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性転換WC(2) 我慢の限界!!

タッ、タッ、タッ、タッ!!

(あ、後・・・も、もう少し・・・もう少しで・・・)

通勤ラッシュ時の人ごみを、ラガーマンの様にして避けながら、慌ててトイレに駆け込んだ。

(あ、あと少し・・・あと少しだけ・・・少しだけ・・・も、もってくれれば・・・そ、そうすれば・・・・)

トイレに入り、個室を探す・・・
すると、3つある内の手前の二つには、使用禁止の紙が張ってあり・・・
残り一つのドアを確認しようと覗くと・・・

(そ、そんな~・・・うっ!!ダ、ダメ・・・かも・・・神様~・・・仏様~・・・お願いです・・・も、もう少しだけ・・・)

奥の個室の前に行きドアのノブを見ると、赤いマークが・・・・

(そ、そんな~ぁぁぁ・・・・・)

冷や汗をかきながら、お腹の両手は、後ろに回って・・・
必死に我慢し、片手を震わせながら恐る恐るノックをする・・・

コンコン!!

(ああ~早く出てくれないかな~・・・)

・・・・・・

すると、中から

コンコン!!

とノックが聞こえ・・・

(だ、ダメだ・・・お、俺の人生・・・ここまでか・・・)

コンコン!!コンコン!!

「す、すみません・・・あ、あの・・・が、我慢の限界・・・なんですけど・・・す、すぐに出られます?」

もう一度、ノックを強めに叩き中の人に確認すると、

ゴンゴン!!

「今入ったところ!!メールしてるから・・・そんなに急ぐなら、他当たって!!」

少し、ムッとした様な声で返答が来た・・・

(や、やっぱり・・・ム、ムリ・・・だ・・・よな・・・お、終わり・・・だ・・・俺の人生・・・このトイレで・・・運が無かった・・・は、ハハハ・・・)

焦点の合わない遠い視線で、何かを見る様にフラフラと壁にもたれかける・・・
と、諦めかけた時、駄目モトで隣の個室の扉を確認してみると・・・

(えっ?こ、これは・・・も、もしかして・・・)

使用禁止の個室の二つのうち一つだけが青いマークになっており、

(ドアを押してみよう・・・)

ガチャッ!!

(ま、マジで!!た、助かった~・・・神は俺を見捨てなかった・・・よ、よかった~・・・)

ビリッ!!
ビリッ!!
ジィィィ~~~~
ジィィィ~~~~

ギィィィ~~~

バタン!!ガチャッ!!

空いていたので慌てて、塞いであったテープを破り、その個室に入って便座に座り用を・・・

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

(ふぅぅぅ~・・・・た、助かった~・・・
くっそ~・・・それにしても、あの女子高生がいなければ、ここまで苦しむこと無かったのに~!!
何だよ!あの笑い・・・非常事態だって言う時に・・・
それにしても・・・あの袋の中身・・・何だったんだろう・・・
少し・・・気になるけど・・・
所詮、受け取ったら、また何かに付け込んで、文句を言って金を要求するんだろうな・・・)

続く

性転換WC(1) プレゼント

タッ、タッ、タッ、タッ!!

一人の若いサラリーマンがお腹を押さえながら、駅のトイレに早歩きで向かっていた・・・

(うううう・・・昨日の晩御飯か?・・・そ、そう言えば・・・夜中に飲んだペットボトルのお茶・・・あれ・・・開封して何日経っていたっけ・・・)

色々と今までの行動を反省しながら走っていると、目の前に人が!!

ドン!!

「きゃっ!!」

あまりにも急ぐあまり、地面とトイレしか見えていなかったらしく、目の前を通りかかった女子高生とぶつかってしまった!!

「あああ・・・ごめんなさい・・・ちょっと急いでいるんで・・・」
「いった~!!・・・・ち、ちょっと~!!どこ見て歩いてるのよ!!」

ぶつかり、倒れた女子高生は、頬を膨らませ文句を言っている・・・

「で、でも・・・急に前に出てきたのは・・・君の方じゃ~・・・」
「あ、あ~そう・・・当たっておいてそう言う事、言うんだ~・・・」

ジト~っとした目で見る女子高生・・・
こんな事している場合じゃないサラリーマンは、

「ご、ごめん・・・こ、こんな事、している場合じゃ~ないんだ・・・
本当に悪かったから・・・い、急いでるから!!じ、じゃあ・・・これで・・・」

そう言い立ち去ろうとすると、

「ふふっ!!まっ、良いわ・・・許してあげる・・・これ、あげるわ・・・捨てないでね!!」

そう言い、小さな袋を手渡した。

「えっ?な、なに?これ・・・」

不思議そうな顔をしている若いサラリーマン・・・

「ふふふ・・・いづれ使うときが来るから・・・持っていたほうが良いわよ!」

そう言い、無理やり渡すが、

「うっ!!ご、ごめん・・・む、無理・・・も、もう我慢・・・で、出来ない・・・」

そう言い、慌ててトイレの方に走っていってしまった・・・

(あ~あ・・・もうすぐ必要になるのに・・・まっ、良いわ・・・その時まで、待ってて、あげるわ・・・学校遅刻するかもしれないけど・・・)

差し出した袋を手に持ち、慌ててトイレに入っていくサラリーマンの後姿を見つめながら、怪笑する女子高生だった・・・

続く
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Author:0たか0
注意R-18です。
鏡(IF)の世界のお話へようこそ!
管理人の0たか0です。
ここでは、お気に入りの同人作品やサイトの紹介、
またまた、それに感化させられて自分自身で書いた小説を載せています。

(注意)このブログは成人向けの内容が入っていますので、
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