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対テロ特殊部隊女人化編(46) 脳内女人化、しかし・・・

脳内女人化装置室では・・・

ここは・・・・何で・・・あたし・・・・ここにいるの?・・・・
って、ここはどこ・・・・・あたし・・・・あたしは・・・・・

誰?誰かいるの?誰?

電気が消され、モニターや、機械類のスイッチが光っているのみの部屋で、ベットに固定され、半分体が起されている状態で、頭にはヘルメットを被せられ、なにやら色々な情報が頭の中に直接送り込まれている。そのベットの前に薄っすらと黒い影が見えた。

「あっ・・・あ・な・た・は・・・・あ・な・た・は・・・誰?誰・で・す・か・・・・よ・ろ・し・け・れ・ば、何・で・あ・た・し・は・・・・こ・こ・に・・・い・る・の・・・でし・ょ・う・か・・・」

目の前にいる黒い影に朦朧としながら開かない口を無理やり動かして、片言になりながら話しかける。しかし、何も返事は返ってこなかった。

「だ・れ?・・・誰・な・の?・・・あっ!!伊・集・院・さ・ま・?・・・・えっ?・・伊・集・院・様・っ・て・?・・・誰?・・・」

頭に付けられた装置のせいなのか?記憶がはっきりとしない・・・知らない名前が自然に口に出てきたり、女言葉になっているし・・・・元々自分の性別は何だったのだろうか・・・訳が分からなくなっていた。その混乱している様子を見ていた黒い影は、くすっ、と笑ったかのように見え、そして、ある事を言い出した。

「ふふ、貴女は飼い主に捨てられ、拾われたのよ!!だから、これからここの隊員になるの!ま~今は理解できなくてもいいわ!その内にこの装置が分かる様にしてくれるから・・・気が付けば自然に記憶の中に入ってるわ!!・・・そして貴女は伊集院様に仕えるの・・・ふふっ、でも、もし私に困った事が起きたら、私を助けてちょうだいね!!これが第一優先事項よ!!・・・・分かるかしら・・・・ふふふ、まっ、良いわ!!この装置の方でも設定しておくから・・・後、今の話の事は夢よ夢!!だから忘れなさい、良いわね!!ふふふ、」

その言葉の意味がまったく理解できないでいたが、意思とは無関係に口が開いてしまう。

「は、はい・・・・わかりました・・・・お願いします・・・・」

そう言って、また目を閉じ夢の世界へ・・・

カチャカチャカチャ・カチャカチャカチャ・カチャカチャカチャ・カチャカチャカチャ・

頭に付けてある装置を操作する為、キーボードに何かを打ち込む黒い影

「ふふふ、記憶の方はこれで良いわ!!後はこの警備装置のデーターを書き直して・・・・ふふふ・・・・」

プシュー

そう言って監視カメラのデーターを上書きし、今さっき起きたことをすべて綺麗に消し去りその部屋から出て行った。

(つづく)

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