この国の危機 (5)
微かな月明かりと、パトライトに照らされて見えたのが、
拳銃を握ったまま、地面に倒れている警察官の姿だった・・・
(さ、さっきの銃声は・・・警官が撃たれたのか?・・・お・・・俺・・・このままここにいたら・・・)
身体をガタガタと震わせ、身をかがめる管理人
緊迫した時間がゆっくりと過ぎていく・・・
外の様子を見たいが、怖くて見ることが出来ない・・・
どれぐらい時間がたったのか、誰かがこちらに近づいてくる感じがした!!
コンコン!!コンコン!!
(だ、誰だよ・・・も、もしかして・・・警官を撃った犯人が・・・)
恐る恐る顔を上げ外を見ると
拳銃を握ったまま、地面に倒れている警察官の姿だった・・・
(さ、さっきの銃声は・・・警官が撃たれたのか?・・・お・・・俺・・・このままここにいたら・・・)
身体をガタガタと震わせ、身をかがめる管理人
緊迫した時間がゆっくりと過ぎていく・・・
外の様子を見たいが、怖くて見ることが出来ない・・・
どれぐらい時間がたったのか、誰かがこちらに近づいてくる感じがした!!
コンコン!!コンコン!!
(だ、誰だよ・・・も、もしかして・・・警官を撃った犯人が・・・)
恐る恐る顔を上げ外を見ると
征服を来た警察官が立っていた
「た、助かった~・・・」
先程までの状況を報告しようと慌てて、ドアを開け外に出る
「お、お、お巡りさん!!さ、さっき来たお巡りさんが、あ、あの家を見に行くって・・・」
何を言っているのか分からない状態で、先程警察官が倒れていた所を指差し、自分も見るが・・・
「あ・・・あ・・・あれ・・・?い、いない・・・」
指差した方には、誰もいなかった・・・
「さ、さっき・・・じゅ、銃声があって・・・その後、倒れていた・・・んですが・・・」
先程見た光景が何だったのか不思議な気持ちになりながら、お巡りさんの方を見る
「どうかしましたか?」
「い・・・いえ・・・あ、あの~・・・」
「警察官が2名撃たれて、そこに倒れていたんですか?」
「はい!!そうで・・・えっ?な、何でそのことを?」
目の前にいたお巡りさんが不敵な笑みをこぼし見つめる
「この国の警察は拳銃を持っていても、初弾は使わないから楽だったよ・・・」
と言いながら、オート型拳銃を取り出しサプレッサーを取り付け・・・
「ま・・・まさか・・・・あ・・・あの光景は・・・」
ゆっくりと後ずさりするが、パトカーに邪魔され動けない・・・
「要求のための犠牲は、まだ足りないだろう・・・」
そう言い、拳銃を構え
パシュッ!!
ドサッ!!
「こいつも処分しておけ・・・後・・・二人の始末も早くしておけ・・・」
後ろにいた男に指示し、家に入って言った
その頃、官邸では・・・
「自衛隊の出動はしなくても良いです!!警察の威信にかけて・・・」
「本当に大丈夫なんだな?」
「はい!!SATの出動準備も整いましたし・・・」
「そ、そうか・・・だ、大丈夫なんだな?」
「ただ・・・今回のケースですと・・・交渉の余地は無いので、逮捕は出来ないと言うことだけは、念頭において置いてください・・・・」
「分かった・・・サインしておこう・・・」
「ありがとうございます・・・では・・・」
一人の官僚が対策本部から出て行った
「ふ~・・・これで良いんだな・・・これ以上被害が出ると、次の選挙にも影響が出る・・・ましてや自衛隊を出動させたとなると説明がめんどくさくなるし・・・ただの事件で終われば・・・」
「はい・・・犠牲になった国民には悪いですが・・・薬物中毒者が起こした発砲事件で解決させます・・・」
「頼んだぞ・・・」
続く
「た、助かった~・・・」
先程までの状況を報告しようと慌てて、ドアを開け外に出る
「お、お、お巡りさん!!さ、さっき来たお巡りさんが、あ、あの家を見に行くって・・・」
何を言っているのか分からない状態で、先程警察官が倒れていた所を指差し、自分も見るが・・・
「あ・・・あ・・・あれ・・・?い、いない・・・」
指差した方には、誰もいなかった・・・
「さ、さっき・・・じゅ、銃声があって・・・その後、倒れていた・・・んですが・・・」
先程見た光景が何だったのか不思議な気持ちになりながら、お巡りさんの方を見る
「どうかしましたか?」
「い・・・いえ・・・あ、あの~・・・」
「警察官が2名撃たれて、そこに倒れていたんですか?」
「はい!!そうで・・・えっ?な、何でそのことを?」
目の前にいたお巡りさんが不敵な笑みをこぼし見つめる
「この国の警察は拳銃を持っていても、初弾は使わないから楽だったよ・・・」
と言いながら、オート型拳銃を取り出しサプレッサーを取り付け・・・
「ま・・・まさか・・・・あ・・・あの光景は・・・」
ゆっくりと後ずさりするが、パトカーに邪魔され動けない・・・
「要求のための犠牲は、まだ足りないだろう・・・」
そう言い、拳銃を構え
パシュッ!!
ドサッ!!
「こいつも処分しておけ・・・後・・・二人の始末も早くしておけ・・・」
後ろにいた男に指示し、家に入って言った
その頃、官邸では・・・
「自衛隊の出動はしなくても良いです!!警察の威信にかけて・・・」
「本当に大丈夫なんだな?」
「はい!!SATの出動準備も整いましたし・・・」
「そ、そうか・・・だ、大丈夫なんだな?」
「ただ・・・今回のケースですと・・・交渉の余地は無いので、逮捕は出来ないと言うことだけは、念頭において置いてください・・・・」
「分かった・・・サインしておこう・・・」
「ありがとうございます・・・では・・・」
一人の官僚が対策本部から出て行った
「ふ~・・・これで良いんだな・・・これ以上被害が出ると、次の選挙にも影響が出る・・・ましてや自衛隊を出動させたとなると説明がめんどくさくなるし・・・ただの事件で終われば・・・」
「はい・・・犠牲になった国民には悪いですが・・・薬物中毒者が起こした発砲事件で解決させます・・・」
「頼んだぞ・・・」
続く