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繁盛する神社の秘密 3

気がつくと、神社の境内の前で竹箒を手に持って呆然としていた・・・

「あれ?私・・・何していたんだろう???」

辺りをキョロキョロと見渡して、何かを探している・・・
すると、何処からともなく

「活きの良い・・・魂を集めろ・・・」
「えっ?活きの良い?魂?魂って?・・・」
「活きの良い・・・魂を集めろ・・・」
「活きの良い・・・魂を集めろ・・・」
「活きの良い・・・魂を集めろ・・・」

と、頭の中で反響して聞こえたかと思うと、急に頭がボ~ッとし始め、目がうつろになり、その声に従わなければいけないと思い始めて・・・

「はい・・・ここには沢山の参拝客が来ますので・・・直ぐにでも・・・フフフ・・・私達の身体を使ってでも集めますわ・・・その為・・・私の子供も早く完全な闇巫女になれるように妖狐様のお力をお借りしたいのですが・・・」
「フフフ・・・そんな事なら・・・直ぐに、お前の息子を境内に集めよ・・・」
「はい・・・かしこまりました・・・」

数分後、巫女衣装の子供達が集まり、

「オイオイ・・・まだこんな格好しないといけないのか~・・・早く元に戻って彼女とデートを・・・」
「父さん~・・・もうこんな事やめようよ~・・・こんな事しても~・・・」
「親父~・・・早く戻せよ!!」

3人とも、巫女の衣装は嫌そうだった・・・

「フフフ・・・そうね・・・なら、そこで座って目を閉じていなさい・・・今から戻してあげるわ・・・」

冷たい表情の巫女の姿となった父親が息子に指示する・・・

「おう!!早くしてくれ!!」
「う、うん・・・」
(何か様子がおかしいような)
「あ、ああ・・・」
(あれ、本当に親父か?)

息子達が言われた通りに目を閉じ座ると、ふわ~っと妖狐が表れ・・・

続く

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