「に、逃げて・・・私達は・・・もう・・・そ、それに・・・こう言う運命だったの・・・だ、だから・・・ごぼっ!!お・・・おねがい・・・げぼっ!!に・・にげ・・・・」
最後の言葉を言い切る前に力尽きた・・・
「す・・・すまない・・・お・・・俺が・・・こ・・・こんなんだから・・・・」
涙を流し逃げる真樹夫・・・
続く