対テロ特殊部隊女人化編(6) 第三小隊捕獲
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悩んだ挙句、小隊長は保険であるもう一つの通信手段をとる。
「では、現在使用している無線を放棄、これからは有線に変更、準備にかかれ!!」
万が一の為に、突入小隊は直径2ミリほどの通信線を、フロアーを索敵しながら引っ張っており、確実に通信が取れる様、無線通信が一定時間不通になれば切り替える事になっていたが、線を切られたり、途中で分線され別の送信機に接続し傍受されてしまう可能性があり、極力使用は避けたかった。
有線電話を使用したとしても依然として、有線である為、本部との交信は出来ないのに変わりはなかった。
想定していない事態に、対応に追われる隊員達。少しずつだが、焦りの色が見え始めてきた。
建物の一室では、隠しカメラで外の様子を確認しているミルダ中尉とその部下達
「ふふふ、困ってる、困ってる、まさか最新鋭の通信設備が使用できなくなるとは
思っても見なかった事でしょうね・・・・
最新鋭といったって、私達の技術にとって見れば足元にも及ばないけど・・・」
そこに、待ちくたびれた彩少尉から無線連絡が入る。
「ねぇ~ミルダ~まだやらないの、外のイタズラの状況が見えるあなた達はいいけど、
建物内の私達は先に入ってきた、一団体には伊集院様が手出しするなって言われているし、他に何の変化もなくて退屈なのよ!!も~待ちくたびれちゃったわ!!・・・早く終わらせて、お遊びしたくて我慢できないんだけど!!」
外の様子が音声でしか分からない彩少尉からの催促だった。
「はいはい、も~分かったわよ!!もう始めるから・・・・確かに、あんましここで油を売っていると伊集院様にも怒られそうだし・・・・・・
そろそろ始めちゃおっか? あ~ぁ、もうちょっとどんな反応するのか見ていたかったんだけどな~・・・」
と、現在の技術では作ることの出来ない装備を身に付けた第三小隊の隊員達に号令をかける。
「さ~ぁ、お遊戯の時間よ!!早いとこ捕まえちゃいましょ!!」
ミルダ中尉が言うと隊員達は一斉に持ち場へ消えていった・・・
「ふふ、同じ第三小隊か~・・・・相手になってくれればい~んだけど・・・」
(その頃、もう一方の第三小隊では・・・・)
通信手が有線電話に切り替え作業にあたる中、急に建物周辺の空気が変わりはじめた!!
何か刺さるような視線の様な、重く伸し掛かる空気に、色々な疑問を持ちつつ警戒に当たっている隊員達。隊員達の連携にミスが出始め、ついに緊張の度合いがピークに達した時、
火蓋が落とされた。
突然!!
「ガサガサ、ガサガサ、ガサガサ・・・・」
と草むらで何かが動いた。
警戒中の隊員が拳銃を構え、暗視ゴーグルを下げたとたん、一匹の野良猫がねずみを追いかけて走っていった・・・
「ふ~・・・猫か~・・・脅かすなよ~・・・」
拳銃をホルスターヘ収め小銃に持ち替え、ほっと気を抜いた直後・・・・
隊員の真後ろで殺気が!!慌てて振り向きざまに拳銃に手をかけようとするが・・・
パシュッ!! パシュッ!!
と音がすると同時に、首筋にかすかな痛みが・・・・
「クッ!!」
ドサッ!! ドサッ!!
ミルダ中尉の第三小隊の隊員が報告する。
「中尉、二名捕獲しました。」
その後、続々とミルダ中尉に捕獲の報告がされた。
(つづく)
悩んだ挙句、小隊長は保険であるもう一つの通信手段をとる。
「では、現在使用している無線を放棄、これからは有線に変更、準備にかかれ!!」
万が一の為に、突入小隊は直径2ミリほどの通信線を、フロアーを索敵しながら引っ張っており、確実に通信が取れる様、無線通信が一定時間不通になれば切り替える事になっていたが、線を切られたり、途中で分線され別の送信機に接続し傍受されてしまう可能性があり、極力使用は避けたかった。
有線電話を使用したとしても依然として、有線である為、本部との交信は出来ないのに変わりはなかった。
想定していない事態に、対応に追われる隊員達。少しずつだが、焦りの色が見え始めてきた。
建物の一室では、隠しカメラで外の様子を確認しているミルダ中尉とその部下達
「ふふふ、困ってる、困ってる、まさか最新鋭の通信設備が使用できなくなるとは
思っても見なかった事でしょうね・・・・
最新鋭といったって、私達の技術にとって見れば足元にも及ばないけど・・・」
そこに、待ちくたびれた彩少尉から無線連絡が入る。
「ねぇ~ミルダ~まだやらないの、外のイタズラの状況が見えるあなた達はいいけど、
建物内の私達は先に入ってきた、一団体には伊集院様が手出しするなって言われているし、他に何の変化もなくて退屈なのよ!!も~待ちくたびれちゃったわ!!・・・早く終わらせて、お遊びしたくて我慢できないんだけど!!」
外の様子が音声でしか分からない彩少尉からの催促だった。
「はいはい、も~分かったわよ!!もう始めるから・・・・確かに、あんましここで油を売っていると伊集院様にも怒られそうだし・・・・・・
そろそろ始めちゃおっか? あ~ぁ、もうちょっとどんな反応するのか見ていたかったんだけどな~・・・」
と、現在の技術では作ることの出来ない装備を身に付けた第三小隊の隊員達に号令をかける。
「さ~ぁ、お遊戯の時間よ!!早いとこ捕まえちゃいましょ!!」
ミルダ中尉が言うと隊員達は一斉に持ち場へ消えていった・・・
「ふふ、同じ第三小隊か~・・・・相手になってくれればい~んだけど・・・」
(その頃、もう一方の第三小隊では・・・・)
通信手が有線電話に切り替え作業にあたる中、急に建物周辺の空気が変わりはじめた!!
何か刺さるような視線の様な、重く伸し掛かる空気に、色々な疑問を持ちつつ警戒に当たっている隊員達。隊員達の連携にミスが出始め、ついに緊張の度合いがピークに達した時、
火蓋が落とされた。
突然!!
「ガサガサ、ガサガサ、ガサガサ・・・・」
と草むらで何かが動いた。
警戒中の隊員が拳銃を構え、暗視ゴーグルを下げたとたん、一匹の野良猫がねずみを追いかけて走っていった・・・
「ふ~・・・猫か~・・・脅かすなよ~・・・」
拳銃をホルスターヘ収め小銃に持ち替え、ほっと気を抜いた直後・・・・
隊員の真後ろで殺気が!!慌てて振り向きざまに拳銃に手をかけようとするが・・・
パシュッ!! パシュッ!!
と音がすると同時に、首筋にかすかな痛みが・・・・
「クッ!!」
ドサッ!! ドサッ!!
ミルダ中尉の第三小隊の隊員が報告する。
「中尉、二名捕獲しました。」
その後、続々とミルダ中尉に捕獲の報告がされた。
(つづく)