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対テロ特殊部隊女人化編(33) 仕組まれた罠

実は貴博が逃げた後、ミルダ達は・・・・

「ふふ、ありがと・・・・これで彼女は自分の意思で逃げたと思い込んでいるわ!!ふふ、単純よね・・・・持ち場に戻っていいわよ!!」

「YESSA!」

敬礼をし持ち場へ戻る隊員。怪しい笑みをこぼし無線で伊集院に報告をした。

「伊集院様、予定通り彼女を逃がしました!!次の支持を!!」

「ふふふ、そう!!逃げたのね!!ちゃんと自分の意思で逃げられる様に手助けしてあげたかしら?」

「はい、今頃彼女は脱げない制服を隠す為、ロングコートにフードで身を隠し、外に準備してあった車両を盗んだと思って、逃走している頃です。しかし、本当に大丈夫なのですか?」

「ふふふ・・・・可愛い子には旅をさせよって昔から言うじゃない・・・今回、逃げる事で、これからの人生において物凄く重要で貴重な経験をすると思うわ!!ふふっ・・・・戻ってきたら暖かく出迎えてあげましょ!!」

「はぁ~・・・・貴重な経験ですか・・・分かりました。では、これから私は何をすれば・・・・」

伊集院の言っている事が少し理解が出来ず、中途半端な返事になってしまった。

「そうね~少しの間休んでいてもいいわよ!!そうだ、彩にも言っておいて!!みんな疲れているだろうし・・・・捕獲した彼女達も主役が戻ってこない限り何も出来し、メイドの方で見張りは十分よ!!休んでちょうだい、また連絡するわね!!」

そう言って伊集院の通信が切れた。

「少しの間休憩か~・・・まっ少し休むかな~・・・」

そう言って、また無線機の送信スイッチを押した。

「軍曹、聞こえるか?」

「はっ!!」

「第三小隊は一先ず休憩に入る、部下達に報告を!!」

「YESSA!!」

そう言って無線機を元に戻した。

「で・・・彩も聞いてたわよね?」

「はっはっは~・・・・やっぱ~見つかっちゃった~・・・隠れたつもりだったのに~・・・で、本当に一次休息でいいのね!!」

「ええ、そう言ってたから間違いいわ!!彼女が帰ってくるまでは良いみたいよ!!」

「ふ~ん、そ~なんだ~・・・じゃあ、連絡入れとかなきゃ!!」

そう言って、彩少尉も無線機を取り出し部下を呼びだした。

「曹長聞こえる?」

「はっ!!何でしょう?」

「第二小隊も一先ず作戦は中断よ!!休憩に入ってちょうだい!!みんなに連絡頼むわよ!!」

「YESSA!!」

そう言って無線機をしまった。

「ふ~・・・じゃあ、少し、お休みっと・・・・あっ!!そうだ!!ミルダはこれからどうする?何なら私の休憩室に来ない?美味しい紅茶の葉を手に入れたの!!」

「紅茶ね~・・・いいわね!!じゃあ、お言葉に甘えて・・・・」

話をしながら休息室の方へ消えて行く二人・・・・・

(つづく)

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