伊集院の逆鱗に触れた河西弁護士 (23) お休みを・・・
「あっ、そうだ・・・今日も夕方から依頼者と打ち合わせがあるから、昨日と同じで終わったら事務所を閉めて帰ってくれ!」
「そうですか~・・・わかりました・・・で、所長~・・・」
「ん?」
「もうそろそろ、試験なんでお休みが~・・・」
「そうだな~・・・試験まで後・・・約一週間か~・・・うん!!いいよ!!試験までは何とか一人でも出来そうだし・・・それに、今度こそ受かってもらわないと・・・」
「ありがとうございます!!今回こそは絶対に合格できますって!!」
「ふ~ん・・・まっ!!頑張ってちょうだい!!」
「あっ・・・・所長!!今言った事信用して無いでしょ?」
「ん~・・・・今までの事を思うとな~はっはっはっはっはっはっは~」
笑いながら、席を立って他の部屋に行ってしまった。
(フ~ン~だ、フ~ン~だ!!・・・・あたし、今回は絶対に合格できるもん!!・・・・あっ!!そう言えば・・・お弁当の事言うの、忘れてたわ・・・)
所長が部屋に戻ってくるのを待って、お昼の事を言った。
「所長!!そう言えば、昨日良いお店を見つけて・・・・」
「また、始まったな~・・・で、今回はどんな美人?」
「も~・・・違いますって・・・・」
「あっ・・・違うの?」
「ええ・・・いつも、お昼は、近くのコンビニ弁当ですよね~・・・」
「あ?うん・・・そうだな~・・・」
いったい何を言い出すのかと思いきや・・・まさか、昼食の話をするとは思っもおらず、呆気にとられる河西弁護士、
「毎日コンビニ弁当だと身体に良くないと言うか、栄養の偏りが・・・・」
「へ~・・・そんな事考える様になったんだ・・・」
いつもは、安くて量が多ければ良いという考えを何度も言って来た雅憲、ここに来て急にこの様な事を言うのには何か訳が有るのではないかと疑いざるを得なかったが、今の仕事が忙しく、面倒事になりそうだったので、そのまま聞き逃してしまった。
「ええ・・・って・・・そうじゃなくて・・・事務所まで配達してくれる、お弁当屋さんを見つけたんですよ!!しかもその価格が!!」
「手っ取り早く言うと、弁当をコンビニまで買いに行くのが面倒くさい・・・だろ?」
「ちっ、違いますって・・・・毎日の栄養と食事代も考えて・・・」
「ふ~ん~・・・まっ!!良いけど・・・で・・・大丈夫なんだろうな?」
「えっ?何がですか?」
(まさか所長・・・昨日、伊集院さんの所に行った事がばれてる?いや、いくら感が良い所長だからと言って、そこまでは・・・)
「そりゃ~そこの店だよ!!食材に変なものが入っているとか・・・・」
(な~んだ・・・その事か~・・・・)
ほっとした表情で返答をする雅憲
「大丈夫みたいですよ!!今は、小さい弁当屋みたいですが、ゆくゆくはチェーン店化するみたいで、そのキャンペーンとか何とかで安いみたいで・・・」
「ふ~ん・・・・まっ・・・それなら良いけど・・・で・・・いつから注文すれば良い?」
「本格的に注文するのは来週からって言っていたので・・・・でも、今週はお試しとして、今日から配達してくれるんですよ!!」
「そっか~・・・ふ~ん~・・・でも・・・採算取れるのかな~・・・」
と、話をしていると、事務所のインターホンのチャイムが鳴った。
ピンポーンー
「そうですか~・・・わかりました・・・で、所長~・・・」
「ん?」
「もうそろそろ、試験なんでお休みが~・・・」
「そうだな~・・・試験まで後・・・約一週間か~・・・うん!!いいよ!!試験までは何とか一人でも出来そうだし・・・それに、今度こそ受かってもらわないと・・・」
「ありがとうございます!!今回こそは絶対に合格できますって!!」
「ふ~ん・・・まっ!!頑張ってちょうだい!!」
「あっ・・・・所長!!今言った事信用して無いでしょ?」
「ん~・・・・今までの事を思うとな~はっはっはっはっはっはっは~」
笑いながら、席を立って他の部屋に行ってしまった。
(フ~ン~だ、フ~ン~だ!!・・・・あたし、今回は絶対に合格できるもん!!・・・・あっ!!そう言えば・・・お弁当の事言うの、忘れてたわ・・・)
所長が部屋に戻ってくるのを待って、お昼の事を言った。
「所長!!そう言えば、昨日良いお店を見つけて・・・・」
「また、始まったな~・・・で、今回はどんな美人?」
「も~・・・違いますって・・・・」
「あっ・・・違うの?」
「ええ・・・いつも、お昼は、近くのコンビニ弁当ですよね~・・・」
「あ?うん・・・そうだな~・・・」
いったい何を言い出すのかと思いきや・・・まさか、昼食の話をするとは思っもおらず、呆気にとられる河西弁護士、
「毎日コンビニ弁当だと身体に良くないと言うか、栄養の偏りが・・・・」
「へ~・・・そんな事考える様になったんだ・・・」
いつもは、安くて量が多ければ良いという考えを何度も言って来た雅憲、ここに来て急にこの様な事を言うのには何か訳が有るのではないかと疑いざるを得なかったが、今の仕事が忙しく、面倒事になりそうだったので、そのまま聞き逃してしまった。
「ええ・・・って・・・そうじゃなくて・・・事務所まで配達してくれる、お弁当屋さんを見つけたんですよ!!しかもその価格が!!」
「手っ取り早く言うと、弁当をコンビニまで買いに行くのが面倒くさい・・・だろ?」
「ちっ、違いますって・・・・毎日の栄養と食事代も考えて・・・」
「ふ~ん~・・・まっ!!良いけど・・・で・・・大丈夫なんだろうな?」
「えっ?何がですか?」
(まさか所長・・・昨日、伊集院さんの所に行った事がばれてる?いや、いくら感が良い所長だからと言って、そこまでは・・・)
「そりゃ~そこの店だよ!!食材に変なものが入っているとか・・・・」
(な~んだ・・・その事か~・・・・)
ほっとした表情で返答をする雅憲
「大丈夫みたいですよ!!今は、小さい弁当屋みたいですが、ゆくゆくはチェーン店化するみたいで、そのキャンペーンとか何とかで安いみたいで・・・」
「ふ~ん・・・・まっ・・・それなら良いけど・・・で・・・いつから注文すれば良い?」
「本格的に注文するのは来週からって言っていたので・・・・でも、今週はお試しとして、今日から配達してくれるんですよ!!」
「そっか~・・・ふ~ん~・・・でも・・・採算取れるのかな~・・・」
と、話をしていると、事務所のインターホンのチャイムが鳴った。
ピンポーンー