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対テロ特殊部隊女人化編(3)

対テロ策戦部隊、この部隊の特徴は、各隊員個人、個人に最大限の権限が渡されており、どんな事態でも迅速に行動が取れる様に武器の使用に対しての許可等すべての制限が事後報告となっていた。
ただその反面、隊員一人一人に対して求められる技量は非常に高く、選抜試験の基準が厳しすぎ予定数の隊員の確保ができなかった。

(実は、伊集院の手の回っている議員や官僚などが部隊創設阻止の為に募集隊員の基準をわざと上げられていた。)

前日の挨拶の件もあり必死で貴博は策を練ったが、どうやっても本人が想像していた部隊運営を可能にする人材と人数を集める事は出来なかった。

急遽、小隊編成をし直し小隊の人数を少なくし、貴博と一洋も小隊長を兼任する形で何とか訓練が出来る様になった。


そして、数ヵ月後

今では、各小隊単体で、仮想国の敵部隊の一個連隊を相手に出来るほどに上達した。
また、新システムの導入により、本部と各小隊とでより詳しい情報が送受信できるようになり、連携がより確実なものになり、効率のいい作戦が出来、少人数、少数部隊での行動が可能となった。

そして、数日後に作戦実行日が決まった。


作戦会議室に関係大臣と隊員が集まり、概容が報告がされる。

「明朝マル・サン・マル・マル本部発」
「マル・サン・サン・マル現着」
「マル・サン・サン・ゴウより各道路、各建物回線封鎖」
「マル・サン・ヨン・マル突入」
「マル・ロク・マル・マル撤収」

「以上が大まかな予定だ・・・・・」

突入経路や突入小隊順、近隣への被害予想と金額が説明がされ、作戦会議が終了
その後、隊員のみが残され解散となった。

「辛く厳しい訓練に諦めず、脱落者を一人も出さずに本当に良く耐えてくれた!!自分が出来る事と言えば、これぐらいの事しか出来ないが・・・・」

と隊長がいい、隊長以外の全隊員の階級を一階級昇進させた事を報告をし、一人一人に階級章を手渡していった。

(この作戦会議の情報もある人物が数分後に伊集院へ報告していた事は隊員全員は知る由もなかった・・・)

報告を聞いた超上機嫌な伊集院は・・・

「ふふふ、ふふふ・・・・・楽しみね~♪・・・・こんなに良い人材をプレゼントしてくれるなんて・・・・なんて利用しやすい人なんでしょう・・・・あ~、早く本物を見たいわ~♪・・・」

笑いを堪え、資料を見ながらこれからプレゼントされる(進入してくる)隊員をどんな風にしようか想像しながら、

「あなた達はどれが欲しい?この資料を見ておくといいわよ~♪・・・・・」

と、大きなマル秘マークが押された、数枚抜かれた写真入の経歴書を二人にも渡し、

「そろそろ、準備をしないと間に合わないわね~♪」

と、嬉しそうにミルダ中尉と彩中尉に言う。

「Y E S S A !!」

と、敬礼し二人は資料を手にし自分らの持ち場へと消えていった。

(つづく)

対テロ特殊部隊女人化編(2)

「そう、あれは、数ヶ月前の出来事から始まった。」

特警隊員の女装人形化事件が報道で流れ、自分の部隊でも大きな騒動になり緊急対策会議が開かれた。

そこで、偶然、友人の名前を耳にすることになるとは・・・
そう、なんと被害者の一人が、友人の慎一だったと言う事を知った。

慎一とは合同訓練で知り合い、各部隊をどのようにして連携を採っていけばうまくいくのか、とことん議論をしあった中で、職場は違うが、同じ志を持った仲間であった。

しかし、今現在はフランス人形みたいにドレスを着、女性化されている姿で、ある研究所で治療しているみたいで、しっかりとした情報は入ってこなかった。

その後の噂で、入院後、数ヶ月たっても改善どころか治療の方法すら、まったく見つからない・・・

慎一の敵を討つ為、謎の犯行組織の壊滅作戦等には積極的に参加アピールをしていた。


どこから情報を仕入れたのか分からないが各マスコミが事件の事を騒ぎ始め、
ちょうど当時の内閣は、選挙戦が近かった事から、表向きに国直属の対テロ策戦部隊を創設した。

(実は、政府にも伊集院の手が回っており部隊創設に力を入れていた議員の情報や、部隊の情報はすべて漏れた・・・)
(後に、反対を押し切ってまで創設にかかわった議員が行方不明になった事は言うまでもないが・・・)


自衛軍の対テロ策戦部隊創設初日、部隊の指揮を執る為に姿を現したのは、自ら熱望して部隊長に就任した貴博であった。


着任式当日

大臣からの任命を受ける為、大臣室へ・・・
部屋の前で今一、度身だしなみをチェックし副隊長と横に並び

コンコン、

ノックをし、直立不動の姿勢で

「対テロ策戦部隊、隊長2等陸佐 三陸 貴博!! 同じく副隊長3等陸佐 大空 一洋!! 任命を受ける為、参りました。」

「どうぞ!入ってください。」

と、言う声が・・・・

しかし、いつも聞いていた大臣の声ではなく、二人が顔をあわせ「?」と首をかしげた。

大臣室に入り、声の主を確認すると、そこにいたのは副大臣でもなく政府の補佐官であた。

「大臣は?」

と、隊長が聞くと、補佐官はこう答えた。

「本日、大臣と副大臣は他の場所で要人との会合がございまして、任命式は私が行うことになりました。」

国を上げてのプロジェクトのはずで、任命には国のトップである大臣、何があったとしても、副大臣が行うのが普通で、今回の扱いに不満な顔をしながら、頭をかきながら

「ま~、いないなら仕方がありません、だったら、そのまま早く任命状だけでいいのでを頂けませんか?」

と補佐官に言い、受け取った。

「では、われわれはこれで部隊へ戻ります」

頭を下げ、部屋を後にする・・・

部屋に残った補佐官は少し苛立った表情で

「たかが、一国家公務員が大きな顔をして・・・・予算を握っているのは僕達なんだぞ!!」

と、そばにあったゴミ箱を蹴った・・・
(その後、偶然に蹴った姿を掃除のおばちゃんに見つかり、こっ酷く怒られたのは言うまでもない・・・)


帰りの車両の中では、二人で、この扱いに対しての不平不満を言っていた。

隊長  「まさか、今回の任命状を補佐官から受け取る時代になったとはね・・・」

副隊長 「われわれの部隊はそこまでの物なんですかね」

隊長  「それにしても、副大臣まで一緒に同席するまでの要人と言うのは一体、誰なんだ?」

副隊長 「今月は、そこまでの重要な要人が入国した形跡はありませんし、どこかのトップが来たとしても、副大臣まで同席するとは・・・・」

隊長  「ま~、なんだ・・・・・初日がこう言う扱いをされたという事は、表向きは良い事を言っていても、本質は期待されていないと言う事だ・・・これからの行動次第で評価を上げていかなければならないな・・・・・・・・」

少し沈黙の後、

隊長  「・・・・・今回の任務・・・・・思った以上に、厳しい任務になるかも知れんな・・・・・」

これから起こる惨劇も知らず、彼らはあまりにも大きな組織を相手にしてしまうのであった。

・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・

その頃、大臣と副大臣は、とある人物に呼び出されていた・・・・

(つづく)

対テロ特殊部隊女人化編(1)




タ・タ・ターン・・・
タ・タ・ターン・・・
タ・タ・ターン・・・

今、一人の女性がかつて仲間であった自衛軍に追われ逃げている。

「ハァー・ハァー・ハァー・ハァー・・・・・・・・」

傷を負った彼女は物陰に隠れ、これからどうしようか混乱していた。

「何で分かってくれないの?」
「何でなの・・・・」
「どう説明すればいいのだろう・・・」
「私に攻撃するなんて・・・」
「やっぱり、もう無理なの?」
「これからどうしよう・・・・」
すべてに対して不安でいっぱいだった・・・

「まずは、負傷した傷口を止血する為、このハンカチで止血しないと・・・」

だが、思ったよりも損傷が酷く、出血も酷く貧血状態に陥っていた。

何も考えられない・・・・・・・・・・・・・・
目の前も霞んで見えにくい・・・・・・・・・・・
このまま気を失った方がどれぐらい楽なんだろうか・・・・・・・・・・・

だが、身体は勝手に壁に肩をズルズルと引きずりながら、今までの訓練で培ってきた精神力のみで必死に逃げる。



下水道に逃げ込み、数時間が過ぎようとした頃には、彼女の体力はすでに限界を超えていた。

カツッ・カツッ・カツッ・カツッ・カツッ・・・・

誰かがこっちへ来る、逃げなければ・・・
だが、必死に身体を動かそうにも言うことを聞かない。

「・・・誰か・・・来る・・・」

必死になって倒れながらも、腕だけで身体を引きずり逃げている。

ゴッツ!!

と、その時、何かにぶつかった

恐る恐る上を見ると、髪の長い女性が立っているではないか!!

「えっ!!」



と驚くと同時に、後ろからも女性がきて、

「はぁ~あ~い!!」

と片手を振りながらこっちへ向かってくる。

「さすが伊集院様が言っていた通り、予定通りね!!ミルダ!!」

「ええ、それにしても気を抜きすぎではないの?」

「大丈夫、大丈夫!!だって、ちゃ~んと護衛はいるよ!!」

「まっ、そうね、お自慢の第二小隊の殺気が感じられるし」・・・・・・

と、何を言っているのか分からず、段々と声が小さくなりその後の記憶が・・・


(つづく)

強制女人化のお話を書いてみました。

12月より女人化研究所さんの掲示板にて強制女人化のお話を書き込みさせていただきました。
そのお話を少し手直しして、このブログに掲載いします。
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