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ジャーナリストの運命 (5) 朝のひと時

ガサガサガサ・・・
ガサガサガサ・・・

次の日、気が付くとマキさんは、起きて支度をしていた・・・

「す、すいません!!ね、寝坊してしまったみたいで・・・」
「ん?寝坊?まだ大丈夫だぞ!ちょっと早く目が覚めたから、起きて支度していただけだ・・・」
「あ・・・そ、そうなんですか・・・あ!!ホントですね・・・まだ・・・こんな時間・・・ふ~・・・」

刀也は、腕時計を見て苦笑し、ため息をついた。

「ほれ・・・これでも飲んで目を覚ませ!!」

そう言ってマキさんは、入れたてのコーヒーの入ったカップを差し出さした・・・

「あ、す、すみません・・・」
「ほれ・・・」
「頂きます・・・」

そう言い、一口飲んだ・・・
すると!

(??????)
「はっはっは!驚いたか?」
「え?ええ・・・何です?このコーヒーは・・・・」
「それはな・・・タンポポコーヒーだ!!」
「タンポポコーヒー???」
「ああ・・・大きなタンポポの根を乾燥させて焙って細かくし、入れたんだ・・・どうだ?美味いか?」
「ええ・・・これがタンポポの根っこだとは思えないぐらい美味しいです!!」
「そうか・・・良かった・・・」

その一瞬だけ、マキさんの顔が寂しそうに見えた・・・

(???どうしたんだろう???・・・いつものマキさんじゃ~ない顔をするな~・・・)

そして・・・色々と支度し、目的地へ・・・

続く

テーマ : 小説
ジャンル : アダルト

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