2ntブログ

姉妹編 (11) 模様替え?

学校が終わり、真琴が帰ってくると・・・
ガチャガチャ・・・
ガチャッ!!
バタン!
「♪~♪~♪~♪~♪~♪~」
二階から姉の機嫌の良い鼻歌が聞こえてきた。
「た、ただいま・・・・」
機嫌を損ねないように恐る恐る覗くように言うと・・・
「あら~?もう帰ってきたの?早かったじゃない・・・もう少し寄り道でもして来れば良かったのに・・・でも良いわ!!早く見せたいものがあるから!フフフ・・・」
帰ってくると元気で上機嫌の姉
「えっ?・・・あ・・・うん・・・・そ、そう言えば・・・もう大丈夫なの?」
「大丈夫?何の事かしら?」
「だって・・・朝・・・」
「フフフ・・・ああ~・・・あれね・・・ええ・・・あれからすぐに治ったの・・・」
何かいつもと様子が違う姉に恐怖心を感じる真琴
「えっ?じゃあ学校は?」
「はぁ?学校?何言ってんの?・・・あんな低レベルな事しか教えられない場所なんて何で行かなきゃならないのよ・・・くだらない・・・」
「えっ?な、何を言ってんの、お姉ちゃん・・・?」
「真琴はまだ解らないわね・・・・クスッ!でも良いの・・・」
怪しげな笑みをこぼし
「それよりも聞いてよ・・・真琴のお部屋の模様替えしてあげたの!!フフフ・・・クスッ!!きっと気に入ると思うわよ・・・可愛い可愛い真琴の為だと思って、私、一生懸命にやったのよ!!」
「・・・あ、ありかと・・・・お姉ちゃん」
いつもだったら、口煩く部屋の掃除や整理整頓には非常に厳しい姉が何故急に?と不気味になったが・・・
部屋の前に行くと、ドアにかわいらしくピンク色でMAKOT書かれたプレートが掛られていた・・・
(何だか可愛らし過ぎないか?この名前・・・)
と半分思ったが、ま~お姉ちゃんがやってくれたんだし・・・文句は言えないな!!と思って、ドアを開けると・・・
「えっ?な、何これ・・・・???」
どこから見ても女の子の部屋に変わってて・・・
呆然として見つめている真琴の背後から急に、姉がふわっと抱き付く様にして、耳元で・・・
「ど~ぉ?大分変わったでしょ~・・・フフフ・・・壁紙の張替えや、あのベッドを入れるのなんて苦労したのよ・・・気に入ってくれたでしょ?フフフ・・・」
笑顔で話しているが凍りの槍が飛ん出来ているかのような雰囲気・・・
嫌であったとしても絶対に言えない雰囲気につばをのみ顔を硬直させながら、
「う、う・・ん・・・あ、ありがと・・・」
「あっ!そうそう!あとベッドに置いてある可愛い熊のヌイグルミ、あれ探すの・・・大変だったのよ!!クスクス・・・」
何でこんな事になったのかまったく理解できなく、また言われた事を拒否しているが、文句が言えない真琴の様子を確認し、近づき耳元で一言
「これからは一緒に寝てあげてね!じゃなきゃ~嫌よ!!・・・・クスッ・・・じゃあ着替えてきなさいね!!待ってるから・・・」
そう言い、階段を降りて行った・・・

続く

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

0たか0

Author:0たか0
注意R-18です。
鏡(IF)の世界のお話へようこそ!
管理人の0たか0です。
ここでは、お気に入りの同人作品やサイトの紹介、
またまた、それに感化させられて自分自身で書いた小説を載せています。

(注意)このブログは成人向けの内容が入っていますので、
18歳未満の方や、内容に不快感をお持ちの方は、
もうし訳ありませんが、ご遠慮させていただいています。

リンクフリーです!

感想や何か話があると言う方は、掲示板の方に記載してください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード