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クリスマスプレゼントの裏にあるもの・・・(3)

母親の怪しい笑みを見て、ふと、お父さんの顔が頭をよぎって思い出し、内緒で調べていた事との線が繋がった・・・
「う・・・も、もしかして・・・う・・・・・」
ドサッ!!
そのまま倒れて、寝てしまった・・・
「ふふふ・・・知らなくて良い事を知ろうとするから・・・・本当なら・・・もう少しの間、人間でいられたのに・・・・フフフ・・・パパみたいに可愛い子にしてあげるわね!今回は、プロトタイプじゃないから・・・ね・・・」
何かを言っていたけどはっきりと聞こえなかった・・・・

呪術台に載せられ、身体に色々なチューブを付けられ・・・
改造手術が開始される・・・
「フフフ・・・開始するわね!サポートプログラム・・・」
「ハイ・・・」
「い~い!まず、腕と足を切断して、中身を入れ替えるわ!そして・・・胴体と脳を同時に・・・記憶の方は目を覚ましてから入れ替えるから・・・・」
「ハイ・・・カシコマリマシタ・・・」
「フフフ・・・・」
「シツモンシテモ、イイデショウカ・・・・」
「ええ・・・」
「ナゼ?アノトキト、オナジヨウニ、メヲサマシタアトニ、キオクヲ・・・イレカエルノデショウカ?」
「フフフ・・・それはねぇ~・・・・ただの趣味よ!サイボーグの身体になっても恐怖を覚え、怖がる顔を見たいのよ・・・それに・・・恐怖しながらの方が、より確実にインストールできるのよ!!」
「・・・・ワカリマシタ・・・」
[フフフ・・・貴女の様にね・・・フフフ]
と小声で呟いた・・・
その声に反応したサポートプログラムが
「・・・・・リカイ・・・フノウ・・・デス・・・セツメイヲ・・・」
「良いのよ・・・理解しなくても・・・フフフ・・・・改造手術の事だけに専念して!」
「ハイ・・・カシコマリマシタ・・・・デハ・・・カイシシマス・・・・」
ギィィィ~~~~~ン!!
大きな電気ノコが、固定してある手足を切断していく・・・
しかし、手術台に固定された時、付けられた点滴から色々なクスリが体内に入れられたらしく、出血は全く無い・・・

キュイ~ン・・・・!!
キュイ~ン・・・・・

キュイ~ンキュイ~ン・・・
ジジジジジ・・・
ジジジジジ・・・・
キュイ~ン・・・キュイ~ン・・・
ウィ~ン・・・ウィ~ン・・・・

腰の部分と胸の部分に分けられた胴体がアームに持ち上げられ、組み立てられる・・・
「ドウタイブブンノキカイカ・・・カンリョウシマシタ・・・」
「そう・・・頭部の方はどうなってるのかしら?」
「ハイ・・・ノウヲ、キカイカシ・・・アトハ、カメラアイノ・・・ピントチョウセイヲ、スルノミデス・・・」
「フフフ・・・なら・・・そろそろ良い頃ね・・・回路を接続するから、手術台におろして頂戴!!」
「ハイ・・・カシコマリマシタ・・・」
ウィ~ン・・・ウィ~ン・・・・
ウィ~ン・・・ウィ~ン・・・・
キュイ~ンキュイ~ン・・・
ジジジジジ・・・
ジジジジジ・・・・
キュイ~ン・・・キュイ~ン・・・
「フフフ・・・これで良いわ・・・」
機械化された頭と胴体を接続し、メイン回路の電源をONにした
(う、うるさいな~・・・・・・こ、ここは・・・・どこ・・・・?色んな機械が・・・あれ?持ち上げられている?あれ?手が・・・足が・・・動かない・・・あれ?あれ?身体が動かない・・・あれ?目の前に訳の変わらない文字が沢山・・・)
「ふふふ・・・調子はどうかしら?」
お母さんの声が横からし、声のする方向に首を向けようとしたが、動かない・・・
視線だけでもと思い、目を動かしても・・・動かない・・・
それどころか、目の前にある機械だらけの景色にアルファベットの文字が沢山スクロール状に流れていく・・・
声を出すが、全く出ない・・・
「あらあら・・・ごめんなさい・・・まだ、声帯機能の調整が出来ていないのよ・・・」
(声帯機能?調整?何言ってるんだ?)
「こうすれば、一応話している事になるかしらね?」
そう言い、頭から出ているコードのカプラーを大きな機械に差し込んだ!!
「ア・・・ア・・・アレ・・・・?コ、コエガ・・・アレ・・・?クチカラ、デテナイ?」
少しして、口は動かなくても、頭の中で話した事が、口からではなく、壁に掛けてあるスピーカーから声が出ていた・・・
「エッ?ド、ドウシテ・・・?エッ?ナ、ナンデ・・・?アレ・・・?ソ、ソレニ・・・コエガ・・・オカシイ・・・ナ、ナンデ・・・?」
「喜びなさい・・・これで・・・あなたの思いが叶うわよ!ほら、見なさい!この身体・・・」
そう言い、天井にある鏡の電源が入り、身体を映した・・・
「エッ?ウ、ウソ・・・ウソダロ・・・?ナ、ナニ・・・コ、コレ・・・?コ、コレガ・・・ボ、ボク?ソ、ソンナ・・・エッ?」
「あらあら~?お気に召さなかったかしら~?折角喜んでくれると思って、サイボーグにしてあげたのに~・・・」
「ナンデ・・・?ナンデ・・・?コンナンジャ~・・・コンナンジャ~・・・・イヤダイヤダ・・・・」
「ふふふ・・・後は、この装置を入れれば、完璧になれるわ・・・サイボーグになれた事を嬉しく思えるようになれるわ!」
と、パソコンのメモリーみたいな物を見せて・・・
「それに・・・本当は・・・お母さんの助手になりたかったんでしょ?ふふふ・・・立派な助手にしてあげるわ!!少しの間・・・我慢しなさいね!」
カメラのメインスイッチを切られ、強制終了させられた・・・

続く・・・

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