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伊集院の逆鱗に触れた河西弁護士 (31) 女人化プログラム

「ふ~・・・・お腹いっぱい・・・」

お腹を大きくし満腹感を満足しているところに伊集院が話しかける。

「ふふふ・・・沢山食べたみたいね・・・」

伊集院の横には、先程までいたメイドに代わってOL風の女性が立っていた。

「あっ!!はい・・・ありがとうございます・・・」

(あれ?いつの間に?)

「この後の予定だけど、良いかしら?」

スケジュール帳を開いて色々とチェックをしながら話す伊集院

「はい・・・」

「今日から、3回になるけど、何か異常を感じたら何でもいいから言ってちょうだい。」

「はい、分かりました。」

「それで、私も日中は他の仕事があるから、いなくなるけど・・・後の事は彼女に任せてあるから心配しないで・・・」

そう言い、ある女性を紹介した。

「ミルダ!!後、頼むわよ!!」

「Y E S S A !!」

そう言い、こちらに歩いてくる。

(あの時の・・・ミルダさんか~・・・・・彩さんも良いけど、ミルダさんも良いな~・・・・)

「ふふっ、これからよろしくね!!」

「あっ・・・はい・・・お願いします・・・・」

「色々と、話したい事がありそうだけど、時間が無いから早めに済ませましょ!!」

そう言い、雅憲を連れてあの装置の部屋に移動した。

ガチャッ!!

装置のある部屋に入って準備に取り掛かるミルダ、何時からいたのか分からないが、他にも作業服みたいな服を着た女性が装置のプログラムをチャックしていた。

パネルを操作しながら、ミルダが雅憲に

「早速だけど、昨日と同じ様に、その椅子に座ってもらえるかしら・・・」

「あっ・・・はい・・・・」

この部屋に入ってからなのか、非常に頭がぼんやりとして、早くあの装置にかかりたいと囁く、もう一人の自分が出始めてきた。

(ふふふ・・・やっと気持ちいい事が出来るわね・・・早くあの椅子に座りましょ~・・・貴方も分かってるんでしょ~・・・あの感覚・・・ふふふ・・・我慢できないみたいね・・・・ふふっ・・・ね~・・・だったら早くあたしと一緒になりましょ~・・・もっと、もっと今までに感じた事のない快楽が味わえるわよ~・・・)

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

装置の椅子の前で呆然と立っている雅憲。その姿を見てミルダが声をかけた。

「どうしたの?気分でも悪いのかしら?」

ミルダの声に驚き、後ろを振り向く

「えっ???何か・・・言いました?」

何処からとも無く聞こえてきた声に気を取られミルダの話しかけた声に返事はした物の、
未だに焦点が合っていない雅憲

「ふふっ、どうしたのかしらね~?」

(ふふっ・・・脳内で新しい自分と会話でもしていたのかしらね・・・ふふふ・・・そろそろね・・・)

「・・・・誰かが、僕に話しかけたような・・・・気のせいかな~・・・」

先程の心の中の声を空耳だと言い聞かせ、装置の椅子に腰掛けた。

(ふふふ・・・そう・・・それでいいの・・・あたしと一緒になりましょ~・・・)

(あれ・・・まただ・・・なんなんだろう・・・この声・・・でも・・・何でだろう・・・物凄く落ち着くような・・・この声の通りにすれば良い様な・・・・・)

「じゃあ、装置を固定するわね・・・」

「はい・・・お願いします・・・」

(そうだ・・・・一緒になれば、もっともっと気持ちが良く・・・・)

身体に、電極の付いたコードを貼り付け、頭の上には大きなどんぶりみたいな機械が次々と用意され、準備が整った。

「髪の毛は大丈夫かしら・・・・どこか引っかかっている所は無い?」

「は、はい・・・大丈夫です・・・」

肩まで伸びたサラサラな髪の毛を、頭を振って装置に引っかかっていないか確認する雅憲、

「じゃあ、始めるわよ!!」

カチッ!!

ウウィ~ン~・・・・・・・

(あ~・・・昨日と一緒で・・・なんだか・・・・ぼ~っと・・・・・気持ちが・・・・・・落ち・・・・・着く~・・・・・)

(うふふ・・・生まれ変わりましょ~・・・・)

何処間かとも無く聞こえてくる声を頼りに深い眠りについてしまった雅憲

「ふふっ!!物凄く良い顔してるわね・・・・そろそろ寝た頃ね・・・・さてと・・・・早速、女人化プログラムを作動させましょ!!」

装置を操作している隊員に指示をして、プログラムを開始させる。

「YESSA!!」

ピピッ!!

「ニョニンカプログラムヲ、カイシシマス」

装置が、確認の音声案内をする。

「ミルダ中尉、女人化プログラム正常に作動しました!!」

女人化プログラムの作動を確認した隊員がミルダに報告する。

「そう・・・ふふっ・・・どんな子になるのかしらね~・・・・楽しみだわ・・・」

隊員の報告を聞き、微笑みながら、女人化後の姿を想像するミルダ中尉であった。

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