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性転換WC(1) プレゼント

タッ、タッ、タッ、タッ!!

一人の若いサラリーマンがお腹を押さえながら、駅のトイレに早歩きで向かっていた・・・

(うううう・・・昨日の晩御飯か?・・・そ、そう言えば・・・夜中に飲んだペットボトルのお茶・・・あれ・・・開封して何日経っていたっけ・・・)

色々と今までの行動を反省しながら走っていると、目の前に人が!!

ドン!!

「きゃっ!!」

あまりにも急ぐあまり、地面とトイレしか見えていなかったらしく、目の前を通りかかった女子高生とぶつかってしまった!!

「あああ・・・ごめんなさい・・・ちょっと急いでいるんで・・・」
「いった~!!・・・・ち、ちょっと~!!どこ見て歩いてるのよ!!」

ぶつかり、倒れた女子高生は、頬を膨らませ文句を言っている・・・

「で、でも・・・急に前に出てきたのは・・・君の方じゃ~・・・」
「あ、あ~そう・・・当たっておいてそう言う事、言うんだ~・・・」

ジト~っとした目で見る女子高生・・・
こんな事している場合じゃないサラリーマンは、

「ご、ごめん・・・こ、こんな事、している場合じゃ~ないんだ・・・
本当に悪かったから・・・い、急いでるから!!じ、じゃあ・・・これで・・・」

そう言い立ち去ろうとすると、

「ふふっ!!まっ、良いわ・・・許してあげる・・・これ、あげるわ・・・捨てないでね!!」

そう言い、小さな袋を手渡した。

「えっ?な、なに?これ・・・」

不思議そうな顔をしている若いサラリーマン・・・

「ふふふ・・・いづれ使うときが来るから・・・持っていたほうが良いわよ!」

そう言い、無理やり渡すが、

「うっ!!ご、ごめん・・・む、無理・・・も、もう我慢・・・で、出来ない・・・」

そう言い、慌ててトイレの方に走っていってしまった・・・

(あ~あ・・・もうすぐ必要になるのに・・・まっ、良いわ・・・その時まで、待ってて、あげるわ・・・学校遅刻するかもしれないけど・・・)

差し出した袋を手に持ち、慌ててトイレに入っていくサラリーマンの後姿を見つめながら、怪笑する女子高生だった・・・

続く

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