鏡（IF）の世界のお話

悪魔の種

悪魔が襲ってくる
町中の住人が逃げ隠れ、被害を防ぐが、町は占拠される

そして、逃げ隠れていた住人達は、抵抗勢力を結成し、戦いに挑む

悪魔を追い詰め攻撃を仕掛ける
数匹の悪魔が攻撃の隙をつき逃げる
見逃さずに、追いかける一人の女
町の袋小路へ追い詰められる悪魔
息の根を止めようと攻撃をしようとした瞬間
後方で、赤く光り・・・
次々と魔法人から出てくる戦闘用悪魔・・・
抵抗もむなしく、拘束され連行される

椅子に縛り付けられ、体の自由を奪われる女
弱弱しい悪魔が部屋に入って気持ち悪い笑い声を上げる

手に持っている容器から、何かの薬のような種のようなものを取り出し・・・

無理やり飲み込ませる

苦しむ女
もがき、床に椅子ごと倒れこむ
痙攣をし始め・・・そのうち動かなくなり・・・
体の色が色白くなり・・・そして、灰色になり・・・最後には、悪魔と同じ青色に

拘束を解かれ、ベッドに横にされている女
ゆっくりと目を覚まし、黄色く光る目を見せる
そして、体を起こし、ニヤリと微笑むと、人間のときにはなかった鋭い牙が見え・・・

そして、魔王に忠誠を誓い、人間の姿に戻り、アジトへと・・・
夕食後、苦しみ床に倒れる住人達・・・

数日後には、人間が平和に暮らしていた町は、悪魔の都市と化していた・・・


闇の奴隷学園

新任教師が学園に来る
大学の教育実習でお世話になった先輩が勤めていた学園
本当なら、先輩と二人で大喜びして就職のお祝いをする予定だったが・・・
連絡が取れなくなってから今日でもう2ヶ月が過ぎようとしている
何事もなかったかの様に、忽然と消えてしまった・・・

調べていくうちに分かった事がある
先輩だけでなく、この学園の生徒までいなくなっている
しかも、必ずと言っていいほど、この学園の寮で生活している女子生徒だけが・・・
そして・・・この学園にはなにやら、きな臭いうわさが存在する・・・
それは・・・
素質のある生徒を、売春奴隷として調教しオークションにかけているとか・・・
しかも・・・あろうことか、理事長自らかかわりを持っているとか

数年が過ぎ、教師としてやることも慣れ生徒からも信頼される様になってきた。
そして、前から付き合っていた彼と結婚することに！

本当ならこの祝いの席に先輩も呼んでいたのに・・・
今頃どうしているのだろう・・・
生きていれば必ず会えると信じて・・・


生まれ来る者

大昔、この大陸には人間を支配していた魔女がいたらしい・・・
でも、今は普通に生活が出来ている・・・
なぜなら・・・魔女に立ち向かい封印した勇者がいたからだ・・・
今でも、町のあちらこちらでその勇者の石像や石碑などがある

先日の誕生日・・・
盛大な誕生パーティーが開かれた。
毎年と同じ感覚で家に帰ってきた僕は、物凄く驚くと共に少し引いた・・・

親戚の叔父や伯母に、何故だか市長達や町の有力者まで参加していた。
そこで聞かされた真実とは・・・

大昔の魔女に立ち向かい封印した勇者は実は僕の祖先なんだとか・・・
そして、その封印する力は先祖代々に受け継がれ、封印が解けないように守ってきたそうだ・・・

小さな刀のない剣を手渡された
（こんな物がなんの役に立つんだろう？）


成人になり何故だか分からないが、封印した魔女について研究するようになった。
どうして封印できたのか・・・
このまま封印ではなく倒す事は出来ないかなど、いろいろ調べて・・・

いつの間にか魔女の魅力にはまり、封印を解く研究に没頭する日々が続いたが、誰もが疑わなかった・・・
まさか、魔女の封印をとこうなどとは・・・