ジャーナリストの運命 (20) 情報提供・・・
その頃、真樹夫は・・・
行方不明の兄を探している妹・・・瞳から連絡を受ける・・・
「あ・・・あの~・・・ちょっと・・・話したい事があるのですが~・・・じ、実は・・・私・・・あの研究所で働く事になって・・・内部の地図を手に入れられるかもしれません・・・そ、それで・・・・・・」
「そ・・・そんな事!!いけない!!危険すぎる!!もし見つかったりしたら・・・あの研究所で行われている事は、人体実験なんだぞ!!そんな事やっているれ連中だ!何されるか・・・それに・・・もし君に何かあったら・・・我々は・・・」
と、話し続けようとした時、瞳が話を遮った・・・
「大丈夫です!!私も・・・協力したいんです!!私の兄を・・・兄を見つけるには・・・これしか・・・これしか方法は無いんです!!それに・・・早く見つけなければ・・・兄も・・・兄が手遅れになる前に・・・それとも・・・他にいい案があるんですか?兄を助けられるいい方法が!!」
少し興奮した様な雰囲気で食って掛かる様に話す瞳・・・
「・・・そ・・・それは・・・・わ・・・・分かった・・・す・・・すまない・・・私は・・・」
何も言えない真樹夫だった・・・
(ふふふ・・・思った通りね・・・そんなんだから・・・駄目なのよ・・・男は・・・そんな欠点は・・・この研究所で・・・私達がなおしてあげるわ・・・ふふふ・・・)
口だけが微笑み、話し始める瞳・・・
「それで・・・今・・・研究所の中にいるんです・・・それで・・・もう少ししたら・・・研究所の配置図のデータをダウンロード出来ます・・・そしたら・・・一度・・・会いたいんですが・・・いいですか?」
「あ・・・ああ・・・分かった・・・そしたら・・・今夜・・・例の場所で・・・」
「はい・・・分かりました・・・あっ!誰か来たみたいなんで・・・切りますね・・・」
プツッ!!プープープー・・・・
そして、その夜・・・
以前から、何度も会っているうちに親近感が生まれ、あの連絡も疑う事を忘れて・・・
「こ、これが・・・研究所の・・・」
渡されたデーターをPDAで読み取り確認する真樹夫・・・
「はい・・・それで・・・こっちの用紙ですが・・・この図面・・・多分・・・ここに・・・捕らわれている人たちがいると・・・それに・・・この部屋も・・・物凄く気になります・・・研究ルームとして囲われていて・・・ここ・・・培養とか・・・この部屋なんて・・・移植とか出来るなんて書いてありました・・・」
真樹夫の表情を確認しながら言う瞳・・・
「そ・・・そうか・・・この部屋に・・・分かった・・・これさえあれば・・・直ぐにでも・・・」
研究所のデーターと図面の用紙を手に直ぐに出かけようとする真樹夫・・・
しかし、
「だ、駄目!!今日は・・・駄目!!」
行きかけた真樹夫を止める瞳・・・
「ど、どうしてなんだ!!何故?駄目なんだ!!」
不思議な顔をして瞳に聞くと・・・
「今日まで、装置の搬入で・・・警備の人が多いの・・・それに・・・もし・・・貴方が見つかれば・・・私が疑われてしまうわ・・・」
「そ、そうだな・・・わ、分かった・・・なら・・・明日の夜に・・・それなら・・・警備も気が抜けて手薄に・・・」
「分かったわ・・・明日は・・・私も中にいるから・・・お願いします・・・」
そう言って、分かれた・・・
この時、彼女に明日、研究所に入る事を言ってしまった事を後悔するなんて思いもよらなかった・・・
続く
行方不明の兄を探している妹・・・瞳から連絡を受ける・・・
「あ・・・あの~・・・ちょっと・・・話したい事があるのですが~・・・じ、実は・・・私・・・あの研究所で働く事になって・・・内部の地図を手に入れられるかもしれません・・・そ、それで・・・・・・」
「そ・・・そんな事!!いけない!!危険すぎる!!もし見つかったりしたら・・・あの研究所で行われている事は、人体実験なんだぞ!!そんな事やっているれ連中だ!何されるか・・・それに・・・もし君に何かあったら・・・我々は・・・」
と、話し続けようとした時、瞳が話を遮った・・・
「大丈夫です!!私も・・・協力したいんです!!私の兄を・・・兄を見つけるには・・・これしか・・・これしか方法は無いんです!!それに・・・早く見つけなければ・・・兄も・・・兄が手遅れになる前に・・・それとも・・・他にいい案があるんですか?兄を助けられるいい方法が!!」
少し興奮した様な雰囲気で食って掛かる様に話す瞳・・・
「・・・そ・・・それは・・・・わ・・・・分かった・・・す・・・すまない・・・私は・・・」
何も言えない真樹夫だった・・・
(ふふふ・・・思った通りね・・・そんなんだから・・・駄目なのよ・・・男は・・・そんな欠点は・・・この研究所で・・・私達がなおしてあげるわ・・・ふふふ・・・)
口だけが微笑み、話し始める瞳・・・
「それで・・・今・・・研究所の中にいるんです・・・それで・・・もう少ししたら・・・研究所の配置図のデータをダウンロード出来ます・・・そしたら・・・一度・・・会いたいんですが・・・いいですか?」
「あ・・・ああ・・・分かった・・・そしたら・・・今夜・・・例の場所で・・・」
「はい・・・分かりました・・・あっ!誰か来たみたいなんで・・・切りますね・・・」
プツッ!!プープープー・・・・
そして、その夜・・・
以前から、何度も会っているうちに親近感が生まれ、あの連絡も疑う事を忘れて・・・
「こ、これが・・・研究所の・・・」
渡されたデーターをPDAで読み取り確認する真樹夫・・・
「はい・・・それで・・・こっちの用紙ですが・・・この図面・・・多分・・・ここに・・・捕らわれている人たちがいると・・・それに・・・この部屋も・・・物凄く気になります・・・研究ルームとして囲われていて・・・ここ・・・培養とか・・・この部屋なんて・・・移植とか出来るなんて書いてありました・・・」
真樹夫の表情を確認しながら言う瞳・・・
「そ・・・そうか・・・この部屋に・・・分かった・・・これさえあれば・・・直ぐにでも・・・」
研究所のデーターと図面の用紙を手に直ぐに出かけようとする真樹夫・・・
しかし、
「だ、駄目!!今日は・・・駄目!!」
行きかけた真樹夫を止める瞳・・・
「ど、どうしてなんだ!!何故?駄目なんだ!!」
不思議な顔をして瞳に聞くと・・・
「今日まで、装置の搬入で・・・警備の人が多いの・・・それに・・・もし・・・貴方が見つかれば・・・私が疑われてしまうわ・・・」
「そ、そうだな・・・わ、分かった・・・なら・・・明日の夜に・・・それなら・・・警備も気が抜けて手薄に・・・」
「分かったわ・・・明日は・・・私も中にいるから・・・お願いします・・・」
そう言って、分かれた・・・
この時、彼女に明日、研究所に入る事を言ってしまった事を後悔するなんて思いもよらなかった・・・
続く