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伊集院の逆鱗に触れた河西弁護士 (2) 宣戦布告?

・・・・・・・・・・数ヵ月後・・・・・・・・


徹底的に調べた結果、会社の実態からその中の秘書課に目をつけた河西は、色々な方法で証拠を集めていた。

そして、その件を調べている事を知った、伊集院は大事にならない様に各部署に圧力をかけたが、一人で行動をする河西にとっては何にも効果はなかった。

そして、ある日・・・

一つの証拠を持って伊集院の前にある人物が現われた。

「あっ!!どうも~・・・私、こう言う者でして・・・」

そう言い、伊集院に名刺を手渡し話続ける河西、

「実は~・・・・こう言うものを入手したのですが・・・これって・・・・」

彼が色々な方法で入手した証拠の中に、女人化オークションによって入金された公に出来ない明細書の一部を伊集院に見せた。

「・・・・・・・・・・・いったい、これがなんでしょうか?」

表情一つ変えずに、伊集院が返答をするが・・・

「あれ~・・・・分かりませんかね~・・・・この前・・・ある建物で行われたんですよね~?・・・・これって・・・拉致、誘拐?・・・ま~・・・人権侵害も~・・・・」

「クスクス・・・拉致?誘拐?人権侵害ですって?・・・いったい何の事だかまったく見当も付きませんわ~?」

「へ~・・・そ~なんですか~・・・・まっ、でもこの資料の発信基は~・・・あそこのビルで、確か~この会社の所有物件ですよね~?しかも、この会場って・・・法務省に届出してある資料と合致しないんですよね~・・・・で・・・登記簿を詳しく調べても・・・それに、これを提出したのって・・・貴女・・・・ですよね~?」

「・・・・・・・・そうね・・・・・でも・・・・証拠は?」

登記簿の写しを出され、確認し少し考えた後に答える伊集院、

「はははは~・・・・証拠ですか~・・・・そうですね~・・・・ん~・・・確かに・・・そう言われると~・・・・でも、実際に人が行方不明になって、ここにいたとする様な、この資料をマスコミに流せば・・・ま~多分貴女の事ですから、色々な場所に根回しをしているんで、マスコミもすぐには動かないと思いますから・・・・ん~・・・・ネットで暴露みたいな事なんて、面白かったりしません?」

「ふふふ・・・で・・・・何が言いたいのかしら?」

今まで、まったく表情を変えなかった伊集院が少しひきつった笑顔で聞くと、

「まっ!!そういう事は、追々考えますわ~・・・そうですね~・・・ネットで流して、民意を見方にすれば勝ち目は・・・・ふっ!・・・冗談、冗談ですって!!ま~今日の所は、ちょっとした挨拶ですので・・・・・・・そんなに表情を硬くしなくても・・・美人が勿体無いですよ!はっはっはっはっは~」

そう言って、席を立って部屋の扉を開けて出て行こうとした。

「あっ・・・そうそう!!・・・お土産・・・・と言うか、ちょっとしたお礼を・・・・・置いておきましたから・・・・楽しんでくださいね?・・・・その代わりに、こっちはその分、良い物を頂いたんで・・・・・・後~・・・・変な考えは起こさないで下さいね!!自分が何かあった時の対策も設定してあるので・・・・じゃっ!!収入源さん!!あっはっはっはっはっはっはっはっはっは~!!」

バタン!!

そう言って、部屋を出て行った。

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